第4週の八木陽子です。
毎日本当に暑いですね。
こう暑いと、早く秋になあれ!なんて思いませんか?
秋といえば…
今年10月1日から、郵便局が民営化することは
ご存知の方も多いでしょう。
え、どうして、そういうことになったんだっけ?
そもそも郵便局って、どんな運営だったけ?
という方、おさらいをしておきましょう。
まず、恒例の?質問。
皆さんが、郵便局に郵便貯金などで預けている
お金はどこにいくのでしょう?
銀行だったら、企業などに貸付されていることは
ご存知な方も多いでしょう。
以前は、郵便局に預けたお金は、国に全額渡して、
国が特殊法人などに融資していました。
このお金で、公共事業などをしていたのです。
でも
現在は、日本のインフラも整備されてきました。
また、特殊法人も自主的な資金調達をする必要がないと、
ずさんな運営になってしまい、憤りを感じるような事件もありましたよね。
そんなわけで、2001年4月以降、
郵便局に預けたお金は、国に全額渡すわけでなく、
自主運用をすることになったんです。
といっても、政府保証債や財投債など国債を購入しているのですが。
また、郵便局は、税金面でも優遇されています。
民間の銀行と違って、法人税や事業税などを支払う必要がないのです
民間の銀行は、破綻した時に預金者に預金を支払うため
「預金保険機構」へ保険料を支払っていますが、
郵便局は国が保証をしているので、それらも負担していません
あれやこれやと、国におんぶにだっこだった
郵便局ですが、そこまで優遇する必要あるの
他と競争したほうが、いいサービスになるんでは
ということで、民営化の流れになったんですね。
次回は、民営化になると、どう変わるかについて。