生命保険料のしくみ | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

第四週担当の志甫真由美です。


早くも3月桜明日は、ひな祭り。月日がたつのは、早いものですね。


春から「保険料が上がる?!」と騒がれていますね。保険料のしくみをみていきましょう。


保険を契約した人が保険会社に支払う保険料は、営業保険料と言われています。


宝石紫営業保険料とは、純保険料(お客様に将来支払うお金)+付加保険料(保険会社の経営に使うお金)です。


●純保険料とは、保険会社がお客さまに支払う保険金にあてられます。(予定利率と予定死亡率により決まります)


純保険料は、死亡保険料(死亡保険金の支払い)と、生存保険料(満期保険金や生存給付金など)にわかれます。


●付加保険料とは、保険会社の経費や利益などにあてられます。(予定事業費率により決まります)


保険料は、3つの予定基礎率に基づいて計算されます。その3つとは、


予定利率:保険会社が運用によって得られる予想収益の割合(予定率が高いと保険料が安くなる)

予定死亡率:性別、年齢別の死亡者数の割合(予定死亡率が低いと、保険料が安くなる)

予定事業費率:保険会社が事業に必要な費用の割合(予定事業費率が低いと、保険料が安くなる)

今回、保険料が高くなるであろう要因は、予定利率が低くなるためです


正確には、金融庁が標準利率を引き下げるためなんです。


支払った保険料(営業保険料)は、純保険料として将来保険金として支払うときのために積み立てられ運用しています。この運用するする金利が予定利率なんです。


予定利率は、金融庁が引き下げを予定している標準金利をベースとしています。


予定利率が下がれば、運用益が減ってしまう・・・。足りなくなった収益を補うために、保険料の値上げが検討されているんです。



「保険料上がるんだ、へ~」ではなく、しくみも理解していただけたら嬉しいですクラッカー