2023秋アニメ 11月14日視聴分 | アニメ視聴日記

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日々視聴しているアニメについてあれこれ

2023年秋アニメのうち、11月13日深夜に録画して11月14日に視聴した作品は以下の2タイトルでした。

 

 

星屑テレパス

第6話を観ました。

今回からいよいよロケット研究部、いやロケット研究同好会の活動がスタートして新展開に突入していきます。海果がワクワクしているのがよく伝わってきて実に微笑ましい。瞬が皆をリードしていくのですが、モデルロケットの知識など非常に興味深い内容で、少し話が難しかったですけど、その話の難しさを逆手にとってハートフルな展開に繋げていき、瞬もまた海果たちに支えられているという関係性が描かれていて非常に良かったです。また、やはり笑原先生が今回もとても良い味を出してくれています。モデルロケットのイベントも楽しそうで良かった。そして最後に大型ロケットの打ち上げは感動的で、新たなライバル的存在の竜岡科学技術高校の登場からモデルロケット選手権への出場に向けて活動開始という締めで今回は終わり、次回から一気にモデルロケット選手権に向けて物語が盛り上がっていきそうですね。

まず冒頭は、いよいよ部活動の申請が通って部活動が正式スタートする日、部長になって張り切る海果の様子が描かれます。瞬が相変わらずユウが宇宙人であることは信じておらず、オデコパシーもイタいから止めろとイチャモンをつけてきたりしていると、そこに笑原先生が来て、部活動ではなく同好会活動の承認になってしまったとのこと。活動実績が足りないからだそうです。部費はゼロで、部室も無し、顧問は笑原先生だとのこと。それじゃ意味が無いと瞬は怒りますが、海果は同好会で良いと思うと言う。活動実績を作っていれば部活動への昇格を目指せるし、そのために皆と一緒に活動出来るのなら、それこそが海果のやりたかったことだからです。

そうして海果を同好会会長として「ロケット研究同好会」の活動がスタートすることになりましたが、色々とモノ作りをするためには作業場としての部室はやはり必要だろうと瞬は言います。それならということで海果たちは灯台に瞬を案内して、地下の秘密基地まで案内します。いっそこの秘密基地を同好会の部室にしようというわけです。そういうわけで秘密基地で皆で乾杯して、同好会活動の第一歩としたのでした。

そして同好会の最初の活動として、瞬は各自が1本ずつモデルロケットを作って飛ばそうと言う。実はペットボトルロケット勝負の時に瞬が自宅にあった父親の所有物であるモデルロケット用の火薬エンジンを勝手に使って叱られたみたいなんですが、同好会活動をするということで父親と話をつけて、ちゃんと許可を貰って火薬エンジンを使わせてもらえることになったようです。そういうわけで皆でモデルロケットを自作することになりました。「モデルロケット」というのは火薬で飛ばす小型ロケットのことで、公式の世界大会なんかもあるそうで、ちゃんとした競技みたいです。確かに部活動昇格を目指す同好会活動としてはうってつけの活動といえます。大会に出場して好成績でも残せば、それが「活動実績」ということになります。

本来はモデルロケット用のキットが市販されているのでそういうのを買ってきて飛ばすようなのですが、とにかく部費が無いので自作するしかない。ここで続けて瞬がモデルロケットの原理とか、火薬エンジンの種類や選び方、ロケットの作り方などを細かく説明してくれますが、ユウは難しすぎて分からないと言ってオデコパシーで瞬から知識をカンニングしようとして、頭の中が数式だらけになって苦悶したりする。海果も爆発するとか言って瞬にからかわれてビビってしまったりして可愛らしいです。

そうして何だかんだでモデルロケットが出来上がり、海果たちが疲れているのを見て、瞬はつい夢中になって先走ってしまって皆を疲れさせてしまったと思い反省する。そして皆に「悪かった」と謝るのですが、海果はこれで皆でモデルロケットを作れるようになったと言い、瞬のおかげだと感謝してくれます。それを聞いて瞬は、これまで自分の話を難しいからといって興味を持ってくれなかった中学の時に級友たちとは海果たちは違うのだと実感して嬉しく思うのでした。

だが、ユウはやっぱり難しいのでオデコパシーをさせてほしいと瞬にせがみ、そこに海果が自分も作り方が分かったから自分にオデコパシーしてくれればいいと言う。それでユウが海果にオデコパシーすると、ユウは海果が皆に発表したいことが有るのだと言うことに気付き、それで海果は同好会会長として皆に重大な提案をします。それは来月モデルロケットのイベントがあるので皆で見学に行こうという提案でした。海果は同好会が発足した日からすぐに自宅のパソコンで検索して瞬のモデルロケットと同じものを見つけて、そこから辿っていって来月イベントがあるのを見つけたようです。ちゃんと会長として頑張ってますね。

そういうわけで後半パートはモデルロケットのイベントに行く話となります。同好会の4人に顧問の笑原先生を加えた5人でイベント会場に行くと、グルメフェスタと合同開催なのでたくさん屋台が出ていて賑やかでした。その会場で海果たちはペットボトルロケット勝負の準備の際にペットボトルを分けてくれた女性と再会するのだが、相手は竜岡科学技術高校の宇宙研究開発部の部長で2年生の秋月彗という人でした。だいぶ天然ボケな性格ではあったがモデルロケットに詳しい彗に展示ブースなどで海果は色々教えてもらったりして、瞬はちょっとライバル意識を燃やしたりします。

