2023冬アニメ 折り返し | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2023年冬アニメも折り返し点となり、ここで一旦、個人的な今期アニメの折り返し時点ランキングを整理してみました。

なお、既に視聴を打ち切っている作品は×マークをつけています。

 

◆Sランク(大満足した作品)

1位 もういっぽん!

2位 メガトン級ムサシ(第2期)

3位 不滅のあなたへ シーズン2

4位 虚構推理 Season2

5位 TRIGUN STAMPEDE

6位 ヴィンランド・サガ SEASON2

 

◆A+ランク(満足できた作品)

7位 ツルネ ーつながりの一射ー

8位 トモちゃんは女の子!

9位 ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

10位 イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

11位 ノケモノたちの夜

12位 転生王女と天才令嬢の魔法革命

 

◆A-ランク(普通に観れた作品)

13位 英雄王、武を極めるため転生す

14位 最強陰陽師の異世界転生記

15位 シュガーアップル・フェアリーテイル

16位 冰剣の魔術師が世界を統べる

17位 犬になったら好きな人に拾われた。

18位 REVENGER

 

◆Bランク(退屈だった作品)

×19位 ブルーロック

×20位 ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第3クール

×21位 東京リベンジャーズ 聖夜決戦編

×22位 魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~Ⅱ

×23位 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2

×24位 Buddy Daddies

×25位 アルスの巨獣

×26位 異世界のんびり農家

 

◆Cランク(苦痛だった作品)

27位 NieR:Automata Ver1.1a

×28位 便利屋斎藤さん、異世界に行く

×29位 氷属性男子とクールな同僚女子

×30位 齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定

×31位 人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

×32位 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

×33位 スパイ教室

×34位 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

 

 

なおA-ランク下位の「犬になったら好きな人に拾われた」は15分アニメなので補正して下げた順位で掲載していて、実質順位はA+ランク下位あたりです。同様にCランク中位の「齢5000年の草食ドラゴンいわれなき邪竜認定」は既に視聴は打ち切ってはいますが、これも15分アニメなので補正して下げた順位で掲載しており、実質順位はBランク中位ぐらいです。

 

クール開始当初は全部で45作品を視聴対象にして第1話を観ましたが、9作品を1話切りして36作品が残り、そのうち「久保さんは僕を許さない」は第6話まで放送した後に第7話以降を放送延期して改めて第1話から2023年春アニメとして放送すると決まったので今期の作品からは除外して、第6話までは視聴するだけはしており、そこで視聴は打ち切った。改めて2023年春アニメとして視聴してランキング対象としたいと思います。

残った35作品のうち、「あやかしトライアングル」「魔王学院の不適合者」「NieR:Automata Ver1.1a」「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」が放送延期となり、このうち「あやかしトライアングル」はおそらく今期では放送再開はせず別クールの作品として改めて第1話から放送することになると思われ、その際に改めて視聴する可能性はあるので今期の作品からは除外することにします。

これで今期の視聴対象作品は現時点では34作品ということになり、このうち「魔王学院の不適合者」「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」は放送延期が決まる前に視聴打ち切りを決めていたので、そのまま視聴打ち切りのBランク作品として固定します。一方「NieR:Automata Ver1.1a」は2月18日深夜から放送再開しますので一旦切っていた視聴を再開して様子見することにします。

この放送再開予定の「NieR:Automata Ver1.1a」を含むと現時点で視聴を継続している作品数は19作品であり、既に視聴を打ち切った作品は15作品あります。この15作品は全てBランクとCランクにあり、現時点では全て完全に視聴を打ち切っており、「一応は観るだけは観ている」という作品はもうありません。なお、「冰剣の魔術師が世界を統べる」は一旦視聴を切っていましたが既に視聴を再開しています。

 

さて今期が豊作か不作かというと、それはまだ折り返しですからハッキリとは分かりません。私の場合はシンプルに面白い作品が多ければ豊作で、少なければ不作という考え方ですので、正直言ってクールが終了してみないと豊作とか不作とか決められないですね。ただ、豊作不作の定義がそういうのではない人もいますので、そういう人の視点ではもうこの折り返し点ぐらいで豊作とか不作とかは決定的になるのだと思います。

