ひきつづき、森田がお伝えします・・・。
今朝、テレビのスイッチを入れたら、
ニュースでスキーのジャンプの光景がでました。
ベテランの東選手が逆転優勝、雪の上を転げ周り、
全面で喜びの表現をしていて、見ていてとても気持ちよかったです。
こんなに素直に豪快に喜ぶ日本人を初めて見たような気がします。
私もほんとにウレシクなってしまいました~ありがとう!
ところで、授業料の振込み話から、学資金つながりで、
今日は「学資保険」の話をしたいと思います。
子育て中の母と学資金の話をしているとほとんどの母は、
ウチは「学資保険」に入ったから大丈夫。
郵便局の「学資保険」あれが一番いいんでしょ
といいます。
一般に「学資保険」と言っているものは、
将来の教育資金確保の為に、保険料の積み立て形式で、
親に万が一があった場合、その後の保険料の支払いが免除され、
親子に多少の保障がついたものを言っていて、
郵便局の「学資保険」をはじめ、保険会社の「子ども保険」など、
一時金の祝い金のついたタイプなどいろいろあります。
郵便局の「学資保険」のリーフレットがありましたので、
これで検証してみたいと思います。
(保険料額はH15年4月1日現在のもの、リーフレットはH18年
10月の発行のものです。)
●「これだけかかる教育費」に紹介されている合計額
高校(公立)・・・・・・・・・・・・・・・1,585,201円
(私立)・・・・・・・・・・・・・・・3,085,677円
大学4年間昼間部(国立)・・・・・・・・・3,890,400円
(私立文系)・・・・・・・・・・・5,741,136円
(私立理系)・・・・・・・・・・・6,898,763円
●「保険料」の試算
<15歳満期学資保険200万円>
※生存保険金(祝い金)なし、基本特約料含む。
契約者:父親、被保険者:女の子の場合の保険料/月
↓ ↓
30~39歳 0歳時加入・・・・・11,940円
1年間(×12)=143,280円
これを15年間で(×15)=2,149,200円
受け取る金額が200万円ですから、払う保険料の方が多い。
つまり受取金より支払った保険料が多い分が、
アバウトに考えた保険部分の保険料になるわけです。
この事実をお伝えすると、皆さん
「おおおおおっ~!」と驚かれます。
ただの積み立て貯金より、有利で保障もついている・・・
と思っているからです。
しかもこの比較では、時間の効果を考えていません。
預貯金には利息がつきますから、
200万円の15年後は200万円ではない、のです。
15年後に200万円貯めたいとき、3%で複利運用するとして、
毎年いくら積み立てればいいか?という時に使う、
「減債基金係数」で試算すると、
毎年、107,540円
2%で貯めても、毎年115,660円です。
どうですか~
もちろん「学資保険」というくらいですから、保障もついており、
純粋に預貯金との比較はできないかもしれません。
しかし、保険は充分であとは教育資金を貯めるのみ・・・
の方にはこの「保障の部分の資金」がムダになりはしませんか?
毎月自動引き落とししないと使っちゃうから・・・
金融商品で貯めるのがめんどうくさい・・・
という方は別ですが。
保険料は親と子の加入時の年齢や性別で違いますから、
一概には言えないのですが、特約保険料も条件がありますから、
よく質問して試算してみてからの加入をおすすめします。
子どもの入院費や手術代がでる特約も追加はできますが、
あとから変更はできなくなったようです。
実際のところ請求にかかるコスト(診断書や交通費)、手間隙
を考えると、
こんな金額だったらあきらめるわ・・・という場合も多々あります。
季節柄、ちょっと学費が気になります。今朝の「読売新聞」にも、
「3月中なら入学金を除く授業料の返還は可能です」とありました。
昨年11月の最高裁の判決を受けて、
どの学校もこのようになってきたそうです。
その時々によって、お金の動かし方、有利な金融商品も変わって
いくので、うまく情報をとって積極家計運営をがんばりましょう!!
今週はこの辺で・・・。