マネー経済用語(2) オプション取引 | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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昨日話していた先物取引は、いつ、いくら取引すると金額が決まっています。

もちろん、為替が不利に動いても、固定されているため安心ですが、
為替が有利に動いた場合、予想外に増えるということもありませんビックリマーク


ところが、オプション取引は、予想外に増える場合の取り分も

認めたものです。


「そんなおいしい話、あるわけないじゃん!」と思ったあなたは、
なかなかマネーセンスがあるかもしれません。ベル

そう、タダでおいしい話はありませんから。


さて、ちょっと整理してみると、

あなたは、オセロゲームに強くて、
10ゲームして、8勝はできる自信があるとしましょう。


先物取引は、ゲームをしなくても、8勝したことになる取引です。


しかし実際にゲームをしたら、9勝つかもしれません。
ひょっとすると、10全勝するかもしれません。


でもでも、調子が悪くて、7回や6回しか勝てない可能性だって

ありますよね。


オプション取引は、1回のゲーム分はキャンセルできる権利として

支払うとします。
つまり、8-1=7勝が取引の基準になります。


その代わりに、実際にゲームをやったとしても、7回以上勝てなかったら、
キャンセルする権利を行使して、
ゲームをやらなかったことにして、「7勝」にします。


もし7回以上勝ったら、8回でも9回でも10回でも
それは、そのまま勝った
ことになるのです。


だから、オプション取引は、権利のための費用はかかるけれど、
自分にトクになったら、取引を行ったことにして、
自分にソンになったら、そのままあらかじめ決めた価格になる取引です。


なんだかちょっと、難しかったデリバティブが、そんなことなんだって
思いませんか?ニコニコ


ちなみにデリバティブとは、金融派生商品や派生取引のことで、
先物取引、オプション取引などを含めたものを差します。


さて、最終回は、ヘッジファンド。
よく聞くけど、イマイチ意味が分かっていなかった人はお楽しみに!