またまた、第四週担当の志甫真由美です。
資金計画の目標を決めるとき、将来いくら貯めたいかを決めて貯めたいものですね。次の係数によって決めることができます。
現価係数 将来の額を決めて、今の額を決める係数です。
将来いくら必要かを決めて運用率を考慮して、今、いくら必要なのかを計算します。
10年後に300万円必要です。年金利2%で複利運用した場合、今いくら必要なのでしょうか?(現価係数の場合、係数表が与えられます。)
年金利2%の場合、現価係数は、0.8203です。
3,000,000円×0.8203=2,460,900円
今、2,460、900円あれば、年金利2%で運用すれば、10年後に300万円になるということです。
減債基金係数 将来目標とする額を貯めるには、毎年の積立額はいくらになるのかを求める係数です。
将来貯めたい額を決めて、毎年いくら積み立てればいいかを計算します。
10年後に300万円必要です。年利率2%で複利運用した場合、毎年の積立額はいくらになりますか?(係数表が与えられます。)
年金利2%の場合、減債基金係数は、0.09133
3,000,000円×0.09133=273,990円
年金利2%で運用すると、毎年273,990円積み立てをすれば、10年後には300万円になるということです。
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ともに、将来の目標額を決めて使用する係数です。
違いはなんでしょうか?
現価係数は、一度にドーンと用意するお金を求めること。
減債基金係数は、毎年用意するお金を求めること。
係数の違いをしっかり理解していきましょう。
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の係数は、また来月の第四週に説明していきますね