今日は番外編で、自社で運営しているサテライトサイトの運営についてお話ししようと思います。

普通のSEO会社ならクライアントのバックリンク支援として300サイト以上は自社で運営していると思います。それぞれ運営方法やポリシーによってサテライトサイトの仕様や運営方法は様々です。基本はアメブロやFC2、ライブドアなど親ドメインが強い無料ブログや独自ドメイン、オールドドメインなどでサイトを構築して運営されていると思います。

サテライトサイトを数百も運営してリンクを供給する対策を「自作自演行為」、「グレーなSEO手法」と思われる方はこの記事を閲覧されないほうが良いでしょう。数十、数百のクライアントのサイトを希望のキーワードで上位表示しようと思うと、「完全なホワイトハット」では無理なのです。

まぁ私の意見ですと、「何がホワイトで何がグレー、ブラック」は、「Googleとユーザーが決める事」と思っているので、サテライトサイトからのリンク供給が「グレー」とは思いません。「ワードサラダではない、Googleもユーザーも認めるサテライトサイト」なら自作自演なこの方法でも十分上位表示の助けになります。

と、前置きはこの位にして本題に入りましょう。


SEO効果のあるサテライトサイトの構築方法


環境としては下記の条件とします。

1.有名無料ブログ(アメブロ、ライブドア、FC2、はてな)を200サイトアカウントを取って構築します。

2.各ブログは週2回程度の更新で20記事程オリジナル記事を書きます。

上記の条件で、運営方法と利用方法を間違わなければ、ミドルクラスのキーワードを上位表示させるためのサテライトサイトとしては十分です。※このサテライトのバックリンクだけで上位表示できると言う意味ではありません。

サテライトサイトはあくまでリンクの土台、補助と考えてください。メインサイトにはサテライトサイト以外のソーシャルメディア(TwitterやFacebook)やブックマークなど多種多様のリンクが必要です。


サテライトサイトの構築方法

1.ブログごとにジャンルをきっちり分ける(200サイトですから200ジャンルですね)
※この時点で大手ブログの場合、各ジャンルからリンクが数本もらえます。

2.各ブログの設定は面倒でもキッチリ行う。

解説:手抜きをした設定やブログタイトルを付けると、絶対にSEO効果は半減します。時間を掛けてでも登録したジャンルに合った内容のブログタイトルとカテゴリ分け、表示設定やカレンダーの表示、非表示、RSSの登録先の設定など各ブログごとに細かく設定を行う事が、SEOに効くサテライトサイト構築の基本となります。また、各ブログによって設定もデザインもテンプレートも変えてください。各ジャンルに合った設定がありますので。

絶対やってはいけないのが、「全て同じか似た設定でジャンルも変えていない。ブログ名は作蔵の趣味ブログ」これだけは絶対にやらないでください。SEO効果もなければ削除される確率も上がります。

3.記事は文章だけでなく画像や動画のも入れてバラエティーをつける。

解説:よくSEOブログで記事の「文字数は最低500文字以上で2000文字が適切」など何の根拠も無い情報がありますが、それは間違いで、記事の文字数が少なければ、再生回数の高いYoutubeの動画を紹介すればいいのです。その方が、逆に自然で、バラエティーが出ます。もう1つ言うなら、文字数が少ない(ネタが少ない)場合は、人気のある写真集のサイトや素材集のサイトのサイトショット画像を貼り付けてサイトを紹介すればよいのです。ここでミソになるのは「発リンク効果」です。私がネタに困ったり、記事が書けない時によく使う方法です。ページに文章が少ない場合(2-3行程度で深くない)「ページオーソリティーやトラスト」を諦めて「ハブページ」として使うのです。「そこからメインサイトにリンクを貼る」ろいう行為は同じなのですが、若干リンク効果と評価プロセスが変ります。しかし、上位表示をするためのリンクソースとしては同じ効果を生みます。こうする事によってブログ自体もバラエティーやオリジナリティーが出て、よりSEO効果のあるサテライトサイトになるのです。

結論:上記の事をコツコツ積み上げて行けば、強いサテライトサイトによるバックリンク構築が無料で出来ます。※人件費やその他経費はかかります。


サテライトサイトの運営と管理方法


サテライトサイトの強さを測る

一通りサテライトサイトの構築と記事の書き込み(5-10記事くらい)が終わると、次は各ブログの効果測定をします。その方法を今からお話しします。

同じように運営していても、ブログの登録したジャンルや運営会社によってブログの評価(強さは)にはバラつきがあります。そこでメインサイトにリンクを貼る前に、各200ブログの効果測定を行わなければなりません。効果測定が終わったら、ブログを評価の高い順に1軍、2軍、3軍に分けます。そして、メインサイトの運用暦やドメインの年齢や、コンテンツの量、質やオーソリティーなどによって時には1軍から1本、3軍から2本などとリンクを追加していきます。

