10年定期預金で、本当に必要な利率はどれぐらいあれば安心なのだろう | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

こんにちは

認定講師の近藤正樹です

 

今日のテーマは

10年定期預金で、本当に必要な利率はどれぐらいあれば安心なのだろう

 

 最近のマイナス金利時代。

にもかかわらず消費税増税や増税前のさりげない商品値上げがつづく中

お金は何もせずに置いておくだけなら、その価値はどんどん下がってしまいますよね。

では、自分が持つお金の価値を下げないようにするには、どうすればいいのでしょうか? 

 それは金利を味方につければよいのです。

つまり物価の上昇率と同じか、それ以上の利率があるところにお金を預けておけば、

お金の価値が下がることはありません。

 

 では、実際にどれくらいの利率があればよいのでしょう。

前回紹介した商品の価格で計算してみました。

 

・スズキ アルトX

 93万円(2007年) → 105万円(2017年)

10年定期預金の金利 1.2%

 

・ディズニーランド 大人1日券

 5800円(2007年) → 7400円(2017年)

10年定期預金の金利 3%

 

・象印マホービン 炊飯器

 3万8000円(2007年) → 14万円(2017年)

10年定期預金の金利 14%

 

※価格はすべて、「日経ヴェリタス 第481号」より引用

 

 10年前から現在の物価に追いつくということで、

「10年定期預金」を組んだと仮定して、必要な利率(年利回り)を計算しました。

するとスズキ アルトXは約1.2%の利率が必要

ディズニーランドのチケットは約3%

そして象印の炊飯器にいたっては、なんと約14%!! 

あらためて、銀行の預金では物価に追いつくことができないかが、わかったのではないでしょうか?

 

 10年以降に使いたい、必要な将来のために残しておきたい

定期預金をしているという人は、いますぐに考え直すのが賢明ではないでしょうか?

 

預貯金が減らないので安心という考え方を

別の視点で具体的に紐解いてみました。

このような考え方を皆さんはどう感じますか?

 

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近藤正樹プロフィール

 

IFA

お金の小学校代表

チーム★ライフプラン研究会 認定講師

キッズ・マネー・ステーション 認定講師

 

昭和50年6月18日生まれ

神奈川県川崎市出身。早稲田大学社会科学部卒業

学生時代に好きだった小劇場のパワーあふれる舞台俳優の影響を

受け20代を舞台俳優の活動に専念する。

 

多くの金融機関の方が専門知識を難しい言葉で話す姿に違和感を覚え、

舞台俳優・落語で得た知識と経験を元に、誰もが悩むお金と人生の関係を、

だれもが知っている昔話「桃太郎」を使って

人生とお金の関係をわかりやすく紐とくなど、親しみやすいマネーセミナー講師として活動。

近年では親子向けのお金の教育にも力を入れている。

家庭に帰るとスキー指導員の資格も持つ、10歳と3歳の父親。

 

著書:「お金の小学校」(一間堂)

「誰か教えて!一生にかかるお金の話」(中経出版)

記事掲載:新日本保険新聞・「美的」「DIME」など