そうしてイベントの目玉企画である大型モデルロケットの打ち上げ式を海果たちが見に行くと、そこに現れたのは彗たち竜岡科学技術高校の宇宙研究開発部のメンバーで、どうやら彗たちはモデルロケット選手権の前回チャンピオンらしい。そうして彗たちが打ち上げた大型モデルロケットが空の果てまで高く飛んでいくのを見て、海果は感動して胸躍らせる。そして瞬は彗に対して、今年のモデルロケット選手権には自分たちも出て勝ってみせると挑戦状を叩きつけ、海果は自分たちも彗たちみたいにモデルロケットを高く飛ばせると思いワクワクするのでした。

 

 

SHY

第7話を観ました。

今回は前回のアマラリルクからの宣戦布告を受けて、シャイたちヒーローが集まってアマラリルクに関する分析をする話が前半パートで描かれて、後半パートはシャイの日常のヒーロー活動が描かれました。前半パートはかなり興味深い内容で、その流れのまま突き進んでくれれば完璧だったんですけどね、後半パートのユルい話で流れが切られてしまった感があります。おそらく次回以降はスピリッツ絡みのシリアスな話が続くのでしょうから、その前の箸休めみたいな話だったのでしょう。

まず前半パートですが、前回北極に現れたスティグマは自分たちの仲間を「アマラリルク」と名付け「夢見る者たち」と言った。そしてアマラリルクの仲間と思われるツィベタという少女は指輪を使わずに氷を操る能力を駆使していた。そしてヒーローを敵視していた。それらの情報を踏まえて、ユニロードは「スティグマは指輪を使わず駆使する能力がヒーローに通じるかどうか試すために北極での事故を起こしてシャイたちをおびき寄せたのだろう」と分析します。そしてその上でスティグマが手応えを得たので姿を現して宣戦布告に至ったのでしょう。

ここでユニロードは「指輪無しで力を使う可能性」について思いを巡らせて「最悪の方向に進んでいるかも」と考えており、どうも指輪無しで力を使うのは何らかの危機を予感させることであるらしい。指輪は転心輪と同じで心のパワーを具現化するものなのですが、指輪無しで力を使うということは、つまり何も媒介せずに生身のままで心のパワーが具現化した状態ということになる。それが可能になると危険なことが起きるということなのでしょうけど、現時点では具体的にはよく分からない。

その後、怪我の治療を終えたスピリッツと共に北極での出来事を再検証しますが、スピリッツが気付いたことは、あのツィベタという少女はスピリッツのことを知っているようだったが、スピリッツはあのツィベタという少女が誰なのか分からないのだという。ただ眠っていた古傷がうずくような嫌な感じがあるとも言う。そしてもう1つ、アマラリルクの構成員と思われる数人が北極に現れたが、彼らはスティグマも含めて全員が子供だった。

そのことがどういうことを意味するのか更に分析するためにはスティグマについてもっと知る必要があるということで、ユニロードはこの場にシャイの友人の惟子を招いていた。実はあの指輪はスティグマの心を結晶化したものらしく、指輪を嵌められた者はスティグマの心と繋がっていたらしい。つまり指輪を嵌められた者はスティグマの心を見た可能性が高い。しかし指輪を嵌められた者は皆その時の記憶を無くしていたのでそれが分からなかった。だが惟子だけはシャイが特殊な解除方法をとったからなのか、その時の記憶を残しており、スティグマの心の中で見た内容を覚えていた。それでユニロードはスティグマについてよく知るために惟子の話を聞こうということで彼女をここに招いたのです。

その惟子の話によると、どうやらスティグマは「世界平和」を理想としているようだとのこと。そしてスティグマの心はひどく子供じみた印象で、成熟することを拒んでいるようだったともいう。そして、その惟子の話を聞いてスピリッツは、あのツィベタという少女は姿形が子供の頃の自分と似ているということに気付いた。だが、それが何を意味するのかは分からず、怪我が回復したら故郷で自分自身のことを調べてみるとスピリッツは言いました。そんなスピリッツをシャイは励まして見送りました。

前半パートはだいたいそんな感じの話で、興味深いのはアマラリルクが目指しているのが「世界平和」だという話。この作品の物語世界ではヒーローの出現によって戦争が無くなって世界は平和になったという設定にいなっている。しかしアマラリルクはヒーローを敵視して倒そうとしている。それはむしろ「世界平和」に逆らう行為に見えるのだが、それでも彼らが「世界平和」を目指しているのだとするなら、彼らから見て「ヒーローによってもたらされた世界平和は偽の世界平和だ」ということになるのかもしれない。そうした考え方の相違には彼らが「成熟することを拒んでいる」ということと何か関係があるのかもしれませんね。

まぁ色々と謎を残しつつ前半パートは終わり、後半パートはシャイが依頼を受けてヒーローショーのお手伝いをするということになり、アニメの魔法美少女ヒロインのコスプレをする。そこは女の子の客が多かったが、シャイは男の子の客に「他のヒーローの格好をしてるシャイは本物のヒーローではない」と正論を言われて凹んでしまう。しかしその子と話をしてみると、その子はシャイの扮していた美少女ヒロインのファンであり、男なのに美少女ヒロインのファンであることを恥じていた。シャイがそんな少年の心を認めてあげたところ、少年はそのシャイの言葉がその美少女ヒロインの劇中のセリフと同じであったので、シャイのことを本物の美少女ヒロインなのだと勘違いして喜んで去っていき、シャイは自分は本物のシャイなのにそれを認めてもらえずガッカリするというお話でした。まぁこっちは基本的にユルいギャグ話でした。