では実際に私がやっている効果測定方法をご紹介いたします。

1.記事を投稿して30秒-1分以内にインデックスされるか。

2.記事タイトルで検索して1番かどうか。

3.記事タイトルまたは記事内容の一部(文章、フレーズでもOK)で20番以内に入っているか。

※3番に関してはある程度の運用暦とブログのボリュームがないと難しいです。

初期段階で1軍、2軍、3軍に分ける場合は、1番の記事投稿してからの時間で分ければいいでしょう。しかし、運用暦が長くなると、1番から3番までの評価基準で分け直しましょう。また、月に1回は各ブログの再振り分けをしましょう。(3軍にいたブログが運営暦によって1軍になる事もある。)これを私は「サテライトサイトの棚卸」と呼んでいます。エクセルで管理し、記事を追加した時には必ず上記の効果測定をします。それをエクセルに帳簿として記録しています。そして、そのデーターを下に月1回「サテライトサイトの棚卸」を行っています。

まぁここまでやる必要はありませんが、私の場合はどのサテライトサイトに何のアンカーテキスト、画像でリンクを貼れば効果があるのか興味があるので行っています。しかし、これは貴重な訓練にもなります。これをやる、やらないでは経験値の差は歴然です。

以上です。記事を読んで頂き、誠にありがとう御座いました。


注意事項:サテライトサイトの運営を推奨している訳ではありませんし、これをすれば絶対上位表示できると言う事でもありません。最近は「コンテンツSEO」という言葉もあるくらいですから、この情報を採用する方は自己責任でお願いいたします。

今日はGoogleのサイト評価と自分が評価する順位やオーソリティーの差を縮める方法を私の経験からご紹介したいと思います。


実績を上げているいわゆる「出来るSEO会社や担当者」は、だいたいサイトを見て順位の妥当性であったり、フィルターに掛かっているかどうか、またはペナルティーに掛かっているかなど、サイトの状態を診断できます。しかも更に出来る担当者になれば、Googleのサイト評価と自分のサイト評価の誤差が極めて少ないのです。


この評価誤差が少ない方は、サイトを見て、「何をすれば順位が上がるか」がすぐに判りますし、「この対策をした場合、大体この順位になるだろう」という予測もできます。この能力は「経験」でしか身に付きませんし、数値化する事は出来ません。私が、よくお話させて頂いているのは、「SEOは6割が経験で数値化したり、教えたりする事は出来ません」と言っています。



しかし、どの辺りを経験データーとして蓄積すれば良いのかという事をお話させていただきます。


1.ブログ、実験サイトを作って、クロール頻度や記事を追加して検索上に出てくるまでにどのくらい時間が掛かるかを計測。


2.専門的なサイトを作り、専門的(マニアック)な記事を書いて、QDFが適用されるか。


3.キャッシュとは違うmetaタグの左側に「時間や日付」が付く頻度。


4.「オープンサイトエクスプローラ(OSE)」のドメインオーソリティーやページオーソリティーの数値を参考にする。


5.サーバーの生ログを取得し、「Google-bot」のクロール頻度とクローラーの種類と動きを観察。

※サーバー会社によっては生ログが取得できない場合もあります。


基本は上記の項目を注視して、やった対策にGoogleのクローラーや順位がどう変化したかを注意深く見ていけば経験値は上がります。


因みに私は、サテライトサイトとは別に20サイト程実験サイトを所有しており、毎日上記の基本以外に、色々データー(経験値)を調査しています。


まぁ好きだからやっているので、「ここまでやらないとSEOは出来ないのか?」というと、そうではありません。SEOを殆ど知らない方でもアフィリエイトで業績を上げておられる方々は沢山いますし、難関キーワードで上位表示実績のあるSEO会社さんもあります。


これはあくまでSEOオタクの領域と思ってください。

今日はGoogleペナルティー解決第3弾です。

「外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る」の場合の解決方法をご紹介します。


先日、ある方々とお話させて頂ける機会がありました。その際にSEOでよく言われる「ペナルティー」は実はそんなに存在しなし、滅多に発動しないと言うお話を聞きました。確かにその通りです。私も前から「ペナルティー」と言う言葉に疑問を持ってましたし、多用するのも、お客様やこのブログを見て頂いている方々の「不安を煽っている」と常々思っていました。そこで、これからは「フィルター」と言う言葉を使おうと思います。一応この「解決シリーズ」はペナルティーと言う言葉を既に使っているので、このシリーズ以降は「フィルター」と言う言葉を使わせていただきます。


