夏休みも終わりますね…
うちの子はお仕事体験に行って、
疑似通貨を稼いでニンマリしていました…
楽しく稼いで楽しく使うことは良いことですね
さて今日は、駆け込み需要が急増しているジュニアNISAについて考えてみたいと思います。
ジュニアNISAとはこども用のNISAなのですが、
18歳になるまで引き出すことができず、使い勝手が悪くて人気もなく2023年に廃止されることが決まりました。
ただし、廃止とともに18歳以下でも引き出しOKという変更も決定。この引き出し制限がネックだった人たちが、急いで始めている、という状況です。
気持ちはわかりますね。だって18歳より先に、
いきなり「私立の中高に行きたい」とか言い出すかもしれませんもんね廃止後も成人になる18歳までは運用できます。
制度の詳細はこちら↓
ここで、改めて他の制度も含め確認しておきます。
iDeCo、NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAともに、
運用の口座の種類のことです。
それぞれに違い、特徴はありますが、共通しているのは、
運用益が非課税ということ。
ただ、税金は儲け(利益)にかかるもので、
当然ながら利益が出なければ税金のメリットは得られません。
中身は金融商品ですので、利益が出ず損失になる可能性ももちろんあります
そうは言っても、人生100年
少子高齢社会&インフレによる目減りの対策として、将来必要なお金は自分で作る必要がある時代に。
いずれ運用するのであれば、自分の目的(いつ・なんのために・いくら必要なお金か)、リスク許容度(どれだけの損失に耐えられるか)等を加味して、どの制度を利用するかを検討してはいかがでしょうか
大まかに言うと、個人的には次のように考えています。
・老後の年金の補完目的、長期的に置いておける
→iDeCo向き
・投資経験ありorリスク許容度が高い、
短期で収益を上げたい
→NISA向き
・教育資金や車の購入資金など、利用目的は定まっていない。
より安定的な商品の中で、コツコツ積み立てしたい
→つみたてNISA向き
・さらにこどものための資金を、長期的に置いておける
→ジュニアNISAも追加向き
ここで、ジュニアNISAとの兼ね合いを考えてみます。
ジュニアNISAは、手続きに親が関わるものの、こども本人の(ための)資金です。
親が自分の非課税枠を増やす目的や、親の使用目的のために引き出すということはできないので、ご注意ください。
また、18歳以下の引き出しが可能になっても、引き出しは一括が原則。その後口座は廃止されてしまうので、タイミングは重要。やはり、出来れば長期的に置いておけるほうが◎
何かと面倒だと思ってしまう口座開設手続きですが、良くも悪くも?ジュニアNISA口座は親名義の証券口座がある同じ金融機関でしか開設できません。
その金融機関にもよりますが、例えばつみたてNISA(国の基準を満たした投資信託のみ)と比べると実はジュニアNISAの方が、購入できる商品の選択肢が広がります。
ですので、さらにと書かせて頂きました。↑
iDeCoやNISA等を理解しすでに利用しさらに余裕資金のある方であれば、ジュニアNISAに駆け込みしても、金融機関や金融商品の選択にも迷わず、スムーズにメリットを享受しやすいのではと思います。
まずは焦らず親本人のお金、家計の将来の見通しを立てて、
計画と目的に合わせた運用制度のご検討を
それから、ジュニアNISAのご検討をされてみてはいかがでしょうか
※制度は都度変更になります。この記事が古くなったら、最新情報のチェックをお願い致します。