2023秋アニメ 11月15日視聴分 | アニメ視聴日記

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日々視聴しているアニメについてあれこれ

2023年秋アニメのうち、11月14日深夜に録画して11月15日に視聴した作品は以下の1タイトルでした。

 

 

ミギとダリ

第7話を観ました。

今回はミギとダリが母親の死の真相に一気に近づく話となりました。そういうミステリーとしての盛り上がりに加えて、再びダリが女装してサリーに化けて、そこにミギが絡んできてすれ違いコメディの面白味も炸裂していて、非常に面白くて見応えのあるエピソードでありました。

まぜ前回のラストで金髪の長髪のカツラを被って女装して死んだ母親のメトリの変装をしたダリを見て一条家の瑛二が「お化けだ」と怖がったのを見て、ミギとダリは8年前に母のメトリを殺したのは瑛二だと睨みました。それで今回さっそく瑛二から情報を引き出そうとするのですが、ダリは腹案があると言い、その内容をミギには教えず自分1人で実行して瑛二から情報を引き出すと言ったのでミギは不満に思います。

しかし、ダリがミギに作戦内容を言えなかったのも無理のない話で、ダリは女装して瑛二を油断させて情報を引き出そうと考えており、そのためにダリが女装した姿は以前にミギに惚れられてしまって難儀したサリーの姿だからです。あの時、ダリは「遠くの町に引っ越す」と嘘をついてミギを騙してサリーのことを諦めさせたので、そのサリーの正体が実は自分だったなんで今さら言えるわけがない。だからダリは女装作戦についてミギに教えるわけにいかなかったのです。

一方、瑛二はメトリのお化けを見たせいなのか気分が優れず、学校のトイレで嘔吐していました。そこを謎の女生徒に見られてしまい、完璧人間の瑛二が弱味を見せたことで脅迫されてしまうのだが、この謎の女生徒こそがダリが変装したサリーでした。そうしてダリはサリーとして瑛二に嘔吐していたことをバラされたくなければ恥ずかしいところを教えるようにと迫り、子供の頃の恥ずかしい写真を見せるようにと要求する。そうして巧妙に8年前、瑛二が5歳の時の写真を学校に持ってこさせてチェックする。そして写真をチェックした結果、12月24日の写真ではパジャマのボタンが全部揃っているのに12月25日の写真ではパジャマのボタンが1つ無くなっていることに気付いた。

そのボタンというのは8年前のメトリが死んでいた夜にメトリが手に握っていたものであり、つまり8年前の12月24日の夜に何かあってメトリが死に、その際に瑛二が立ち会っていたのだということにダリは気付いた。それで12月24日の夜のことを覚えているのかと問うと、瑛二はその時のことをあまり覚えていないと言う。ただ当時の自分はサンタの存在を疑っていなかったとは言った。瑛二はサリーはサンタの存在を信じていたのかと問い返すが、ダリは「サンタなんか来たことがない」と答える。そして更に瑛二の子供の頃の話を教えるようにと求める。しかし瑛二は自分ばかりが情報を差し出して自分はサリーのことを何も知らないのはフェアではないと思い、学校でサリーについて探るが誰もサリーのことを知らなかった。

一方でミギは学校で以前にサリーに渡したペンダントが落ちているのを発見する。ダリがうっかり落としていたものだが、それを拾ったミギはサリーが戻ってきたと思い喜んでダリに報告する。ダリは慌ててサリーはいないとミギに言いますが、ミギは納得せずサリーの似顔絵を書いて学校中に尋ね人として貼りまくる。しかし、その絵はあまりにも下手だったので実物のサリーとは全く似ても似つかず、それを見てダリは決してミギに捕まることはないだろうと安心します。

だが秋山がミギのノートの落書きをもとにパターン解析してサリーの似顔絵を解読してしまい、リアル版のサリーの似顔絵を完成させてしまい、ミギはこれこそサリーだと喜んで学校中にその秋山版の似顔絵を貼りまくる。しかし、この似顔絵のサリーの特徴が瑛二が探していた謎の女生徒の特徴と一致していると女生徒が証言したことにより、ミギは瑛二とサリーに接点があるのではないかと疑い、瑛二を尾行する。すると瑛二はサリーに化けたダリに呼び出されていて、そこに踏み込んだミギはダリが化けたサリーと再会してしまう。

ミギはサリーとの再会を喜び、瑛二を危険な殺人犯と認識していたのでサリーを瑛二から引き離そうとして連れ出そうとするが、瑛二は既にサリーに惹かれていたのでそれを引き留め、ミギと瑛二でサリーを奪い合う形となってしまう。しかしダリは瑛二から8年目のクリスマスの情報を引き出すことを優先したいので、サリーが秘鳥と親しいと思われてはマズいと思い、ミギを拒んで、自分は瑛二と付き合っていると嘘を言ってミギを遠ざけます。