では、「外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る」の解決策を見て行きましょう。


「外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る」


※物販系やブログで起こりやすい。TOPページではなくサブページの順位が出てくる場合も多い



原因1.重複コンテンツが多い


解決策1.サイト構成や構造の見直しと、カテゴリ名やファイル名の見直しを行う。運営者が、細かく、専門的にカテゴリー分けを行い過ぎると、Google側では「重複コンテンツ」、「類似コンテンツ」またはカテゴリーと認識される場合があります。この場合は、一旦サイト構成やカテゴリー構成を見直し、再構築する必要があります。


解説1:サイト構想を変更した際、URLが変更になったり、カテゴリー名が変わったり、内部リンクが変わる事があり、一旦順位が下がる場合もありますが、私の経験上、中、長期スパン(3-6ヶ月)で見ると、大体順位は現在の順位より上がりますし、ロングテール効果も上がります。



原因2.類似コンテンツ(記事)が多い


解決策2.「ウェブマスターツール」で確認して、「重複コンテンツ」のURLを「URL削除依頼」で削除する。または「siteコマンド」でTOPページより上に表示されているコンテンツを削除(サーバーから削除するか、ウェブマスターツールで削除する)。また、「siteコマンド」の最後のページまで行った後、「ここから再検索してください」というリンクをクリックして、出てくる「内包された重複、類似コンテンツ」も削除する。


解説2:ウェブマスターツールとsiteコマンドを駆使する事で、この「類似、重複コンテンツ」は、Googleの検索データー上から削除する事は可能です。事実、私の実験結果では15サイト中12サイトで順位アップの結果が出ています。しかし、サイトのクオリティーを上げる作業が重要な事は確かです。自分の運営サイトがこの「重複、類似コンテンツ」に判断される状態はサイトが健康ではない状態なのです。


根本的に運営方法を変えるべきでしょう。一時的にURLが削除されてもまた記事を追加したり商品ページを追加すると、同じような状態になる可能性が高いからです。その度に上記のような対策を、いちいちやっていると、運営コストも掛かりますし、いつかは圏外に行ってしまいます。



根本的にサイトの状態を変更する具体例としては下記の通りです。


記事や、商品ページを削除したのに「そのページはありません」というエラーページが該当URLでいつまでも残っている。


解説:エラーページのHTTPステータスコードが「404」ではなく「200」で返されている。または「301」、「302」でサーバー会社のTOPページや「無料ブログ」のTOPページに飛ぶ。(ロリポップがそうですね)この場合Googleはそのページを「コンテンツ、商品ページ」として認識している場合がある。


この場合、サーバー会社に対応してもらうか、「htaccess」を使って、エラーページは「404」HTTPステータスコードを返すようにしましょう。サーバー会社に対応してもらえない場合は、サーバー移転も、やむ終えないでしょう。



原因3.TOPページにリンクが集中している


解決策3.下位ページやカテゴリーにリンクをしてTOPページとのリンクバランスを取る。


解説3:この状態は「頭でっかち」な状態で、土台がしっかりしていない状態です。検索順位は「外部リンク」と「内部リンク」の2種類のリンクによって順位が上下します。※リンクだけで順位が上がる訳ではありません。


サイトの順位安定もそうですが、反応の良いサイトは総じて下位ページがしっかりしてて、外部リンクも多いです。逆にTOPページの外部リンク数の方が少ない事もあります。そういうサイトで難関キーワードで上位表示しているサイトは、TOPページの外部リンクより内部リンクの方が多いです。内部リンクを上手く活用したなワンクッションリンクと言う感じです。



原因4.TOPページとサブページの外部リンクのアンカーテキストが同じか、または類似している(上下文章も含む)


解決策4.サブページのターゲットキーワードを変更して、サブページの外部リンクを一旦少しずつ外し、再度リンクして行く。


解説4:これは、サイトのテーマがぼやけていると言う事と、「キーワード カリバニズム」(キーワードの共食い)状態です。この場合、最近のGoogleでは様々なフィルターに引っかかる可能性があります。上手く外部リンクの力が伝わらなかったり、内部リンクの力が伝わらなかったり、最悪「類似、重複コンテンツ」として判断され、該当キーワードで検索してもTOPページが出てこず、下の方の順位(3ページとか4ページ・・・10ページとか)にサブページが出てくる現象が起きます。