私はあくまで「アニメファン」の視点でアニメ作品を観てますけど、これは完全に受け身の視聴者の立場であり、ただ観るだけ。積極的にアニメカルチャーに関わろうとはしない立場です。例えば円盤なんか絶対買わないし、配信サイトさえ契約したくない。アニメ業界に1円たりとも落としたくないという薄情な人種です。そういう無責任な立場だからこそ、徹底的に公平に作品を評価します。ただ、ホントにこういう私みたいな人間はアニメカルチャーに何の貢献もしない役立たずです。

一方で「アニメ業界人」の視点でアニメ作品を観る人もいますし、「アニメオタク」の視点でアニメ作品を観る人もいます。こういう人たちは積極的にアニメカルチャーに関わろうとする人達であり、アニメ業界にお金を落としたり労働で奉仕したりして大いに貢献する人達です。ただ貢献には当然見返りも伴うわけで、貢献したぶん、自分達の望むアニメカルチャーを作り上げる権利があって当然と考える人達でもあります。だから、こういう人達には公平性は最初から期待してはいけない。むしろそんなものを期待するのは失礼です。彼らは偏ったことを言う権利がある。ただ私はこういう人たちの言説を信用しないだけのことです。

「アニメ業界」の推す作品というのがある。例えば前クールにはその極端な例として「チェンソーマン」という作品があった。アニメ業界の大人の事情先行で社会現象を盛り上げようとするような作品です。最近では「SPY×FAMILY」もその類であり「鬼滅の刃」も「進撃の巨人」もそういう側面はあります。コラボ企画が多かったり関連グッズがやたら出回ってたりするのはだいたいこういう「アニメ業界推しの作品」です。

一方で、そういう業界の「大人の事情」で作為的に作り上げられる社会現象に反発して、受け手の側で社会現象を作り上げたいと考えるのが「アニメオタク」という人種であり、そういう「アニメオタク」の推す作品というのもある。前クールではその典型例が「ぼっち・ざ・ろっく!」であり、その前には「リコリス・リコイル」という典型例もあった。アニメオタクというのは一般アニメファンとは違い、ちゃんと出費もして労力も払い、こうした推し作品を盛り上げることで自分達の手でアニメカルチャーを発展させようとする存在です。

もちろんアニメ業界側も単に自分達が儲けたいだけではなく、自分達の主導でアニメカルチャーを盛り上げたいという志を持っています。だからアニメオタク側も業界お仕着せのブームに反発するだけではなく、それに乗っかることも多く、100%「アニメ業界推し作品」というのがあるわけでもなく、100%「アニメオタク推し作品」というのがあるわけではない。例えば「水星の魔女」なんかは両方の側面が半々ぐらいの作品でした。ただ、どちらかに分類できる作品が結構目立ちます。分かりやすい見分け方は、「アニメ業界推し作品」はクール開始前から期待作とされていることが多く、「アニメオタク推し作品」というのはクール序盤で一気に人気作に台頭してくることが多い。

そして、アニメ業界側もアニメオタク側も、目的はアニメカルチャーを盛り上げることですから、公平な目で作品を評価しているわけではない。自分達が推すと決めた作品を一貫してゴリ推ししたがる。さすがに全く期待外れだったり途中で破綻してしまったような作品は見捨てられますが、ある程度の瑕疵は目をつぶって「ヤバい」「神だ」と推しまくる。別に私利私欲でステマしているわけではなく、それがアニメカルチャーを盛り上げることになるという善意しか無いので誰も非難はしません。逆にそういうゴリ推しする作品が無い状態というのはアニメカルチャーが盛り上がっていない悪しき状態ということになります。

そういう、アニメ業界側から見ても、アニメオタク側から見ても、推したい作品が無い状態が世間一般で言う「不作」という状態なのだと思います。逆にアニメ業界やアニメオタクが推したい作品が豊富なクールは「豊作クール」なのでしょう。単純に「面白い作品が多い」というだけでは「豊作」というわけではないのです。アニメカルチャーが盛り上がってこその「豊作」なのであり、その決め手となるのは、クール開始前に盛り上がっている「アニメ業界推し作品」と、クール序盤で台頭してくる「アニメオタク推し作品」の有無なのです。だから、だいたいそのクールがそういう意味での「豊作」かどうかはクールの折り返し点ぐらいにはもうハッキリしているのです。そして、そこで一旦定まった「豊作」評価は、たとえその後にその推した作品が終盤イマイチであったとしても覆ることはなく、そのままゴリ推しされます。逆にそこで「不作」と評価されたクールは終盤に盛り上がってきた作品があっても関係なく、その評価が覆ることはない。終盤に盛り上がってくる作品なんて「そのクールのアニメカルチャーを盛り上げる」という意味ではほとんど意味など無いので、そんなものにはアニメ業界側もアニメオタク側も興味は持たないからです。そんなものに注目しているよりも、その時期は次のクールを盛り上げていくのに忙しい時期だからです。

