金融リテラシークイズにチャレンジ! | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

今年度もはや半分が過ぎそうです!

そんな今年は、マネー教育のニーズがとても高まっていると実感している年です。

 

やはり4月から高校の家庭科の授業で、金融経済教育が必修となったことは大きいと思います。

社会ではなく家庭科で学ぶところがポイント。

将来の生活のために学ぶべき一つとして、投資や資産形成が位置付けられました。

 

また、先日8月29日の日経新聞の記事では、金融庁が金融教育を国家戦略として推進するよう提言する。と報じられました。社会人層を含め全世代を対象にした新たな制度を議論し、金融商品の販売勧誘ルールも再点検し、金融リテラシー向上を促す環境も整えるとのこと。

 

ついに、全世代でお金の教育が当たり前に!

お金の話は下品という時代から、大人もこどもお金のことをしっかり学んで、生きる力を育む時代になるんですね拍手

 

では、その最近よく聞くようになった「金融リテラシー」という言葉ですが、一体どの程度の、お金に関する知識や判断力のことを指すのでしょうか?何をどこまで勉強すれば良いの?と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

金融庁が示している「最低限身に付けるべき金融リテラシー」で、何歳ごろに、どんな内容を理解しているべきか一覧にした”金融リテラシーマップ”というものがあります。こちらを参考に見てみます。

 

「最低限身に付けるべき金融リテラシー」の内容は

①家計管理

②生活設計

③金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択

④外部の知見の適切な活用

の4分野に分かれます。

 

年齢層は小学生低学年、中学年、高学年、中学生、高校生、大学生、若年社会人、一般社会人、高齢者と分類されていますが、少し例を見てみましょう。

 

例えば、①家計管理の部門

 

「小学校中学年」では、

  •  買い物に当たって、必要なもの(ニーズ) と欲しいもの(ウォンツ)を区別すること ができる など

「一般社会人」では、

  • 収入(手取り額)、支出の特性(一時的か定常的か等) を的確に把握し、先行きの収支見通しを立てることがで きる
  • ○○収支の改善に努め、黒字を確保し、貯蓄や投資を通じて 将来に向けた資産形成を行っている 
  • 必要に応じ、負債(住宅ローン等)も計画的かつ有効に 利用することができる  などなど

 

このあたりはなんとなく想像がつきますね。

 

ではこちらはいかがでしょう。

 

③の金融分野共通の項目では

「大学生」から

  • リボ払い
  • ドルコスト平均法
  • 72の法則

という言葉が出てきます。

 

ドルコスト平均法:定期的に定額で購入する方法

 

72の法則:  複利計算により、お金が2倍になる年数が簡単にわかる便利な算式。「72÷金利≒お金が2倍になる年数」。 

例えば、年利3%で運用した場合には約24年(=72÷3)で2倍になる。また、金利18%でお金を借りると、「72÷18=4」となるので、約4年で借りたお金は2倍 になってしまう。

 

いかがですか?このあたり、言葉になじみがない方も多いかもしれませんアセアセ

恐らく年齢に関係なく、金融商品を学ぶ時点で最初から抑えるべきポイント、ということだと思います。

成人年齢が18歳になりましたし、大学生から金融商品を検討する機会はもちろんありますよね。

 


ではこの機会に、軽い金融リテラシークイズにチャレンジしてみましょう!たった5問です。

 

 

問1. 家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか

① 家計簿などで、収支を管理する
② 本当に必要か、収入はあるかなどを考えたうえで、支出をするかどうかを判断する
③ 収入のうち、一定額を天引きにするなどの方法により、貯蓄を行う
④ 支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する
⑤ わからない

 

 

 答え:④

 

 

問2. 一般に「人生の3大費用」といえば、何を指すでしょうか。

① 一生涯の生活費、子の教育費、医療費
② 子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
③ 住宅購入費、医療費、親の介護費
④ わからない

 

 

 答え:②

 

 

問3. 金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切な対応はどれでしょう
① 運用は固定金利、借入れは固定金利にする
② 運用は固定金利、借入れは変動金利にする
③ 運用は変動金利、借入れは固定金利にする
④ 運用は変動金利、借入れは変動金利にする

 

 

 答え:③

 

 

 

問4. 10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。
① 2年未満
② 2年以上5年未満
③ 5年以上10年未満
④ 10年以上
⑤ わからない

 

 

 答え:②

 

 

 

問5. 金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。
① 消費生活センター
② 金融ADR制度
③ 格付会社
④ 弁護士

 

 答え:③

    以上5問。

 

 

さて、直前にお伝えした72の法則は思い出して頂けましたでしょうか?ニコニコ

 

こちらのミニテストの点数、

全国平均 50.6 点(一問20点)
性別平均 女性49.4 点
年齢層別平均 (ちなみに30代は44.1 点)
正答率は、
1問目51.8 %

2問目46.2 %

3問目43.4 %

4問目40.8 %

5問目70.8 % です。

都道府県別の平均点も調べられます。

 ぜひ満点を目指したいですね100点

 

そういえば実はこのブログは、すべての方にFP3級レベルの知識をお届けすべく始まったものなんですよね爆  笑

日本FP協会のデータによりますと、FP2級以上でFP協会に認定されている方だけでも、業種別属性の12%は学生や主婦(夫)とのこと。(2021年7月現在)

金融業界で働いている方だけが持っている資格ではないことがわかりますし、3級の取得者だともっと多いと思います。金融リテラシー向上のため、今後はますます興味を持たれる方が増えるかもしれません。

 

 

またお子さんにとっては、学校で教えてくれるようになっても、一番身近な存在であるお父さん、お母さんの協力は必須です。

金融商品の知識はどこでお勉強できても、根底にあるお金の大切さを教えられるのは、お給料を稼いでくれているお父さんお母さんだと思います。

一番身近な単位である家計についても、ぜひ一緒に話をしてみてくださいね飛び出すハート

 

 

ご紹介した金融マップとクイズのページはこちらです。詳細や解説など、ぜひご参考ください。

 

 

 

 

 

また、キッズマネーステーションでは、金融庁の金融リテラシーマップに沿った講座をたくさん開催しております。親子でお金のことを楽しく学べる内容となっております。こちらもぜひご参考くださいね😊