私は最近のGoogleでは「類似や重複」は危険なキーワードと思っています。下位ページであってもしっかりとテーマを決めてブランディングする事が求められて来ています。昔からある「キーワード カリバニズム」も今はアルゴリズムの変更や改変で、その要素を変えて再び注目している項目でもあります。


※上記の情報は、私個人の実験を基に記事を書いています。この情報をご自分のサイトに適用したからと言って、確実に順位が上がったり、フィルターが解除される保障はありません。全て自己責任でお願いいたします。

今日はGoogleペナルティー解決第2弾です。

「どう見てもサイトに力があるのに、2ページ目や3ページ目、最悪圏外」の場合の解決方法をご紹介します。


どう見てもサイトに力があるのに、2ページ目や3ページ目、最悪圏外



原因:1重複コンテンツが多い(ブログの場合、タグやカテゴリーからの内部リンクが原因の場合が多い)


解決策:ボリュームの少ないコンテンツや、テーマが似ている類似コンテンツを1ページに纏めるか削除する。


解説:似ているカテゴリーを細かく分けすぎている場合、カテゴリーに収納されているコンテンツはどうしても内容が薄くなるか、内容が似てしまう傾向にあります。よく物販サイトやブログなどで起こる現象です。このペナルティーの厄介な所は、「見た目は全く問題が無い」のです。原因が特定しにくいタイプのペナルティーです。「siteコマンド」でもIndexページが一番上になっていますし、ちゃんとクロールもされています。サイトボリュームも見た目問題ないのです。そして「ウェブマスターツール」をどの角度から見ても問題が見つからないのです。


私が検証した結果、「siteコマンド」で最後まで見て「ここから再検索してください。」と言うリンクを押すと、Indexページの上にコンテンツページが出てきたり、Indexページ下に大量のコンテンツページや商品ページが現れる事が多々ありました。


これはどういう事かと言うと、Googleから見て「コンテンツとしては未熟なページ」つまり「クズコンテンツ」と判断されていると思われます。このページが多ければ多い程、サイトとしては良くない状態です。該当ページを削除するか、ユーザー用のコンテンツとして残さなければいけない、または、どうしても削除出来ない場合は「ウェブマスターツール」の「URL削除リクエスト」でGoogleのサーバーデーターからURLを削除してください。


もう1つは、「最も的確な結果を表示するために、上の10件と似たページは除外されています。・・・」と言う文章に注目してください。上記の場合と、もう1つ「似たページ・・・そうIndexや他のコンテンツページと類似した」ページなのです。最近の2011年からのGoogleは内部であっても、外部(第三者サイト)であっても「重複コンテンツ、類似コンテンツ」は評価が良くないのです。


「どうも動きがおかしいな?、評価が低いんじゃないの?」と思われた方は、カテゴリーの分類項目が「類似カテゴリ」か、「コンテンツは似てないか」など再度確認してみてください。また、一度「siteコマンド」をチェックする事をお勧めいたします。



原因:2.第三者にサイト丸ごと、または複数ページがコピー(盗用または書き換え類似記事)されている


解決策2:第三者のコピーサイトやコンテンツ、盗用などを見つけた場合は、「ウェブマスターツール」で該当サイト、またはコンテンツを通報しましょう。そして「再審査リクエスト」で自分のサイトがオリジナルである事をGoogleに知らせましょう。場合によっては、「著作権違法」などで法的措置となりますが、その辺りは弁護士さんに聞いて下さいね。


解説2:コピーや盗用されているかどうかは、ページのタイトルタグや文章の一部をGoogleの検索窓に入れて検索します。「コピーや盗用」されている場合、自分のサイトのページ全く同じ一部文章の第三者のページが出てきます。私はのこ方法で探しています。


※その他に効率的な方法があるかも知れません。一度Googleで調べてみてください。




原因:3.外部リンクのアンカーテキストが最適化(分散)されていない


解決策3:「オープンサイトエクスプローラ(OSE) 」の「Anchor Text」でアンカーテキストの偏りを調べる事が出来ます。自身のサテライトサイトでバックリンク構築している場合は「アンカーテキストの分散」をしてください。キーワードを含めないアンカーやURLアンカー、サイト名(タイトルタグ)などで分散してみてください。場合によってはリンクを外すと効果がある場合もあります。


※「オープンサイトエクスプローラー(Open Site Explorer) 」は無料登録と有料登録があります。無料登録でも十分使えますが、更に詳細を知りたい方は、有料登録をお勧めいたします。