 

巷の「アニメランキング」というものは大体はこういうアニメ業界的な視点やアニメオタク的な視点が入ったものが多いので、アニメカルチャーへの愛と善意には溢れているのだが、必ずしも公平で冷静なランキングとはいえません。それで私はごく普通の純粋なる視聴者的なアニメファンの視点で、愛も善意も無い、アニメカルチャーに全く貢献しない薄情かつ冷静で公平な視点で、ただただ面白いアニメを見つけるためのランキングを作っています。巷のランキングを見ると「いつもアニメカルチャー全体のことを考えていて愛に溢れていて偉いなぁ」と思います。それに比べて自分は愛が無くてダメだなぁとも思います。でも、愛が無いぶん雑念も無くて公平だとも思います。

確かにアニメ業界的な視点やアニメオタク的な視点では今期は「不作」といえるでしょう。アニメ業界やアニメオタクが推したいような作品が無いからです。まずアニメ業界推しの作品としては、前クールの「チェンソーマン」や「SPY×FAMILY」みたいにキャンペーン的にプッシュされているような作品は無い。しいて挙げれば「ブルーロック」ですけど、これは前クールからの継続作品なので今期の盛り上がりではない。「東京リベンジャーズ」への推しはすっかり勢いが無くなっているし、「スパイ教室」と「ニーア・オートマタ」は多少はプッシュされていたが、前者は序盤でコケてしまい、後者は放送延期で勢いが消えた。

一方、アニメオタクが推してる作品としては今期の筆頭は「転生王女と天才令嬢の魔法革命」だろうけど、「ぼっち・ざ・ろっく!」や「リコリス・リコイル」のような大きなブームに育つようには見えない。次いで「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」だろうけど、原作ファンを超えた人気の広がりを見込めるようには思えない。あとは「お兄ちゃんはおしまい!」や「とんでもスキルで異世界冒険メシ」や「便利屋斎藤さん異世界に行く」あたりがオタク受けしそうな作品ですが、どれもマニアックすぎて大きなブームにはならず終わりそう。

こうなると、どうにもパッとしない地味なクールで、世間的にはアニメカルチャーが盛り上がらない「不作クール」ということになるでしょう。あまりにも国内でパッとしないものだからアニメオタクの皆さんは海外人気だとかそんなのに縋って何とかアニメカルチャーを盛り上げようと涙ぐましい努力を続けています。だが私としてはもともとそういう意味合いでアニメ作品を評価していないので、普通に面白い作品はしっかりありますので、別に現時点で不作クールだとは思いません。ただ、やはりその面白い作品の数が少なめなので、決して豊作クールともいえない状況であり、やはりクールが終了した時点では純粋な意味で不作クールだったということになるかもしれません。

 

それで私のランキングの折り返し点での現状ですが、まずSランクは6作品で、これはちょっと最近のクールの中では折り返し点での作品数としては少なめですが、どれも非常に面白い厳選された作品です。だいたいクールの折り返し点あたりに来ると、各ランクの作品の顔ぶれというのが定まってくるもので、ここから先はランクを跨いでの移動が少なくなってきて、各ランク内での順位の入れ替えが激しくなってくる印象です。今期は何だかそういう傾向が一際強い印象で、このSランクの6作品も最後までSランクに留まっている可能性が高そうです。

ただ、まだ折り返し点ですからSランク内の各作品はそんなに大きな差は無い状況です。もともと良い作品ばかりが集まっているのでSランクですから、終盤になってからならともかく、こんな中盤ではまだ作品の良し悪しだけでSランク内の順位をつけるのは難しい。特に今期は飛びぬけた作品というのが無いのでその傾向が強い。そうなると作品の良し悪し以外に、1クールアニメとしての出来の良さとか流れの良さで比べることになる。

