すっかり遅いスタートなってしまいました。
第一週担当の玉井です。
新年度になり、進学や就職で
新規スタートを切った人たちも多いのではないでしょうか?
我が家の娘も、今週小学校の入学式があり
子ども以上に、親であるわたしの方がが不安と期待で一杯です。
ところで、
先日新聞を読んでいたら
「 割安 20年住宅ローン 」 (4月2日付 日経新聞朝刊)
といった見出しが出ていました。
住宅金融公庫が3月末で廃止となり
4月1日で独立行政法人住宅金融支援機構が発足しているのですが
その機構が新しい長期固定のローンを導入するとのこと。
現在は、最長35年の「フラット35」という長期固定の
住宅ローン商品を提供しているのですが
借入期間15年から20年までを対象とした
「フラット20」(仮称)を新設予定ということなのです。
借入期間が短くなる分、金利も「フラット35」よりも
低くなるというのですから、ちょうどこの期間で
ローン商品を検討していた人には朗報です。
また、今までは新規ローンしか利用できなかった
このフラットですが、今後は借換え融資にも
対応できるようになるというのですから目が離せませんね。
という訳で、
ちょっと前置きが長すぎましたが
今回は、「フラット35」についてお話ししていきたいと思います。
そもそも、「フラット35」とは何なのでしょう?
住宅ローン債券を証券化した長期固定ローンの商品のことです。
機構が債券を買い取り証券化する「買取型」と
証券化は民間が担い、元利払いの保証を機構がする「保証型」の
2種類があります。
証券化というスキーム自体がちょっと難しすぎて
あまり、一般の方には内容が理解されにくいのが難点ですが
仕組み自体についてはさておき、
「フラット35」の特徴をみてみましょう。
①返済期間15年~35年の長期固定金利
②最高8000万円までの大型融資(但、所要資金の9割以内)
③保証料や連帯保証人が不要
④繰上返済手数料が無料
などといったものが挙げられます。
※②については、以前は8割以内だったのですが
現在は9割に変更されました。
いいことづくめのような気がしますが
融資対象となる物件については、
一戸建てであれば、床面積70㎡以上あり
なおかつ、機構が定める技術基準に適合していること
という条件があり、どんな建物でもOKという訳ではないのです。
どちらにしても、
最長35年間という長期にわたり固定金利でローンが組めることから
今後、金利が上昇して返済額が増えるといった心配はありません。
ただし、
借入金利については、窓口となる金融機関によって違いますので
それについては、注意が必要です。
新規で借り入れを検討中の方は、ぜひ一度検討して欲しい商品ですね。