解説3:SEO業者などに依頼している場合はご契約のSEO会社に相談するのも手です。しかし、どうしても追加コストや要望に応じてくれない場合は、「アンカーテキストを分散した外部リンクを追加」する必要があります。


これも無理な場合は、最終手段として「内部リンクのアンカーテキストの変更」を行って見てください。キーワードを含めない内部リンクや「TOPページ」、「こちら」など色々試してみてください。


※最後の対策は私自身、10サイト中3サイトしか効果がありませんでしたので、あくまで「どうしようもない」時に行ってください。「内部リンク」と「外部リンク」は評価のプロセスが違うので、逆効果になる場合があります。対策は慎重に時間を掛けて行ってください。


SEO対策を熟知している方は、内部対策と外部対策のバランスを考えて併用して対策した場合、早く効果が出る場合もあります。この辺は、経験と勘、センスに依存することになります。




原因:4.リンク元のサイトが同じ種類のパターンが多い(ブログばかり、Yomiばかり)


解決策4:これはタイトルの通り、ブログやYomi以外のリンク先の確保になります。「ソーシャルメディア」や「はてなブックマーク」、「Naverまとめ」、独自検索エンジンの「Kynny 」への登録などを行う。


それと同時にサテライトサイトからのリンクを1つずつ外すと言うのも平行して行っても良いでしょう。リンクを外す場合は一気に外さないでください。1リンクずつ時間を掛けて、順位の変動を見ながら外して行ってください。


解説4:2011年からのGoogleはサイトだけでなく、「リンク元の類似性」も評価対象としているかもしれません。私のテストサイト15サイトで「関連性リンクの効果検証」を行った際、見事に11サイトの順位が大幅下落しました。中には圏外のサイトも数サイトありました。


※実験の15サイトは全て独自ドメインでサーバーもIP分散のため、3社に分けて設置しました。バックリンクは大手無料ブログを10社30サイト作成し、実験を行いました。実験環境はこんな感じです。


それで、「関連性リンクの効果検証」で分かった事は、「関連性」ではなく「類似性」でした。詳しいプロセスと内容はご勘弁ください。ただ、いえる事は2011年からのGoogleはサイトの「類似性」や「重複コンテンツ」は勿論、さらに「リンク元サイト」の「類似性」や「重複性(外部なのでコンテンツではない)」も見ていると私は考えています。


※このブログに書かれているSEO対策の情報は私が独自に行った実験結果を元に執筆しています。この情報を自社、またはご自分のサイトに適用する場合は、自己責任でお願いいたします。

今日は前回紹介した「Googleペナルティーの原因について 」の記事の「外部リンクをいくら貼っても順位が上がらない」場合の解決策を紹介したいと思います。


原因については「Googleペナルティーの原因について 」に書いていますので、参照してくださいね。では解決策を見ていきましょう。


先の記事でも書きましたが、対象サイトは開設してから1ヶ月以上から3ヶ月以上です。



「外部リンクをいくら貼っても順位が上がらない」



原因:1.サイトボリュームが足りない


解決策1.コンテンツを追加して「サイトボリューム」を増やす。


解説:これは単にページを増やすのではなくサイトの構造も考慮に入れて「コンテンツ層を厚くする」という事です。カテゴリーやディレクトリなどの階層を作ってコンテンツを追加します。その際気をつける事は「コンテンツの整理整頓」です。闇雲にページを増やしたりすると逆効果になり、順位が下がったり、別のペナルティーに掛かったりする場合があります。私の経験上、代表的なペナルティーは「TOPページが出てこず、サブページが出てくる」というパターンのペナルティーになる事が多いです。




原因:2.コンテンツがオリジナルではない。


解決策2.一旦全てのページを削除、または書き直す。

解説:これは問題外です。よく「サテライトサイト」で見受けるパターンで、「ワードサラダ」や「スクレイピング」サイトが多いです。この場合、様々複合ペナルティーを受けている可能性があるので、サイトのコンテンツ、構造自体を変更する必要があります。対策後、Googleウェブマスターツールで「再審査リクエスト」を行ってください。最近では、「引用」の割合が多いサイトもこのペナルティーに掛かる確率が高くなっています。これは、まだ日Googleには本格導入されていないであろう「パンダアップデート」では確実に引っかかりそうです。今から早めの対策をお勧めいたします。




