先日触れた、日銀の金融政策ですが、
金利のコントロールだけでなく、
市場に出回るお金の量のコントロールもしました。
市場に出回るお金がたくさんになれば、
お金の価値が下がりますよね。
そうなると、インフレに転じやすくなります。
デフレというのは、昨日までの「100円」が、今日「101円」の価値が
出るような状態です。物価が下がっているので、100円しかなくても
どんどんいろんな物が買える状態のこと。
日本はデフレが続いたので、緩やかにインフレに転じるような
政策が必要だったわけです。
さて話を金利について戻すと、
ひと言、金利といっても、分け方はさまざまです。
①短期金利VS長期金利
②固定金利VS変動金利
などがあります。
①
一般的には、1カ月の定期と
1年の定期では、どちらが金利が高いでしょう?
答え:そう、1年定期のほうが金利が高いですよね。
一般的には、長期金利のほうが短期金利よりも
金利が高く設定されています。
しかし、今後、短期金利が下がるという見通しの場合は、
どうなのでしょうか?
そうなると、長期金利のほうが低く設定されていることもあるんですね。
②
固定金利と変動金利は、住宅ローンでおなじみの
方も多いでしょう。
契約期間中、金利が動かないのが固定金利、
見直しされるのが変動金利です。
固定金利と変動金利のどちらがお得かというのは、
その時々によりますが、
低金利のときは、固定金利を選んだほうがよいです。
まだまだ、名目金利VS実質金利などいろいろありますが、
また機会あったときにでもお話しましょう。
第4週の八木陽子でした。