第3週森田です。
先日、この「お金の花道ブログ」に、
「個人向け国債の中途解約手数料が来年から変わりますよ~」
とコメントをお寄せくださった方がいらっしゃいました。
お知らせくださった読者の方、ありがとうございます!m(__)m
そこで、私の方からも繰り返しになりますが、
あらためて付け加えさせていただきます。
さて「個人向け国債」、第2週安田さんも解説しているとおり、
「固定金利5年満期」と「変動金利10年満期」の2種類があります。
年4回ほど、1,4,7,10月発行されています。(過去の実績)
満期まで持てば元本保証(日本国が破綻しないかぎり)で、
半年に1度(年2回)利息を受け取っていきます。
今回話題になったのは、中途換金する場合です。
「固定5年」は2年間、「変動10年」は1年間、換金できません。
その後換金する場合、手数料がかかります。
「固定5年は」直近4回分、「変動10年」は直近2回分の利息相当額を
換金手数料として支払わなければなりません。
<現状>
半年に1回の受け取り利息は、2割が税金で天引きされてくるので、
手取りは8割です。ところが、
途中換金の場合の手数料は税引き前の利息相当額10割です。
もらうのは税引き後の8割で、払うのは税引き前の10割。
ここで元本割れが生じてしまうのです。
↓↓↓
<来年4月15日から>
中途換金の手数料は、税引き後の手取り額と同じ8割に変わります。
とくに4回分の手数料を払う「固定5年」では大きい変化ですよね?
ということは・・・完全に元本保証。
中途換金する場合は、来年4月15日以降にしましょう~!
いや、してくださいよ。みすみす2割の税金相当額を逃すな!です。
売る側にすれば、この中途換金のことがあるので「元本保証ではない」
といわざるを得ませんでしたが、
今度はキッパリ「元本保証」とうたえるので、説明しやすいですね。
どうしても投資がコワイという人はこの「元本割れ」を恐れているから。
投資行動の心理に、利益にくらべ損失
のほうが、
心理的な負担は大きい、というのがあります。
100万円が110万円になったときの喜びはそうでもないが、
100万円が90万円になったときのショックの方は大きい。
同じ10%の幅でも、
株価が10%下落した時のダメージは10%上昇している喜び
より
大きいということです。
10%も下落!!とドキドキするのにくらべ、
まだ10%しか上がってないと悠然と構えていられるわけです。
利益は待てるが、
なかなか早めの「損切り」ができない人が多いのもうなずけます。
(私もご多聞にもれず・・・)
最後に、おさらい。
個人向け国債、中途換金するなら4月15日以降にしましょう。
なんと覚えやすい。なぜなら自分の誕生日だから。
皆さん、忘れたら「あなたの誕生日はいつだっけ?」って聞いてください。
この頃、物忘れが激しい私ですが、さすがに覚えていると思います。
あ、わざとらしいようですが、ホントに偶然今、思い出しました。
今日7月19日はダンナの誕生日でした。
「今日、メシはいらない。」と言って出社したから、
このまま思い出さなかったことにします・・・(笑)。
では、また後ほど。