原因:3.重複コンテンツが多い


解決策3.サイトの構造を変更して「カテゴリー」「コンテンツ」を整理整頓する。あえてユーザビリティーを下げる。

これは、ブログや各種CMS、テンプレート型のショッピングサイトによく見かけます。「内部対策」が主な作業となります。ユーザビリティーを考慮するがあまり、異なったURLで同じ内容のページ(コンテンツ)が存在する状況です。例を挙げるとブログの「カレンダー」、「タグ」、「過去記事」など様々な異なったURLで同じ内容のページが存在する事です。この場合は、ウェブマスターツールで「URL削除申請」を行うのが近道でしょう。出来るなら事前に「カレンダー」、「タグ」、「過去記事」などのテンプレートに「noindex、nofollow、noarchives」を入れておくのが賢明です。ブログの場合、「カレンダー」、「タグ」、「過去記事」などを表示しない設定をしておけばいいでしょう。




原因:4サイトのオーソリティーまたはトラストが低い


解決策4.この場合は複合要因が多いです。サイト側の問題と外部リンクの問題があります。「オーソリティー」、「トラスト」を上げるのは一朝一夕に出来る事ではないので計画を立てて時間を掛けましょう。解決策の近道としては、QDFアルゴリズムソーシャルメディア上手く使う事をお勧めいたします。(※QDFにつきましてはGoogleで調べてください。)話題性のある「時事ネタ」や「How to」などのコンテンツを作り、「Twitte」rや「Facebook」、「Naverまとめ」、「はてなブックマーク」などで注目してもらいましょう。これを、2~3回別コンテンツで繰り返せばQDFアルゴリズムに引っかかる確率も高くなり、ドメインやサイト、ページのトラストやオーソリティーは劇的に上がります。また、「オーソリティー」または「トラスト」の高いサイトや「同業者や関連性」の高いサイトからのリンクも効果があります。


※引用率が高かったり、コピー記事など、スパム的な内容の場合、逆効果となり、最悪圏外という事になりかねませんので、程々にしましょう。




原因:5.リンクを貼る間隔が短い(一気に貼ると圏外に行きます。)


解説5.これは言うまでも無く、「ツールによるYomiサーチへの登録」などです。一気に同じアンカーテキストでリンクを貼ると、高い確率でペナルティーに掛かります。この場合は、リンク作業を一旦止めて、オリジナルコンテンツの追加など「サイトの充実」を図りましょう。その後で登録したリンクを外して行きましょう。この場合も一気に外すのではなく地道に外して行った方がよいでしょう。ある程度外し終わったら、Googleのウェブマスターツールで「再審査リクエスト」を行いましょう。1回の申請でペナルティーが解除されない場合は、上記の作業を繰り返しましょう。


私の経験上、「ペナルティーを受けてる状態」と「ペナルティーを受けていない状態」とでは、順位も劇的に違いますし、リンクを追加したり、コンテンツを追加した時のGoogleの反応が明らかに違います。地道な作業となりますが、根気よく行うのがコツです。


※上記のペナルティー解除方法はサイトの状態やバックリンクの状態によって効果は異なります。この記事の対策を参考にする場合は自己責任でお願いいたします。

今日はGoogleのペナルティーについてお話ししたいと思います。

※サイトを公開して1ヶ月から3ヶ月以上を対象


ペナルティーには様々なパターンと種類があります。私が認識しているだけで16種類あります。それぞれサイトに出る影響と原因、対処方法が異なります。


大まかに分類すると、「順位に影響する場合」と「クロールに影響する場合」の2種類になります。今日は「順位に影響するペナルティー」をお話ししたいと思います。


順位が下がるペナルティー現象のパターン


1.外部リンク(通常のサイトから)をいくら貼っても順位が上がらない


2.どう見てもサイトに力があるのに、2ページ目や3ページ目、最悪圏外


3.外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る


4.何もしていないのに順位が乱高下する。


とざっとこんな感じです。では1つ1つ原因を探っていきましょう。




外部リンク(通常のサイトから)をいくら貼っても順位が上がらない


原因: ※下に行くほど重要度が下がります。

1.サイトボリュームが足りない

2.コンテンツがオリジナルではない。

3.重複コンテンツが多い

4サイトのオーソリティーまたはトラストが低い

5.リンクを貼る間隔が短い(一気に貼ると圏外に行きます。)


どう見てもサイトに力があるのに、2ページ目や3ページ目、最悪圏外


原因:

1.重複コンテンツが多い(ブログの場合、タグやカテゴリーからの内部リンクが原因の場合が多い)

