自賠責保険と任意の自動車保険 | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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こんにちは。
キッズマネーステーション認定講師の柴田です。


先日、我が家で使っている車の保険の更新手続きをしました。
今のところ自分の責任になる事故を起こしたことはありませんが、
第1子妊娠中に信号待ちしているところへ追突されたことはあります叫び


その時の事故は妊婦ゆえ念のために医者へは行ったものの、被害はもっぱら車両。
玉突き事故になったため、私の車は前後ともバンパーが落ちたり曲がったり、
車体全体もゆがんでしまったので修理費用がウン十万とかさみましたお金~(結局廃車にしたけど)
さいわい相手方もちゃんと保険に入っている人で、スムーズに処理されて助かりましたが。


すべての自動車は自賠責保険をつけていないと運行することはできません。
だからどんな事故を起こしても保険からなんらかのお金がでるはず・・・と言うのは違います。


自賠責保険は加害者が相手を死傷させて賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。
つまり人身事故、そして運転者(や運行責任者)以外への賠償。
どんなに被害が大きくても、物損事故や自分の怪我には保険金はおりません。
もし、前述の事故で相手が任意の自動車保険に入っていなかったら、
車両の損害を相手が自腹で補償しなければならず、すぐに対応してもらえたかどうか・・・


そして、支払限度額も被害者一人につき死亡でも3000万円が限度。
事故によっては大幅に賠償額に不足する金額。
物損事故でも何百万円という賠償が必要になる場合もありますよね。
例えば電柱に突っ込んでいる車を何度か見たことがありますが、
折れて撤去やケーブル等の移設などが必要となった場合は賠償額が何十万~数百万円になることも。
(かたくてびくともしなさそうな電柱ですが、意外と砕けて折れてしまうんですよ)


その為、自賠責保険だけでなく、任意の自動車保険で万一の事故への備えをカバーするのが一般的だと思いますが、一方で「自賠責入ってるから保険入ってる」と捉えている方も少なからずいるそうです。
運転することで自分がどんなリスクを負っているか、それを補う保険がどんなことをカバーしているのか、きちんと知っておくことが必要でしょう。


事故は起こそうとおもってなくても起こしてしまうこともあります。
便利でよく使うもので、普段あまり意識しないで運転しているかもしれませんが、
何百kgもある鉄の塊を何十Km/時もの速さで動かす責任。
わざとじゃなくても起こしてしまうかもしれない万一にきちんと備えること、大切だと思います。


もちろん安全運転で事故を起こさないのが一番いいことですね。
それでは、また来月に。