なぜ銀行、ゆうちょさんへの預貯金が選ばれるの? | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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こんにちは、桃太郎先生こと近藤正樹です。

 

前回、昔話「桃太郎」が人生とお金の関係を紐解く噺なんです

を読まれての反響の多さにびっくりしました。

お金のことは意外と身近な話の中で描かれているんですよね。

 

 私の回では、将来のお金の準備の仕方、資産運用は身近なものというテーマで

書き綴っていきたいと思います

今回3回目のテーマは

なぜ銀行、ゆうちょさんへの預貯金が選ばれるのか?

 さて、突然ですが皆さんは、自分のお金をいったいどこに投資していますか? 

「投資なんてしていない」

「これから投資や運用を学ぼうと思っいるけど何もしていない」

という方が断然多いのかもしれません。

 

しかし、それは間違いだと思います。

たとえば、お給料は銀行口座に振り込まれますよね? 

それをそのまま全額引き出す人は、なかなかいないと思います。

皆さん、銀行口座には大なり小なり現金が入っていると思います。

これもじつは広い意味で「投資」だともいえるのではないかと思います。

 

 なぜか? 

 

「金融」とはその名の通り

「お金を融通」すること。

 金融機関はお金を持っている方からお金を借り、

そのお金を必要としている方へ融通してあげる、

つまりは貸してあげることをお仕事にしてます。

銀行さんやゆうちょさんに口座を持たれている方は

お金を貸してあげているのです

マイナス金利でどんなに金利が低いとはいえ、

銀行の預貯金には「金利」がついて、預けている方へお礼の謝礼として

いくらか増やして返してあげているのです。

 

つまり、お給料を銀行や郵便局などの口座に入れているだけで、

じつはお金は増えていく……これ、立派な資産運用ではないですか?

 

 そして、「普通預金の金利じゃ物足りないから……」

ということで、多くの人が利用しているのが「定期預金」。

一定期間引き出すことはできません(もしくは制約がつく)が、

金利は普通預金よりもちょっとだけいい。

 

 そう、投資なんてしていない、と思っていても、

じつは多くの人はすでに投資をやっているのです。

 

(厳密にいえば、お金の増やし方は大きく4つに分かれます

預貯金、投資、投機、ギャンブル・・・

この違いはまたいずれさせていただくとしますね)

 

そして、その預け先は銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)の普通預金、もしくは定期預金。

いったいなぜ、そうなってしまったのでしょうか?

その理由は戦後、日本の目覚しい経済発展にあります。

 

・戦後の経済発展

・世界に冠するジャパンマネー

・80年代バブル経済

 

 上に上げたような、過去、日本経済が元気だったことが背景となり、

銀行や郵便局は高い利率を実現。定期預金に預けているだけでも、

十分にお金を増やすことができたのです。

 そして、その頃の「美味しい思い」が多くの日本人に刷り込まれ、

利率のことは忘れ去られ(!)、

「お金を預けるのは銀行・郵便局」ということだけが“習慣”として

残ってしまったのだと考えられるのです。

 

 では、日本経済が元気だった頃の話をもう少し続けましょう。

 

30~50年前、高度成長期やバブル経済など、日本経済はまさに絶頂期にありました。

銀行も郵便局も、あらゆる金融商品の金利は高かったのですが、

なかでも郵便局は国有機関ということもあり、万が一破綻するという心配もない。

しかも、全国どこにでも窓口があるということで、多くの日本人が郵便局の定期預金を利用したのです。

さらに学資保険も金利が高く、お子さんが大学に入ることには掛け金以上の多くの解約返戻金がもらえました。

つまり長らく日本人は安全でリスクなく、さらに金利も高かったこともあり、郵便局を利用して資産を作っていたのです。

 それでは現在はどうでしょう?

1975年には6%あった定期貯金の年利が、2004年には0.06%!! 

当然ながら、マイナス金利が騒がれる近年では、さらに下がっています。

 たとえば100万円を10年間預けた場合、

金利が7%なら2倍の200万円になりますが、0.04%なら約100万4000円。

 30~40代の方で子どもができたご家庭なら、お父さん、お母さんから

子供が生まれたらまずは郵便局の学資保険に入りなさい」

なんて言われた方もいるのではないでしょうか? 

じつは彼らがそう言うのは、郵便局の金利がとても高かった頃のイメージがあるから。

しかし残念ながら、いまはそういう時代ではありません。

「安定高値のジャパンマネー」はもう、存在しないのです。

 今やコンビニのATMより多くの銀行から手数料さえ払えば、24時間いつでも引き降ろせます。

日本人の1年間のATM手数料平均は3500円という記事を目にしました。

0.04%の金利だと100万円が10年で利息4000円のこの時代。

毎年3000円台の引き出し手数料払っていたら、増えるどころか減っていってしまうのが現実なんです。

私は普段マネーセミナーの講師を仕事にしていますが、先日参加された方が

「先生、もし消費税2%上がるならば、買い物するときに今までより多くのお金を払うから、

今まで貯めてきた預貯金だって2%の金利がついてないと減っている気がするし

口惜しいと思うのはおかしいですか?」

と質問されました。

 

皆さん、どう思います?

 

私はこの方の考え方とてもシンプルにその通りではないかなと思いますよ

 

「先生、じゃあどうしたら増やせますか?

今まで増やすことはお金を持っている方の世界だと思ってましたけど、

身近な生活の中で必要なことだと感じてきたんですけど・・・」

 

よし、ではこれから

お金を増やしてきた方々のやっていることを覗いてみましょう

 

というわけで、次回は日本と諸外国の方々とのお金の預け方を比較していきますよ

 

お楽しみに。

 

 

近藤正樹プロフィール

 

IFA

お金の小学校代表

チーム★ライフプラン研究会 認定講師

キッズ・マネー・ステーション 認定講師

 

昭和50年6月18日生まれ

神奈川県川崎市出身。早稲田大学社会科学部卒業

学生時代に好きだった小劇場のパワーあふれる舞台俳優の影響を

受け20代を舞台俳優の活動に専念する。

 

多くの金融機関の方が専門知識を難しい言葉で話す姿に違和感を覚え、

舞台俳優・落語で得た知識と経験を元に、誰もが悩むお金と人生の関係を、

だれもが知っている昔話「桃太郎」を使って

人生とお金の関係をわかりやすく紐とくなど、親しみやすいマネーセミナー講師として活動。

近年では親子向けのお金の教育にも力を入れている。

家庭に帰るとスキー指導員の資格も持つ、10歳と3歳の父親。

 

著書:「お金の小学校」(一間堂)

「誰か教えて!一生にかかるお金の話」(中経出版)

記事掲載:新日本保険新聞・「美的」「DIME」など

マネーセミナー「お金の小学校」随時開催中

ホームページ https://www.okanenoshougakkou.com/

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