生活上のリスクについて。
わが家は築25年の中古マンション住まいです。
昨年、わずか半年間に2度も、漏水事故
に遭いました。![]()
上階の洗濯機のホースからの排水が原因ですが
気づくまで30分以上が経過していたため、
わが家の納戸内と付近の壁、玄関フロアに天井から水がしたたり![]()
張替え工事が必要でした。
上階の住人はさぞや青ざめたと思いますが、
マンション管理組合で加入している保険に、このような過失による漏水の
賠償項目が付加されていたため、保険で対応できることになりました。
土日が入ったため、管理人→管理会社→保険会社からの連絡が来るのに
まる5日かかり、濡れた物も処分できずにゴミの山との一週間でした。
保険会社の鑑定人が濡れた品物の損害額を見積もりにきましたが、
金額的には時価の6割程度、もちろん仕事を休んで後始末に奔走した
私への保障はありませんし、くたびれました。
その後、内装工事が完了するまで3ヶ月かかり、終わったとたん
また2回目をやられてしまった!というわけです・・・(笑)。
笑い事じゃありませんでしたが、ここで知って欲しいのが、
損害保険で保障されるのは、損害物の時価以下であること
古いものは新品であってもそれなりに割り引かれますし、箱入りギフトなどは、
濡れた箱代しか保障されませんから、保険で得した、とはなりません。
以前、車で追突事故に遭い、チャイルドシートがダメになったとき、
知人から譲り受けた中古品だったため、査定価格は3000円でした。
3000円でどうやってまたチャイルドシートを手に入れろというのでしょう…
とても憤ったのを覚えています。![]()
個人賠償責任保険の加入者が増えていると聞きます。![]()
子供が他人の物を壊したり、ケガをさせてしまったら大変・・・
周りの母親はこういう理由で加入していることが多いようです。
でも心配したらキリがありませんし、
保険料の金額だけを考えていませんか?
損害保険はあくまで損害額に対しての給付です。
100万円の損害額に500万円給付されるわけではないのです。
子供の個人賠償に1億円とか必要かなぁ・・・とギモンです。
つまり、
保険に入っているから大丈夫・・・ではないのです。
一概に保障といっても、
後始末の労力や迷惑をかけてしまったお詫びは保険では対応できません。
きちんと、直接誠意を示す必要がありますね。
最近、保険会社で保険給付の不払いが問題になっていますが、
ほとんどの不払いは特約部分だそうです。
あれやこれやいろんな保障をつけすぎて複雑になってしまい、
加入者本人も、どんなケースで保障されるのかわからなくなって、
請求もれをしてしまうのです。
加入した時は理解していても時間が経つとともに、
忘れてしまっていることもあるかもしれませんよ。
せっかく保険に入っているのに、いざという時請求もれをしてしまうのでは
まったく意味がありません。
さあ、いま自分は(家族は)、いったいどんな保険に加入していて、
どういう保障内容なのか・・・
一度、把握して整理してみませんか?
この機会に書き出してみて、
「あれ?これどういう意味だっけ?」
と思ったことは、今すぐ保険会社に確認を![]()