そしてダリはサリーのフリをして瑛二の家に行き、瑛二に退行催眠を掛けて8年前のクリスマスについて情報を引き出そうとする。それであの手この手で瑛二と一緒に寝ようとするのだが、なかなか瑛二は誘いに乗ってこない。それで義母のブラジャーまで使って色仕掛けまでするのだが、瑛二はまだ恋人でもないのにそんなことは出来ないと言って拒む。それでどうすれば恋人になれるのかとダリが問いかけると、瑛二は「ヴェーゼ」と言い、それが口づけという意味だと分からないダリはそれを承諾する。ところが瑛二に口づけを迫られてしまい慌てるが、それでもミギに真相を持ち帰るために覚悟を決めて瑛二とキスをする。

そうして遂に瑛二と一緒に寝ることに成功したダリは瑛二に退行催眠を掛けて8年前のクリスマスイブの夜に何があったのか聞き出そうとしたのだが、退行催眠の結果、瑛二はイブの夜はメトリと関わることもなく普通に就寝してしまったことが分かった。一体どういうことなのかとダリが困惑していると、なんとそこにミギがやってくる。ミギはサリーに振られたと思って落ち込んでいて、今日サリーが瑛二の家に行くことも盗み聞いて知っていたが、更に落ち込んで家で泣いていた。そこに義父が何度でもアタックすべきだとそそのかしたので、ミギはサリーを取り戻そうとして瑛二の家にやって来たのです。

そうして二階にある瑛二の部屋の窓の外側まで登ってきたミギに対して、サリーに変装したダリは窓を開けて話をして「今は立て込んでいるから帰ってほしい」と言いますが、そこに退行催眠に掛かったままの瑛二が起き上がってやってきていきなりミギを突き飛ばして窓の外に転落させてしまう。慌ててダリはミギの手を握って落下を防ぎ、ミギは助かりますが、その際にダリは慌ててサリーの声色を使うのを忘れて普段のダリの声を出してしまい、ミギはサリーの正体がダリではないかと疑惑を深めてしまう。それでミギはダリの手に噛り付いて歯形を残して、そのまま飛び降りて怒って帰ってしまいます。

一方、部屋に残されたダリはミギをいきなり突き落とした瑛二を非難しますが、瑛二は今の出来事で封印されていた8年前のクリスマスイブの夜の出来事の記憶が戻っていました。それによると、その日の夜、5歳の瑛二は就寝した後に窓を叩く音がしたのでサンタかと思って窓を開けたらそこに金髪の女性が居て、瑛二に触れようとしてきたので怖くなって突き飛ばし、その女性は落下して頭を打って血が流れて動かなくなったのだという。その際にパジャマのボタンを女性に取られたのだとのことです。それで慌てて母親を呼びに行き、再び部屋に戻って母親と共に窓の下を見ると女性は居なくなっており、母親は瑛二に「あなたはお化けを見たのよ」と言い含めたのだそうだ。

その金髪の女性とはメトリであり、だから瑛二はメトリに扮したダリを見た時に「お化けだ」と言ったのです。そして、ずっと母親の暗示によって「お化け」だったのだと思っていたあの夜の女性がお化けなどではなく生身の人間だったということを瑛二が思い出したのは、今回同じヨウナシチュエーションで退行催眠の影響でミギを突き落としたことによって、その手の感触で思い出したのでした。

これでメトリを殺した犯人は瑛二だということが明らかとなり、ダリは急いで家に戻り、ミギにそのことを報告して共に瑛二を殺そうと持ち掛けますが、ミギはダリの手についた自分の歯型を確認して、ずっとダリが自分をサリーの件で欺いていたことを確信し、それで恨んで「お前を赦さない」と言い放つというところで今回は終わり次回に続きます。

しかし、これで一見すると瑛二がメトリを殺したかのように見えて、ダリもそう確信していますが、まだ謎は残っています。瑛二が突き落としてその場でメトリが死んだとすると、どうしてメトリの姿が消えていたのかがよく分からない。実際、ミギとダリがメトリの死体を見つけた場所は同じオリゴン村でも別の場所でした。メトリが実はまだ生きていて別の場所に移動して、そこで誰かに殺されたのか、あるいはメトリの死体を運んだ何者かが別に存在していたのか。また、瑛二の母親は「金髪長毛の女性などこの村には存在していない」と言ったりしており、どうも態度が不自然でした。そもそもメトリは何のために二階の瑛二の部屋の窓の外に居たのかもよく分からない。どうもこの事件はまだ謎が深いようですね。