ものすごく寒い日々が続いていましたが、やっとやっと緩んできた感じですね~♪
先月末から早くも1ヶ月。気候のことを考えても、その移り変わりに驚いてしまいます。
ところで、私、先月のこのblogで、「日本の国債の格付けが下げられる!」ことについて書きました。
その中で、わたくしとしたことが、大事な点に触れないで記事を終えてしまっていたことに気づきまして・・・

今日はそのフォローの記事を書くことにします

先月の記事の最後のほうで、
国債格付が下がる→国際社会における円売り加速→円安
というロジックに触れたのですが、その円安の影響として「株価が上がる」「金利があがる」「国の借金の返済額もアップする」などをあげていました。
でも、いやいやいや、そんなことよりももっと重要なことを忘れていたのです。
それは、円安になると、「国内の物価があがる」

一応「デフレ脱却」とも書いてましたが、もうちょっと触れるべきでした。
なんといっても物価があがることは、我々の日常生活に影響がありますものね。
例えば、今騒がれている中東の政情不安

今回の政情不安により、原油の採掘・精製がストップ・・・・となれば、当然一気に原油価格がアップ

実は、こんな事件がなくとも、この1年間の原油の価格の値上がりは激しかったのです。
2009年はじめには1バレル40ドルなかった原油が、2010年暮れにはなんと1バレル80ドルまで跳ね上がっていました!

…でも、我々の住む日本では、ガソリン代は2倍にはなっていません。石油情報センターによれば、2009年初めには117円/ℓが、2010年末は144円/ℓでした。23%の値上がりですが、2倍にはなっていません。
それはなぜか。
円高だったからです

円高は特に輸出企業の業績に悪影響を及ぼしているといわれていますが、逆に国内の輸入品の価格を低く抑えてくれる効果がありました。
じゃあ、これが円安になったら・・・?
原油の値段が倍になり、さらに円安のパンチが来たら・・・ガソリン代は何倍になるのだろう・・・

ということで、実は円安が我々の生活に及ぼす影響はとても大きいのでした。
このこと、先月しっかり書かなかったところが情けなくって・・・
今月はそのフォローでした。
今後も精進していきます!
(ちなみに、またまた先日、今度は格付会社のムーディーズが、日本国債の格付の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げるというニュースがありましたね!
なんだか毎月国債の格付けの評価が悪くなっていくような・・・
今回は、格付はそのままなのですが、将来的には下がる可能性が高くなった、という「見通し」に黄信号

来月はどうなっているかしら~
