どの保険会社が安全なの? | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

第三週担当の志甫真由美です。


新潟は、すっかり冬です。昨日のお昼には、雪がチラチラと舞っていました雪の結晶


お客様によく聞かれることと言えば、「どの保険会社がいいですか?」「安全ですか?」ということです。


保険とは、長~い期間のお付き合い。20年後、30年後にその保険会社があるかということは、誰にもわからないのです。


私は、いつも保険会社の分散をお勧めしています。父は○○保険会社、母は××保険会社という感じです。


管理が面倒です汗と言われますが、支払は銀行口座から振替のはず・・・。自分の家族を守るためにも分散、分散です。


とは、いっても一応。保険会社の信用力をはかる指標があります。


チューリップ赤ソルベンシー・マージン比率


地震などの予測を超えるリスクに対して、どれだけ保険金を支払える能力があるかを数値で表したものです。


ソルベンシー・マージン比率は、200%を下回ると、金融庁によって早期是正措置がとられます。


*ソルベンシー・マージン比率が200%以上であれば、安全圏と考えられています。


チューリップピンク保険契約者保護機構


保険会社が万が一経営破たんした場合、契約者を保護するために作られた制度です。


保険会社は、原則として強制加入。生命保険会社と損害保険会社で、別々の制度に加入しています。


チューリップオレンジ保護内容チューリップオレンジ
生命保険:全契約の責任準備金の90%

損害保険:自賠責・地震保険=補償割合100%

自動車保険、火災保険、その他の損害保険、短期傷害・海外旅行・傷害保険=保険金支払いの場合『破たん後3か月間は保険金の100%(3か月経過後は80%)』、解約返戻金・満期返戻金の場合『補償割合80%』

年金払積立傷害保険、上記以外の傷害・所得補償・医療・介護(費用)保険=保険金支払の場合『補償割合90%』、解約返戻金・満期返戻金『補償割合90%(積立型保険の積立部分は80%)』


契約者を保護する制度はありますが、自分のお金を自分で守るにはどうしたらいいかを考えながら保険契約をしていきたものです。