今日はGoogleペナルティー解決第3弾です。

「外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る」の場合の解決方法をご紹介します。


先日、ある方々とお話させて頂ける機会がありました。その際にSEOでよく言われる「ペナルティー」は実はそんなに存在しなし、滅多に発動しないと言うお話を聞きました。確かにその通りです。私も前から「ペナルティー」と言う言葉に疑問を持ってましたし、多用するのも、お客様やこのブログを見て頂いている方々の「不安を煽っている」と常々思っていました。そこで、これからは「フィルター」と言う言葉を使おうと思います。一応この「解決シリーズ」はペナルティーと言う言葉を既に使っているので、このシリーズ以降は「フィルター」と言う言葉を使わせていただきます。


では、「外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る」の解決策を見て行きましょう。


「外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが、1週間も持たず元の順位に戻る」


※物販系やブログで起こりやすい。TOPページではなくサブページの順位が出てくる場合も多い



原因1.重複コンテンツが多い


解決策1.サイト構成や構造の見直しと、カテゴリ名やファイル名の見直しを行う。運営者が、細かく、専門的にカテゴリー分けを行い過ぎると、Google側では「重複コンテンツ」、「類似コンテンツ」またはカテゴリーと認識される場合があります。この場合は、一旦サイト構成やカテゴリー構成を見直し、再構築する必要があります。


解説1:サイト構想を変更した際、URLが変更になったり、カテゴリー名が変わったり、内部リンクが変わる事があり、一旦順位が下がる場合もありますが、私の経験上、中、長期スパン(3-6ヶ月)で見ると、大体順位は現在の順位より上がりますし、ロングテール効果も上がります。



原因2.類似コンテンツ(記事)が多い


解決策2.「ウェブマスターツール」で確認して、「重複コンテンツ」のURLを「URL削除依頼」で削除する。または「siteコマンド」でTOPページより上に表示されているコンテンツを削除(サーバーから削除するか、ウェブマスターツールで削除する)。また、「siteコマンド」の最後のページまで行った後、「ここから再検索してください」というリンクをクリックして、出てくる「内包された重複、類似コンテンツ」も削除する。


解説2:ウェブマスターツールとsiteコマンドを駆使する事で、この「類似、重複コンテンツ」は、Googleの検索データー上から削除する事は可能です。事実、私の実験結果では15サイト中12サイトで順位アップの結果が出ています。しかし、サイトのクオリティーを上げる作業が重要な事は確かです。自分の運営サイトがこの「重複、類似コンテンツ」に判断される状態はサイトが健康ではない状態なのです。


根本的に運営方法を変えるべきでしょう。一時的にURLが削除されてもまた記事を追加したり商品ページを追加すると、同じような状態になる可能性が高いからです。その度に上記のような対策を、いちいちやっていると、運営コストも掛かりますし、いつかは圏外に行ってしまいます。



根本的にサイトの状態を変更する具体例としては下記の通りです。


記事や、商品ページを削除したのに「そのページはありません」というエラーページが該当URLでいつまでも残っている。


解説:エラーページのHTTPステータスコードが「404」ではなく「200」で返されている。または「301」、「302」でサーバー会社のTOPページや「無料ブログ」のTOPページに飛ぶ。(ロリポップがそうですね)この場合Googleはそのページを「コンテンツ、商品ページ」として認識している場合がある。


この場合、サーバー会社に対応してもらうか、「htaccess」を使って、エラーページは「404」HTTPステータスコードを返すようにしましょう。サーバー会社に対応してもらえない場合は、サーバー移転も、やむ終えないでしょう。



原因3.TOPページにリンクが集中している


解決策3.下位ページやカテゴリーにリンクをしてTOPページとのリンクバランスを取る。


解説3:この状態は「頭でっかち」な状態で、土台がしっかりしていない状態です。検索順位は「外部リンク」と「内部リンク」の2種類のリンクによって順位が上下します。※リンクだけで順位が上がる訳ではありません。


サイトの順位安定もそうですが、反応の良いサイトは総じて下位ページがしっかりしてて、外部リンクも多いです。逆にTOPページの外部リンク数の方が少ない事もあります。そういうサイトで難関キーワードで上位表示しているサイトは、TOPページの外部リンクより内部リンクの方が多いです。内部リンクを上手く活用したなワンクッションリンクと言う感じです。



原因4.TOPページとサブページの外部リンクのアンカーテキストが同じか、または類似している(上下文章も含む)


解決策4.サブページのターゲットキーワードを変更して、サブページの外部リンクを一旦少しずつ外し、再度リンクして行く。


解説4:これは、サイトのテーマがぼやけていると言う事と、「キーワード カリバニズム」(キーワードの共食い)状態です。この場合、最近のGoogleでは様々なフィルターに引っかかる可能性があります。上手く外部リンクの力が伝わらなかったり、内部リンクの力が伝わらなかったり、最悪「類似、重複コンテンツ」として判断され、該当キーワードで検索してもTOPページが出てこず、下の方の順位(3ページとか4ページ・・・10ページとか)にサブページが出てくる現象が起きます。


私は最近のGoogleでは「類似や重複」は危険なキーワードと思っています。下位ページであってもしっかりとテーマを決めてブランディングする事が求められて来ています。昔からある「キーワード カリバニズム」も今はアルゴリズムの変更や改変で、その要素を変えて再び注目している項目でもあります。


※上記の情報は、私個人の実験を基に記事を書いています。この情報をご自分のサイトに適用したからと言って、確実に順位が上がったり、フィルターが解除される保障はありません。全て自己責任でお願いいたします。