中学校の家庭教育学級で保護者向けに
「中学生のおこづかい教育」について講演する
ことになりました
以前にも何校かの中学校でお話しさせていただいたことがあり、
そのときの資料や話の内容を見返してみたのですが、
自分の娘たちも成長して経験したことも増えたので、さらに
いろいろとお話できる気がします
中学生のおこづかい教育の難しいところは、
1.小学生時代からお手伝いをしたり、おこづかいをもらったりしていて
ある程度勤労意識や金銭感覚、価値観が身についている子と、
そうでない子との差が激しい
2.交友関係や活動範囲が小学生のころより一気に広がり、
お金を使う機会が増える。またいろいろな価値観の友達と
付き合うようになる。
3.電子マネーなど「見えないお金」の普及により、子どもがトラブルに
巻き込まれるリスクも増えている。
4.思春期・反抗期を迎えると親の言うことを素直に聞かなくなる。
(正常な成長過程なんですけどね)
「○○ちゃんはおこづかいを××円もらってる」とか「△△君は好きなように
使っても怒られないんだって」とか、友達とくらべるようにもなります。
一方で、それぞれの家庭の経済状況やお金に対する価値観が違うんだと
いうことも敏感に感じ取れるようになります
子ども一人ひとりの性格やご家庭の方針によって、じっくりと取り組む時期
だと言えますね。
近頃では、学校で職場体験などキャリア教育に取り組む機会も増え、
自分の将来の職業や生活についても漠然と考え始める時期でもあります。
そんな年頃の子どもたちとどう向き合っていくか、将来自立できる子に
育てるために親として何を伝えるか、一緒に考える勉強会にしたいと
思っています
ご家庭でも「うちの子はどんな中学生になるだろう?」そんな想像を
しながら、マネー教育に取り組んでみてくださいね。