こんにちは。
キッズマネーステーション認定講師の柴田です。
10月も下旬になったというのに台風続きですね
この週末には地元の産業祭に出展する予定でしたが、27・28号の影響で中止に
近年、台風だけでなく竜巻にゲリラ豪雨など自然災害が多くなりました。
先日の台風26号では実家の所有する小さなビルも被害に
飛んできたもので窓ガラスが割れ、落下
幸い誰もケガせず、修理代も損害保険で補てんされますが、
近年のように災害が増えると損保にとっては保険金の支払いが多くなってしまいますね。
保険料を決める上で、どれくらいの損害が起きる可能性があるかで決まってくるのが純保険料。
その基準となる参考純率を算出しているのが「損害保険料率算出機構」ですが、
ここ数年の風水害による保険金支払いが増えているため、
それらを保障する火災保険について料率をあげる方針を固めたそうで、
引上げが認められれば2015年にも火災保険料が値上がりすることになります。
リスクが高くなった分、保険料も上がるという事です。
(ちなみに保険会社の経費や手数料部分は付加保険料といい各社の独自算出なので、
同じ保障でも取扱う会社によって保険料が違ってくるんですね)
リスクが高ければ保険料も高い。
でも、各々の持っているリスクは異なります。
建物の構造や設備によってリスクが異なる分、火災保険料も違う。
地震保険では東南海エリアはやはりリスク高という事で保険料高くなっています。
保険のしくみを知ることから、自分がどんなリスクをもっていて、
それをどうマネジメントしていくか考えるきっかけになってくれるといいですね。
マネジメント・・・
保険で経済的損失を補うだけじゃないんですよ。
リスクそのものを生じさせない「回避」(崖のそばに家を建てないとか)
被害の程度を軽くする「制御」(火災報知機やスプリンクラーの設置)
他にも両方被害にあうことの無いよう「分離」したり、
契約等で他の人にリスクを負ってもらうよう「移転」したり。
リスク=保険じゃないってことも知っておいていただけたらなと思います。
それでは、また来月に。