資金計画の目標を決めよう! | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

第四週担当の志甫真由美です。


新潟に引越しをしました。こちらは、稲刈りが始まり、枯れ葉が舞って秋の気配を感じます。過ごしやすいというよりは、肌寒いですね。みなさん、体調管理に気をつけていきたいものですね。


資金計画をたてる時には、目標を決めることが大切です。


目標は、係数という数値を使うと簡単に出すことができます。FP3級の試験に必ずでる計算問題ですので、きっちり覚えておきたいところです。


係数は、6つ確実にものにしておきましょうチョキ一つ一つ説明していきますね。


1 終価係数 今の額から将来の額をきめる係数です。


〇〇金額を年金利〇%で預けたら(運用したら)、△年後にはいくらになりますか?という問題で使用する係数です。利息は、元金に含めていく複利運用で計算していきます。


「1000万円あるんだけど年金利2%で預けたら、20年後にはいくらになるのかしら。」


年金利2%の終価係数は、1.486です。

(問題によっては、係数表が記載されています。)

1000万円×1.486=14,860,000円 

1000万円を年金利2%で20年間預けた場合、

元利金(利息を含めて)14、860、000円になります。486万円の利息がつくということです。


四つ葉 終価係数は、係数が与えられなくても電卓で簡単に計算できます。


(1+年金利)年数乗です。

例でいいますと、(1+0.02)20乗=1.48594739・・・・となります。


計算機の使い方は、計算機によって異なる場合がありますが、「1」「+」「0.02」で「1.02」になりますね。その後「×」を1回「=」を19回です。

これで、1.48594739・・・になりませんか?これが係数となります。


1.48594739・・・・に1000万円をかけて下さい。「×」「10,000,000」「=」14,859,473円になりましたか。約1,486万円となりますね、どうですか?計算できましたでしょうか。



この計算機の使い方は、複利計算を行なうときに使います。

今回は、「20年後」なので「×」を1回、「=」を19回です。

5年後ですと「×」を一回、「=」を4回となります。


100万円を年金利3%で5年間運用する場合。

100×(1+0.03)5乗=100×(1.03)5乗

               =100×1.1592740・・・・
               =1,159,274円

             

この計算機の使い方は、是非、覚えて下さいね。


星 1000万円を20年後に1400万円にしたいという目標は、年利率2%で叶えられるといことがわかりますね。


今あるお金をいくらで運用していくか!自分が働くことも大切ですが、お金にも働いてもらうことを考えていきましょう。