そう考えると、やはり現時点で最も良いのは現状1位の「もういっぽん!」ということになります。現時点で5話目まで視聴済みですが、毎回しっかりハイライトとなる名場面があり内容が充実しており、話のテンポも良くて繋がりも良い。各キャラの心情描写が丁寧でそれらが伏線となって後の話に上手く活かされていて、その伏線と回収のタイミングも程よくて、そういうのが重層的に描かれる非常に質の高い群像劇に仕上がっています。おそらくこのまま更に後半戦は話が盛り上がっていくので、この作品自体が落ちていくということはないと思います。ただ原作の途中で話は終わるでしょうし、そもそも作風がとんでもない爆発力のあるものではないので、他に終盤にとんでもない盛り上がりを見せる作品が出てくれば追い抜かれる可能性はあるでしょう。

そういう意味で「メガトン級ムサシ」は既に終盤の最高潮の盛り上がりにまで到達しているので要注意の作品です。1期が不人気で2期も放送延期を繰り返して今期にズレ込んだこの作品を観ている人自体少ないでしょうけど、この作品だけ進行が早くて既に2期の12話目まで終わっており、残りは3話分であり、ここから大きく崩れるという余地はほとんど無い。内容的にも既にかなりの盛り上がりを見せており、現時点では最も勢いがある作品なのでこれを高評価しないわけにはいかず、前半が溜め回が多かったのでそこがマイナス点になって現状2位にしている。だが更にここからギアを上げて完結する可能性もあり、高い順位でフィニッシュして他の作品の終盤の出来を待つ一種の指標的な役割を果たしそうです。

現状3位の「不滅のあなたへ」も連続2クール作品である2期の後半クールの6話目まで終わっており、残りは4話分となっており、既に終盤の盛り上がりに突入している。当初は溜め回が続いていて、基本的に質の高い作品なので溜め回でも高評価だったがクライマックス展開に入って更に盛り上がって来た。だが「メガトン級ムサシ」と違い、こちらはまだ物語の核心にまで到達していない印象なので現時点では「ムサシ」より下位とした。おそらくこの後は更にギアを上げて前世編の完結まで盛り上がっていくので、元々の質の高さもあって終盤はかなり強い作品として要注目です。

ここまでのSランク上位3作品はほぼ間違いなくSランクから落ちることはないだろうけど、Sランク下位3作品の場合はたぶん大丈夫だとは思うけど不安材料が無いこともない。まず現状4位の「虚構推理」は脚本のレベルは今期随一の作品であり、現在は2期の6話目まで視聴済みで、ちょうど6話目が繋ぎ回だったのでやや順位が下がっているが、どうせ7話目でまた勢いを盛り返してくるだろう。ただ上位作品も強いのでどうなるかは分からないが、とにかく地力が強い作品なので簡単には落ちない。ただ終盤の長編エピソードが「雪女編」のように上手くいけば1位の可能性もある一方で、1期の「鋼人七瀬編」のように失敗する可能性もあり、そうなった場合は最悪Sランクから落ちる可能性もある。

現状5位の「TRIGUN STAMPEDE」は現時点で6話目まで視聴済みだが、まだ物語の佳境には入っておらず、物語の全容が見えてきていないので少し低めの順位にしている。ただ映像のクオリティが別次元レベルで凄い作品であり、キャラの魅力も十分で、もともと名作の呼び声高い作品のリメイクなので、ストーリーも重厚でまず間違いないのだろうと思われ、実際ここまでもほぼ全話素晴らしい内容だった。ここから物語が佳境に入れば死角が無くなり1位を狙える可能性は十分にある。ただ、長編物語のリメイクなので、上手くまとめることが出来ず構成に失敗すればSランクから落ちる可能性もある。

現状6位の「ヴィンランド・サガ」は現時点で2期の6話目まで視聴済みで、おそらく総合的なクオリティの高さでは今期随一の作品であり、作品の良し悪しという観点ではおそらく今期で最も1位に近い作品だといえる。ただ、連続2クール作品の前半クールにあたるため、かなりスロースタートであって、現時点ではまだ物語が本格的に動き出していないので、各話はかなりの完成度の高さでありながら、Sランクの最下位に置いている。今後は物語に動きが出てくるので順位を上げていくことが期待出来ますが、スローペースがずっと続くようならば最悪はSランクから落ちる可能性もある。

 

