リスクマネジメント | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

FPの勉強項目に、リスクマネジメントというのがあります。


簡単にいうと、

さまざまなリスクを認識し、リスクの回避や防止策をして、

それでも起こるリスクに備えましょう!ということです。


まずは、家庭をとりまくリスクを認識すること。

それは次のような事柄です。


1火災、爆発、風水、地震、盗難、落雷などの災害による、

住宅や家財、動産関係のリスク家


2日常生活、スポーツ中の事故、交通事故など、

本人や家族をとりまくリスクサーフィン


3病気やケガの費用、介護、収入減などの

収入、費用上のリスク病院


4自動車事故、日常の賠償事故など

第三者に対するリスク車


これら家庭をとりまくリスクは、

自己責任の経済的リスクとなりますから、

自己の資産でまかなえない場合は保険制度を利用します。


ここでのポイントビックリマーク

「個人の資産でまかなえないから」 →保険に入る・・・のです。


つまり、

「自分の力で解決できる人=個人の資産がたっぷりある人¥

は困らないから、保険に入らなくてもよい・・・ということになります。


この辺のところを誤解されている方が多いように思います。


「うちは貧乏だから、保険料がもったいなくて、入れないのよぉ・・・」

とおっしゃる方が多いのですが、


ビンボーだからこそ、万が一の為を考えなくっちゃ~!

といいたいのです。


医療保険の入院給付で、よく質問されます。

「4日免責のものより、1泊2日から給付されるほうがいいんだよね?

日帰り入院とか通院給付もついているほうがお得じゃない?」


日帰り入院や1泊2日入院の場合を考えてみてください。

短期の病気やケガ入院、治療はかかった費用の額にしてみると

何十万円もかかるわけではないと思います。

また、入院が必要になる場合がそんなに頻繁にありますか?


軽微なケガや病気の医療費は、

自己のたくわえでなんとかなるのではないでしょうか?


あれやこれや心配が高じて、

まれなケースに給付される特約を付加していくと、

毎月、毎月、その分の安心を買う保険料として払っていくことになります。


私の周りにもいるんです。

収入は決して低くないのに、たくさんの保険料の支払いに苦しめられ、

毎月の生活費が足りないと嘆く、保険貧乏さんが・・・


最近、若い世代に、家庭の収入に対する貯蓄率が激減しているという

データがあります。

蓄える余裕がないから・・・かもしれませんが、

収入をどう使うか?の消費配分を考えてみることも必要だと思います。


保障は本来「安心を買う掛け捨て」なので、

後に資産として残るものではありません。


まずは、個人の資産をしっかりと蓄える生活設計を、

その上で、自分の家庭のリスク許容度に応じて保険に加入!

がいいのではないでしょうか?


今週はこの辺で・・・お付き合いありがとうございましたm(__)m