こんにちは~。 Nul(ニュール)クリエイター えむです。
このところ、ウエアはほとんど編まず、オブジェ的な作品ばかり手掛けるようになっていましたが、2年越しで自分用に(だから遅くなる)編んでいた作品がようやく出来上がりました。
実は、まだアイロンかけてません。
先日、編物教室で初めて着用したところ、軽くて暖かく、色合いも自分の希望通りのものが出来てちょっとご機嫌なので、あえて新作でご紹介させてください。
といっても自撮りが下手な私なので、撮影をダンナさんに頼みました。
「ベストだけ写ってればOKだから!」
と頼んだら、本当にベストしか撮ってなかった
糸は、ハマナカさんの「ランタナ」を使いました。
ロングピッチの段染め糸なので、前と後ろで色の出方が違います。
まだアイロンかけてないので袖ぐりの端が丸まってる
この作品は、「ヨーロッパの手あみ」2022年夏号に掲載されていたノースリーブプルオーバーを参考にしました。
本ではシルクスピンラメを使っているので夏のウエアですが、あえて薄手のベストに仕上げました。
まぁ~この編み方が想像よりも曲者で…
三目一度した箇所から表目、かけ目、表目の三目を編み出して増し目します。
この操作は表側でのみなので、裏側はただ裏目を編んでくるだけなのですが、うっかりするとかけ目が一瞬でツルン!と落ちます。
しかも一瞬なので落ちたことに気づかず、次の段を編み始めて大穴が空いていることに気づく始末。
かけ目の編地は戻るのが大変なのですよね
そんなわけで、表側も裏側も気を抜けない緊張感。
こんな風になります。
模様編みの仕組みがわかってくると、目を落とした部分まで戻れば修復できるのですが、最初のうちは四苦八苦でした。
そのかわり、苦労した甲斐あって薄手だけどとても暖かい、色合いもボトムに合わせやすいベストとなりました。
慣れてきても気を抜くな!って教訓でしょうかね~。