【 事前に準備が必要 】
様々な特典があるイータックスですが
利用するには、それ相当の事前準備が必要になってきます。
手順としては、以下の通りです。
(国税庁e-Taxホームページ『利用開始までの流れ
』参照)
(1)開始届出書の提出
まずは、納税を管轄する税務署へ開始届出書を提出をして
電子証明書の登録をしなければなりません。
こちらは、書面もしくはオンラインで提出が可能です。
(2)電子証明書の取得
イータックスでは、送信されたデータの真正性を保証するため
電子署名が必要となり、そのため一般個人であれば
市区町村が発行する公的認証サービスに基づく
電子証明書などを事前に取得しておく必要があります。
(3)ICカードリーダーの取得、設定
利用する電子証明書がICカードに格納されている場合
ICカードリーダーが必要になり、事前に購入し
設定しておかなくてはいけません。
(4)通知書の送付
利用者識別番号、暗証番号が記載された通知書が
所轄の税務署から、最長で25日以内に届けられます。
(5)ソフトのダウンロード
イータックスを利用するには
専用のソフトを自分のパソコンにダウンロード、インストールし
使用できる状況にしておかなくてはいけません。
(6)初期登録作業
暗証番号の変更や電子証明書の登録といった
初期登録作業を行わなくてはいけません。
この手順を全て完了して、晴れてイータックスでの
申告、申請ができるようになります。
【 電子証明書の取得方法 】
個人がイータックスを利用して
申告をしようとする場合
電子証明書は市町村が発行する
住民基本台帳カード(住基カード)を取得して
電子証明を受ける方法が一般的だと思われます。
まずは、現在住んでいる市区町村の窓口で
住基カードの申請手続きをしてカードを取得し
その後、その住基カードに電子証明書を登録します。
ここまでして、ようやく住基カードによる
イータックスをはじめ様々なオンライン申請ができるようになります。
住基カードを取得しただけでは電子証明の取得は出来ませんので
くれぐれも注意しましょう。
また、電子証明書の有効期限は登録から3年間となっており
住所・氏名などに変更があった場合はその場で失効
してしまいますので、有効期限が切れていないかどうかも
きちんと確認しておきましょう。
住基カードも取得し、電子証明書も登録し終えたとしても
まだこれで準備万端ではありません。
先にも述べたように
電子証明書がICカードに格納されている場合は
ICカードリーダーが必要となってきます。
ほとんどの場合、住基カードはICカードになっているので
それに対応したICカードリーダーを事前に購入して
パソコンに設定しておかなくてはいけません。
ICカードリーダーは、機種にもよりますが
大体数千円程度で購入できますので
家電量販店やインターネット通販などを
利用して事前に用意しておきましょう。
イータックスを利用した申告の場合
5千円の税額控除がありますが
ICカードリーダー代の負担を軽減し
利用を促進することが目的とも噂 されています。
控除を受けれるのは
平成19年分、平成20年分のいづれかになりますので
今後の利便性を考え、早めに利用を開始しておく方が
オトクかと思います。
ただ、申告手続きを開始するまでに
これだけ事前準備が必要であると思うと
ちょっと尻込みしてしまいそう・・・
と面倒臭がり屋のわたしは
ふと、そう思ってしまいました。
第一週担当の玉井がお送りしました。
次回、またお会いしましょう。