子供のために貯金する前に | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

こんにちは、第3週担当の近藤です。



先月、夢貯金のことを書かせていただきましたが、

シングルマザーの方から、

ボーナスなどない会社の場合

子供のために貯金をする方法を

教えてくださいとのコメントをいただきました。

(ありがとうございますかお



私自身が7歳の時に父を亡くし

母子家庭で育ってきました。

そこで今回は、子供の立場から

書いてみようと思います。



私の母はお金の不自由をさせまいと

お金の話は一切せず子供たちを育ててきました。

そのため、私は上京し大学進学するのに

何のためらいもしていませんでした。


いざ上京し親元を離れて生活すると

家賃、食費、電気など贅沢をしているわけではないのに

お金がかかることにはじめて気付き、驚いたものです。ガーン


そしてATMを一人で使うようになったのも18歳になってから。

今でこそ普通に使っている定期預金なんて

まったく知りません。あせる


せっかくバイトしてたのに、

普通預金だから増えないし貯まらないし。

はじめて定期預金を作ったのは

就職してからです。

きっかけは姉が進めてくれたから。


・・・・・・


母子家庭に限らず、

子供(若者)にとってお金のことについて

親切に教えてくれる人は少ないものです。

私のように親元を離れて

突然やらなくてはいけなくなったりします。


そしてせっかく稼いでも、

お金の貯め方が分からなかったり、

増やし方が分からなかったり

(株とかではなく定期預金のことです。利子のことなど)


親だから、高校までとか大学までとか結婚まで

お金を出してあげたいという気持ちは人それぞれですが、

子供の一生を考えたとき

『子供のために貯金をする』前に

親としてできることがあると思うのです。



まだまだお金の話をタブーと思っている日本こそ

お金の稼ぎ方、使い方、貯め方、増やし方を

子供に教えてあげることは

親だからできる、

親にしかできないことかもしれません。