次いでA+ランクだが、これも現状では6作品であり、Sランクの6作品と合わせてA+ランク以上の作品が12作品というのは、やはり通常クールに比べて少なめといえます。この現状A+ランクの6作品は更に下位のA-ランクの作品とはちょっと差がある印象で、ここから上の12作品はやはり「上位作品」という印象が強い。

このA+ランクの6作品のうち、現状7位でA+ランク最高位の「ツルネ」は現時点で2期の6話目まで視聴済みで、かなりのハイクオリティでSランクに入れても良かったぐらいで結構悩んだのだが、序盤が少しスローペースだったのと、物語の本筋がまだ動き出していないのとを考慮に入れて、ちょっと辛目の評価でA+ランク最高位にした。現状の勢いならばまず間違いなく今後はSランクに上がってくると思う。

現状8位の「トモちゃんは女の子!」は現時点で6話目まで視聴済みで、ギャグアニメとしてかなりレベルは高い作品だが、ギャグだけでSランクに上がれるほどにはギャグで突き抜けてはいない。だからSランクに上がれるチャンスがあるとしたら、このままのレベルをキープした上で、終盤にラブコメも絡めてかなりアツい展開が何度か決まった時なのだろうと思う。

現状9位の「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」は現時点で6話目まで視聴済みで、最初は設定の斬新さで魅せてくれたが、その後はややスローな展開となり、それでも前半の前フリパートを上手く纏めた。後は後半の波乱の展開を出来るだけ早く始動させて、かなり盛り上げることが出来ればワンチャンSランク昇格の可能性もあるだろう。

現状10位の「イジらないで長瀞さん」は現時点で2期の6話目まで視聴済みで、ここまでの前半部分で良いエピソードはかなり良いのだが、外れエピソードもそれなりにあって、そういう点も考えるとSランクにまではちょっと届かないかなという印象。ただ1期もかなり終盤に追い込みをかけてきた作品なので2期も同様の追い込みは期待できる。

現状11位の「ノケモノたちの夜」は現時点では6話目まで視聴済みで、最初の3話は1話完結で綺麗にまとまったエピソードが続いていて高い評価をしていたのだが4話目からの連続エピソードが冗長で話の内容が薄くなり評価が下がった。基本的にはテーマやストーリーは良いのでこのままでもA+ランクには残るだろうけど、序盤の調子を回復して順位を上げてほしいところ。

現状12位の「転生王女と天才令嬢の魔法革命」は現時点では6話目まで視聴済みで、序盤2話は最高の出来だったのだが、その後はスローペースになり話の密度が薄くなった印象。5話ではアクションで盛り上げたが物語的にはあまり動いていない。ただ面白くなりそうなのは間違いなく、後半への期待感は大きい。ただ、さすがにSランクは厳しいかなとは思う。

 

そしてA-ランクも現状6作品あり、ここは視聴を切ろうと思うほどでもなく普通に観れるけど、さすがに高評価するほどでもないというぐらいの作品が集まった印象です。

「英雄王、武を極めるため転生す」は現時点で5話目まで視聴済みで、基本的にはよくある異世界モノという感じのストーリーが展開されていて、実際退屈な場面も多くて、そういう点であまり高評価はしにくい作品なのですが、主人公のキャラが面白く、ちょっと変わった設定も盛り込まれているので、案外と退屈しない作品です。

「最強陰陽師の異世界転生記」は現時点で6話目まで視聴済みで、これも基本的にはよくある異世界モノの典型的ストーリーが展開されていくのだが、割と謎が多くて退屈しない。ヒロインキャラも魅力的で意外と楽しめる作品なのだが、現状「英雄王」よりは物語の本筋が見えてこない感じなので、1つ下の順位にした。

「シュガーアップル・フェアリーテイル」は現時点で6話目まで視聴済みで、序盤はかなり退屈だったが4話目以降面白くなってきている。基本的に地味な作品なのだが、ストーリーはA-ランクで一番しっかりしているように思える。今後の展開次第では意外とA+ランクに上がる可能性はある。

「冰剣の魔術師が世界を統べる」はクソアニメであり、一旦3話目で視聴を切ったのだが、一応どこまでクソになるのか観ていたところギャグアニメとして安定してきていたのでレビュー対象として復活させA-ランクに上げて現時点で6話目まで視聴済みです。基本はクソアニメなので順位はA-ランク下位から動くことはなく、やはり途中で視聴を切る可能性もある。

