皆様、こんにちは。第2週担当の安田晶子です。
もう、木曜日・・・
今週は出遅れてしまいました。
ゴメンナサイ
さて、今週は住宅ローン関連のお話をしたいと思います。
先日、ローンの見直し相談にみえたお客様から
ご質問があった「変動金利型」の返し方。
本当は、どうなるの?というご質問でした。
住宅ローンには「固定金利型」と「変動金利型」があります。
変動金利型とは、市場金利に応じて金利が見直され、
借入れ後も変動するローン。
変動金利型で住宅ローンを借りると、金利が上昇したとき
返済額も変わるの?
いつ、どのくらい上がるの?
やっぱり、心配になりますよね。
実は、返済金額は毎月変わったりするわけではないのです。
金融機関によっても違いますが、金利の見直しは半年毎が一般的です。
また、金利が変わっても返済額は5年間変わらないのが特徴です。
え?5年間変わらない・・・
どういう意味でしょうか。
返済額が同じということは、金利の変動分は、
6年後からの返済額で調整されるということになるのです。
そして、その後は、次の5年間も一定となります。
例えば、今の変動の金利、2.625% で借りた場合
2千万円を30年ローンで借りて、1年後に金利が1%上昇したら
6年目からの返済額は
当初5年間の月額約8万円から約9.5万円に上がることになります。
いきなり1万5千円上がるのです。しかも毎月・・
負担は6年後に持ち越しなのですね。
変動金利型の場合、
毎月の返済額は「利息」と「元金」の合計です。
金利が上がれば、支払う利息が増えますから、最初の5年の間も
実は、返済額の内訳が変わっているのです。
利息が増えた分だけ返済額に占める元金の割合が低くなっているのです。
返している元金がゼロになれば、支払いきれない「未払い利息」が
発生することもあります。
逆に金利が1年後に1%下がれば、支払う利息が減るため、
返済額に占める元金の割合が高くなり、返済のスピード(元金の減り方)は
アップします。
先のケースでは、6年後以降の返済額は月額約7.3万円になります。
このように金利の動きによって状況が全く変わる変動金利型ですが、
今は固定金利型よりも金利が低く、当初の返済額が抑えられます。
元金が早く減るので、金利が上がりそうになったら
途中繰上返済などをすることによって、うまく使う手はありそうですね。