マネー経済用語(3) ヘッジファンドとは | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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知りたかったけど、今更聞けなかったマネー経済用語を

お届けしております八木陽子です。


ヘッジファンドとは、世界の資産家を対象としたファンドで、
巨額の資金を動かすものです。

高い収益率を狙って、大きな金額を動かしているため、
こうしたファンドの動きは、市場に与えるインパクトも大きいんですよね。


ヘッジファンドは、前回、前々回にお話した、先物取引やオプション取引
そして空売りなどををして、大きな利益を上げることを目指しています。


空売とは何か説明をすると、株価が下がりそうな株式を売って、
実際に株価が下がったら、買うという手法。

↑これじゃ、まったくピンときませんよね。ショック!


株式投資の儲け方は、単純にいってしまうと、

安いときに買って、高く売れればいい
というのはご存知のことでしょう。


空売りを、株券の貸し借りで考えてみてください。


100万円=A社の株価が、これからは下がるなと思ったら、まず
A社の株を貸して
と証券会社に頼みます。

そしてその時点で、借りたA社の株式を売ると、
手元には100万円がありますよね。


その後、読みどおり、A社の株式が下がり、半分の50万円になったとします。
その時点で、A社の株式を買うと50万円で、手元には50万円残ります。
そして、「借りていたA社の株式を返すよ」
といって返せば、株券の貸し借りはなくなりますよね。

でも、A社の株式の売買により、50万円は儲けとして残ります。

これが空売りなのです。


ヘッジファンドが、空売りの取引をしかけただけで、
価格が下がってしまう株式があるので、
ヘッジファンドの動きを気にしている人が多いのです。


ヘッジファンドへの投資は、
最低1000万円とも、1億ともいわれています。
でも投資信託の中でヘッジファンド型のものも出ています。
ただ、必ずしもリターンがいいとはいえないようですね。


ではでは、これで第4週は終了いたします。


みなさん、ゴールデンウイーク後半も楽しくお過ごしくださいませ!