こんにちは、第3週担当の近藤です。
前回に引き続き、『子供のための貯金』を
子供の立場から書いてみようと思います。
「子供のための貯金」は
前回書きました「夢貯金」と同じように
まず目標額を決め、貯める期間を決め、
1ヶ月に貯金する金額が決まっていきます。
もし、無理そうなら目標額を下げるか、
期間を長くするかして無理なく貯めていきましょう。
最初は子供が小さいので
目標額や貯める期間など親が決めると思います。
でも、「子供のための貯金」は子供がある程度大きくなったら
子供と一緒に考えていって欲しいと思います。
それは、目標が親と子で違ったりする可能性があるからです。
親が大学でお金がかかると思っていたら、
子供は大学には行きたくなくが、
高校のうちに留学がしてみたいとか、
はやく働きたいと思っている子もいるかもしれません。
そうすると、親が決めた目標額や
貯める期間が変わってきてしまいます。
1ヶ月に貯金をする金額が減ればよいですが
増えてしまっては、普段の生活に支障が出てきます。
その増えた分を、子供と協力して貯めたり
(バイトをしたり、お小遣い・携帯料金の減額など)
先程の留学であれば留学の期間を短くしたり、
学費が免除にならないかとか、
1ヶ月に貯金する額が増えなくてすむ方法もでてくるでしょう。
でも、「子供のための貯金」をするのに
もうひとつ考えて欲しいことがあります。
「自分は子供が全てで、子供だけにはお金の不自由はさせたくない」
と思っていても、子供のためだけに貯金をするのではなく
自分の老後のための貯金も一緒にして欲しいのです。
特にシングルマザーの方は。
将来子供と同居できればまだ良いですが
年金では十分に生活できない可能性もあります。
60歳まで働けても90歳まで生きると30年も年金のみの収入となるのです。
特にシングルマザーはと書かせてもらったのは
女性は長生きする可能性が高く、
就業期間が短かったり、賃金が安かったりして
女性は男性より年金受給額が少ない可能性があります。
そんな時、子供を簡単に当てにしてはいけません。
子供は、親には感謝していますが親が全てではありません。
結婚をしパートナーや子供も養っていく必要もありますし、
子供も安定して収入があるかも分かりません。
親を大事にしたい気持ちと、援助できる額は比例しないのです。
子供のために思うのであれば
「子供のためにお金を貯める」ことだけではなく
工夫してお金をやりくりする知恵を親子で考えたり
将来、親として経済的に自立できていることが
子供にとって精神的・経済的に
安定した生活が送れるのではないでしょうか?