「犬になったら好きな人に拾われた」は15分アニメなので1ランク下げて補正している順位なので、実質はA+ランクの下位ぐらいの評価の作品。ここまで終始バカバカしい展開で笑えたけど、後半は同じパターンだと飽きてくると思う。だがどうやら謎解きパートが始まりそうなので物語としての面白さにも期待している。その成否次第で結構良くも悪くも順位は動きそう。

「REVENGER」は現時点で6話目まで視聴済みだが、あまり面白くなってきておらず、次がダメだったら視聴を切ろうかとも思っている作品で、暫定的にA-ランク最下位に置いている状態。

 

Bランクは8作品あり、全て既に完全に視聴を打ち切っている作品なので基本的にはこの後も順位の変動は無いと思われるが、下から上がってくる作品や上から落ちてくる作品がここに加わってくる可能性はある。

「ブルーロック」「ストーンオーシャン」「東京リベンジャーズ」は全くダメというわけでもなかったが、かなりダレてきて、このまま最後まで観る意義を感じなくなったので、それぞれ今期分の6話目で視聴を切ることにしました。ビッグタイトルだとか世間で人気があるとか、アニメーションの質が高いとか、そういうのは関係なく続きに興味が湧かない作品は切ります。

「魔王学院の不適合者」は話の中身がよく分からない上に本来の面白さもマンネリ化したので5話目で視聴を切りました。その後、7話目以降の放送延期が決まったようですが、別クールで放送しても多分もう観ないと思うので今期分のBランク作品として評価を確定することにしました。「痛いのは嫌なので防御力に極振りしました」は緊張感が無くてワンパターンでとにかく退屈だったので4話目で視聴を切りました。これもその後7話目以降の放送延期が決まりましたが関係なくこの順位で確定です。

「Buddy Daddies」はストーリーは全く面白く思えず退屈だったが苦痛を感じるほどでもなく、子育てパートなど丁寧な面もあったのでBランクが相当だと思った。「アルスの巨獣」は話がよく分からない上に、全く面白くなってこないので4話目で見切った。だがクオリティは高かったのでBランクということにした。「異世界のんびり農家」はあまりに虚無な内容で3話目で切ってCランク下位にしていたが、その後一応観るだけ観ていたらバカアニメながら意外に楽しい面もあったので、結局キリの良い6話で視聴は切ったがBランク最下位に上げた。

 

Cランクは「NieR:Automata Ver1.1a」以外の7作品は全て既に完全に視聴を打ち切っている作品なので、この7作品は基本的にこの後も順位の変動は無いと思う。

「NieR:Automata Ver1.1a」は3話目終了時点で放送延期になって一旦そのまま視聴を切ると言っていたが、放送再開するらしいので一応は視聴継続して様子見しようと思っている。ただ3話目終了時点での評価は原作ゲームファン向けという作りでアニメ勢の私には全く面白くない場面が多かったのでCランクが相当。ただ3話目のラストから面白くなってきていたので視聴再開後はそれなりに期待はしている。まぁやっぱり原作ゲームファン向けだと判断して早々に視聴を切る可能性も十分あるが。

「便利屋斎藤さん」はショートコント風の作りがつまらなくて4話目で切った。一応5話目の新展開もチェックはしたが面白くなるとは思えないので完全に切った。「氷属性男子」はヒロインの冬月さんは可愛かったがギャグが寒すぎてキツすぎて3話目で視聴を切った。「齢5000年の草食ドラゴン」は15分アニメなので1ランク下げて補正している順位なので、実質はBランクの真ん中ぐらいの評価の作品。最初はギャグが面白かったが飽きたので3話目で視聴を切ったというだけであり、特に苦痛や不快感があったわけではない。

「人間不信の冒険者たち」は純粋に話が全く面白くなくてキツかったので3話目で切った。「お隣の天使様」はヒロインの真昼が好印象だったので何とか作品を好きになれないものかと粘ったが主人公がキモすぎて無理だった。むしろ粘ったぶん印象が悪化して6話目で切った段階でCランク最下位圏内にまで落ちてしまった。それより下位の「スパイ教室」は構成が終わっている作品。最低最悪の序盤3話を終えれば少しマシになるかもと思って6話目まで粘ってみたが、根本的に構成が崩壊してるのでどうにもならなかった。そして最下位の「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」は現代日本人が私利私欲のために異世界で無双して詐欺を働く不愉快極まりない作品で、3話目で視聴を切りました。