こんにちは。第1週目のカオリンです。
気が付けは今年もあと2か月切りました。
時の流れの早さに時折カレンダーを二度見するくらい時の流れの速度
に衝撃をうけてます。
さて来月、高校生向けの講座をすることになりました。
テーマ的に「進学・就職・お金」を身近な視点からイメージをつけて
もらう事。
そしてざっくりと返済イメージをしてもらう事。
そんな「ねらい」をつけてカリキュラムを作成中です。
あ、もちろん楽しく!は必須♪
こちらのイベント目的は川崎市役所側の
「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」説明会と情報共有提供の場。
その一コマとしての高校生講座となります。
お近くにお住いの方で対象に当てはまる方、是非いらしてください。
「貸付金」や「奨学金」は、高校、大学と一番お金がかかる時期に、
上手に計画利用し、将来の夢や希望を叶える手段の一つとして活用
することが一番よいとおもっています。
そうそう、「奨学金」といえば!
ひとり親家庭だけではなく、全ての高校生をを持つご家庭にチェック
してもらいたい奨学金の新制度が始まりますね。
最近は、大学生の二人に一人以上が
何らかの形で利用しているといわれている奨学金制度。
その支援が更に『給付型奨学金』と『学費減免制度』導入という形で
拡充されます。ご存じでしたか?
基本的に日本の奨学金制度は、
国や自治体、様々な育英団体などから進学費用を借り、
卒業後、長い年月をかけて返済していく仕組みです。
※ 借主(返済者)=学生自身
大きく分けると以下2つに分かれます。
--公的な奨学金(国、都道府県、市区町村)と、
民間の奨学金(企業、学校独自、新聞奨学金 他)
そして、貸与型と給付型があります。
--貸与型は卒業後に返済が必要で、
給付型は卒業後に返済が不要。つまり貰える奨学金となっています。
その中でも日本学生支援機構には3つの種類があります。
①第一種奨学金
(無利息、成績基準・収入基準が厳密、貸与金額が限定)
②第二種奨学金
(有利息<上限3%以内>、成績基準・収入基準が緩やか、
貸与金額は自由選択)
③入学時特別増額貸与奨学金
(有利息、入学初年度の一時金)
※ 基本的な奨学金に関しての情報は、日本学生支援機構のサイトで
ご確認ください。
残念ながら日本の奨学金は殆どが貸与型の奨学金になっています。
が、なんと、今回はその給付型が拡充されます。
◆給付型奨学金と学費減免制度
来年2020年度から始まる大学無償化制度に関し、
学費(入学金+授業料)の減免認定校が公表されました。
注意してほしいのは、
「大学無償化制度は、国の給付型奨学金と学費の減免はセット」
である、ということ。
たとえ給付型奨学金に採用されても、進学先が減免認定校でなければ
両方の支援制度が受けられないので要注意です。
独自の判断で減免認定を申請しなかった大学・短大・専門学校もあり
ますので、必ず受験を希望される大学の状況をお調べください。
そして進学したらどのくらいお金がかかるのか、他にも利用できる
奨学金があるのか知りたいですよね。
進学資金シュミレーター で調べる事ができます。
給付月額は、世帯の収入区分、学校の種別や通学環境により
異なります。
例)現行の給付型奨学金の最大月額は40,000円(年額480,000円)
それが、月額最大75,800円(年額909,600円)と大幅に支援が拡大
されます。是非シュミレーターを活用して調べてみてください。
◆学費減免制度と給付型奨学金はセットと考える
学費の減免制度と先に解説した給付型奨学金はセットで考えます。
そのため、国公立であれば進学費用が実質ゼロ円、
私立でも大幅に進学費用負担が軽減されます。
これからは、低収入の家庭ほど経済負担が軽くなるという逆転現象が
始まるかもしれない、などともいわれているくらいです。
色々ありますが、せっかく利用できる制度があるのであれば使わない
手はないです。
でも借りる際には、返済時の事を考えて、どのくらいで返済できるか、
等よく考えて金額を決めたいものですね。
それでは、インフルエンザが流行っているようですが、
皆様くれぐれもご自愛ください。では、また次回。