2.第三者にサイト丸ごと、または複数ページがコピー(盗用または書き換え類似記事)されている

3.外部リンクのアンカーテキストが最適化(分散)されていない

4.リンク元のサイトが同じ種類のパターンが多い(ブログばかり、Yomiばかり)


外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る


原因: ※物販系やブログで起こりやすい。TOPページではなくサブページの順位が出てくる場合も多い

1.重複コンテンツが多い

2.類似コンテンツ(記事)が多い

3.TOPページにリンクが集中している

4.TOPページとサブページの外部リンクのアンカーテキストが同じか、または類似している(上下文章も含む)


何もしていないのに順位が乱高下する。


原因:

1.リンク元サイトの質(オーソリティー、トラスト)が悪い

2.第三者がサイトをコピーまたは記事を盗用、リライトなどをしている

3.リンク元サイトが何らかのペナルティーに掛かった


以上となります。上記原因に対する解除方法などは、また後日にお話しします。


※ペナルティーの種類、原因、解除方法はサイトによって異なります。また、ペナルティーの確実な解除方法はありません。ペナルティーを「解除する」、「解除しない」はGoogleが判断します。予めご了承ください。

今日は「アルゴリズム」についてお話いたします。※Googleを基本とします。



インターネットなどでよく「アルゴリズムは評価項目が200以上あって・・・」と言う記事を読んだことがあると思いますが、私のGoogleアルゴリズムの考え方は少し違っています。アルゴリズムは大きく分けて「基本アルゴリズム」と「評価アルゴリズム」の2種類に分けられます。



Google検索をパソコンに例えると、「Windows」や「MacOS」などOSと呼ばれる基本ソフトが「基本アルゴリズム」です。そして「ワード」や「エクセル」、「フォトショップ」などの単体ソフトが「評価アルゴリズム」となります。全ての単体ソフトはOS上で動作します。それと同じく「基本アルゴリズム」の上で「評価アルゴリズム」が動いているのです。



基本アルゴリズムとは


基本アルゴリズムは「普遍のルール」です。このルールに従って各評価アルゴリズムが独自の評価ルールで各自ポイントを付与します。


では基本アルゴリズムと何なのか?と言うと、それは「リンクを辿ってサイトを見つけ、サイトデーターを保管する」と言う事と「リンク(投票)によってサイトを評価する」です。そう、基本アルゴリズムは「リンク」なのです。


勘違いされては困りますが、「基本アルゴリズム」で順位が決まる訳ではありません。あくまで「評価アルゴリズム」とセットによって順位が決まります。


Googleの「普遍のルール」は”リンクによるサイトデーターの取得と評価”です。※サイトデーターの取得とは「インデックス」の事です。


評価アルゴリズムとは


評価アルゴリズムとはその名の通り、各評価アルゴリズムが持つ「独自ルール」に従って取得したサイトデーターを評価するアルゴリズムです。この「評価アルゴリズム」がよくインターネットのSEO記事で見かける「Googleのアルゴリズムは200以上あって・・・」という部分になります。


SEO業者や個人が検索順位を上げるために解析しているアルゴリズムがこの「評価アルゴリズム」です。これらのアルゴリズムは各自特化した動きをしており、また、他の評価アルゴリズムと互いにリンクしています。1つの評価アルゴリズムでポイントを与えている訳ではないのです。


例えば、「リンク評価アルゴリズム」があるとします。リンクに関する評価をします。「SEO対策」のアンカーテキストでリンクが貼られた場合、「このサイトは”SEO対策”について情報を提供しているサイトだから評価ポイントをあげよう」という動きをします。ここまではSEO業者でも個人でもご存知と思います。しかしこの「評価ポイントを付与する」という動きの過程には様々な別の「評価アルゴリズム」が関係しているのです。


では、「リンク評価アルゴリズム」に関連する別の評価アルゴリズムを数個挙げましょう。


・リンク評価アルゴリズムに関連していると思われるその他の評価アルゴリズム


1.辞書(日本語解析)

2.ドメインオーソリティー(ドメイン評価)

3.サイトオーソリティー(関連性、コンテンツ評価)

4.サイトトラスト(そのサイトが信頼できるバックリンクを受けているか)

3.ページトラスト(そのページのコンテンツ、バックリンクが信頼できるか)

4.リンク年数(ドメインエイジのようなものリンクエイジ※すぐに外れるリンクは有料リンクと判断される事もある)

5.発リンク


などです。まだありますが、ここでは割愛いたします。


これらの評価は一気にされるのではなく、数回、数十回に分けて解析、評価されます。相当強いサイト(政府機関など信頼の高いサイト)で無い限り、リンクを貼ってから評価されるまで時間が掛かるのはそのためです。


