卵はひとつの籠に盛るな | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

こんばんは。

第2週担当の安田晶子です。


あっという間に第2週も終わろうとして・・・

と、書き始めましたが、既に0時を過ぎていますね。

やっと顔を出した頃には月曜日になっているなんて。


ごめんなさい!

お待たせいたしました。


さて、今日はまた、資産運用のお話です。


ベーシックな話ですが、

卵はひとつの籠に盛るな

という格言があります。


投資に対する心構えを説くことばで、

とっても簡単な分散投資の重要性を説くことばです。


最近、やっぱり、ここに行き着くんだなあ・・と、

改めて思いました。


すべての卵をひとつの籠に盛ると

籠をひっくり返したとたん、全て割れてしまいますね。

でも、いくつかの籠に分けていたら・・・

割れる卵は、ひっくり返した籠の中にあった物だけ。


つまり、分散させることによりリスクが回避される

と言うことを表すのがこの言葉です。


分散は投資の王道です。


但し、経済がすっかりグローバル化されたこの時代、

籠を分けること自体が難しくなっています。


昔なら、地域分散として、アメリカと日本の

投資商品に分散することで、大きなリスクは回避

できました。


例えば、日本のバブル期、アメリカの株式は

とっても安くなっていました。

その後、バブル崩壊後、日本の株式は大暴落しましたが

アメリカは、どんどん値を戻して行ったのです。


でも、今はアメリカのサブプライムローン問題が

あっという間に世界中に飛び火し、世界同時株安

なんていう事が起きてしまうようになりました。


じゃあ、アメリカの籠と日本の籠に分けても

ダメなのね・・・

そう。ある意味、そうなんです。


でも、投資商品は株式だけではありません。

株価がドンドン落ちていった最近でしたが、

上がり続けていたものも、ちゃんとあります。


商品ですひらめき電球


原油価格、小麦や大豆、そして金などは、

その価格の上昇が私たちの日常にも迫ってきていますよね。


本来、こういうところにこそ、私たちはリスク回避を

しておかなければいけなかったのですね。


商品に投資するのは、あまり簡単ではなくて

そこまで分散できる個人投資家もなかなかいないかも

しれません。

それに、日本には素人が商品に手を出す方法が

限られているという環境がある気がします。


だから、具体的なアクションは取り難かった・・・

という言い訳もあります。


ただやっぱり、投資は奥が深いなあ・・・と思う反面

考え方の基本は変わらないものだ、

という事に改めて気づいた今日この頃なのでした。



週末は良い天気でしたね晴れ

またまた紫外線を浴びすぎた二日間で、

日傘を持つことをやっと思い出した私です。


それではまた。次回は6月に音譜