よく言われている「IP分散」や「アンカーテキスト分散」、「ワンクッションリンク」などはその手法1つで順位が上がる魔法の手法ではないのです。


「アンカーテキスト分散」は多分「辞書(日本語解析)」の評価アルゴリズムのポイント付与が高いのでしょう。上記の評価アルゴリズムの関連の部分を見ていただいても分かるように、「アンカーテキスト分散」をしたから順位が上がる訳ではないのです。


だからAのサイトでは「アンカーテキスト分散」で順位が上がったけどBのサイトでは上がらないと言う事例が頻繁に起こるのです。


効率よく順位を上げ、「上位表示」という目標を達成するには、「評価アルゴリズム」の特性を知り、また関連性も知る必要があります。そして重要な事は「自分のサイトには何の評価が足りないのか」を見極める力です。


これは経験と、実験を積めば誰でも見極める力がつきます。後は私の「アルゴリズムの考え方」をどう受け取るかによります。人によって考え方や捉え方が違うので、色々試してください。


評価アルゴリズムの解析と攻略の際の注意事項


※ブラックやグレーな手法もこのアルゴリズムの「隙間や誤認識」を突く手法となります。Googleの場合、あまりにも手法が目立つ場合はすぐに対処されます。年間500以上の評価アルゴリズムの修正やテスト、新しい機能の追加を行っています。


私の経験上、理論的に解析してブラックな手法やグレーな手法を見つけることはまず出来ません。殆どが、「ほぼ偶然」で見つけられた手法になります。こう言った手法はすぐにGoogleに対処され、最悪ペナルティーを課せられます。だからこそアルゴリズムの特性を知った上でSEO対策される事をお勧めいたします。

皆さんはGoogleの順位決定には「アルゴリズム」が関与している事はご存知だと思います。アルゴリズムとはGoogleが順位を決める絶対的な「ルール」、「法律」と思ってください。


このアルゴリズムと言うのは常に「変化」しています。「ルール」が変わるのです。昨日まで通用した手法が明日には通用しない事があります。しかし、それは「小さなルール」で、「基本ルールは普遍」と考えてください。


「ブラックな手法」や「グレーな手法」は小さなルールの中で「評価」されて順位が上がっています。殆どがアルゴリズムの隙間を突いた手法でGoogle側が対処するまでの「一時的な効果」でしかありません。現在インターネットで出回っている「IP分散」や「アンカーテキスト分散」、「オールドドメインの活用」などはこの類に入ります。これらの「隙間」は実はGoogleは既に見抜いて対処できる環境にあると思って間違いないでしょう。


ではなぜGoogleは対処しないのでしょうか?それは現実社会と同じでGoogleも営利目的でサービスを提供しているので、「必要悪」として目を瞑っているに過ぎないのです。


しかし、今回の「パンダアップデート」(日本を含むアジア圏では現在適用されていないと思われる。)では「コピーサイト」、「類似サイト」などスパム行為の多いサイトをターゲットに大幅にアルゴリズムを変更しました。近々日本にも適用されるでしょう。


また、SEO対策をする者にとって、やっかいな事に「パンダアップデート」もそうですが、2011年に日YahooとGoogleが一本化された事がSEO対策をする上で、解析を困難にしています。今のGoogleに多くの旧YST(日Yahoo)技術者が移動し、Googleの評価アルゴリズムに旧YSTの要素が導入されているからです。特に日本語解析の分野では旧YSTの技術の方が、Googleよりも高かったからです。この「日本語解析」分野に旧YSTの要素が多数含まれていると思われます。


「日本語解析(言語分析、辞書機能)」は多くの「評価アルゴリズム」に適用されています。例えばアンカーテキストや周辺の文章、キーワード、類義語、共起語などサイトを評価する殆どのアルゴリズムと関係があります。


旧Yahoo対策をされていた方は「旧YSTの気まぐれな順位変動」を経験していると思います。旧YSTの場合はその他の検索エンジン技術が未熟だった為、様々なブラック、グレーな手法で上位表示が可能でした。しかし、Googleのアルゴリズムをベースとした今では旧YSTで通用した手法は今では通用しません。しかし、旧YSTの難解さの要素も継承している今のGoogleはSEO業者泣かせなのです。


これからのSEO対策は、時間とコンテンツ、ソーシャルメディアの活用が重要になるでしょう。小手先の手法は通用しなくなります。センスの無い弱小SEO業者は淘汰されていくでしょう。