今週は小話ネタでお送りしています。
以前、第3週担当の森田さんがATM手数料のことを書いていましたが
ちょっとそのことでオドロキの事実を発見してしまい
今回は、それについてお話したいと思います。
他行の銀行カードでATMを利用すると手数料がかかるのが一般的です。
それが、他行でも 手数料無料 を打ち出している銀行が世の中にはあります。
東京スター銀行やや大垣共立銀行といった銀行がそうなのですが
そんな消費者にとって喜ばしいサービスに「待った!」がかけられているらしいのです。
東京スター銀行は、2004年からATM手数料無料のサービスを始めていたのですが
メガバンクを中心に他行から「業界秩序を乱す」といった批判の声があがり
「有料化」に応じなければATMの相互利用契約を打ち切るといった
切り札をちらつかせ、無料サービスの廃止を迫っているというのです。
ところで、ATM手数料って実はわたしたち消費者だけでなく
銀行も支払っていたっていうことをご存知でしたか?
一般の銀行は、他行のATMを利用する利用者から1回105円を徴収し、
さらにATMを使わせてもらった銀行も利用料105円を払う仕組み
になっているらしく、他行のお客が自行のATMを利用すると
なんと、1回で 合計210円 が入ってくるというのです!
「ちょっと、そんな営利をむさぼっていたの!?」 と驚きませんか?
東京スター曰く、利用者サイドからは手数料は取らずとも
銀行サイドからの手数料だけで採算は十分取れるとのこと。
銀行は、ATMの運営コストを明らかにしないまま一律105円の手数料を
慣習のように徴収し続けるのは、あきらかに銀行の怠慢ではないかと思ってしまいます。
以前、某大手銀行で週末に自分の口座へ入金した時
通帳に「手数料105円」と印字されていたのを見て目を疑った経験があります。
「自分の口座に入金しただけでお金取られるの~???」
入金しようが払い出しをしようが、「ATMを利用したから料金頂戴します」
ということなのか・・・となんだか腹ただしかったです。
もちろん、「2度と利用するか!」と思ったのは言わずもがな。
消費者であるわたしたちも、賢い眼力 を持って
金融機関も選ばなければいといけない時代に来ていると、わたしは思います。
「お客さま第一主義」などと声高にうたいながら
ちゃっかり105円を 既得権化 している銀行には
ぜひ、 105円の重み を我が家の子ども達と一緒に
お勉強して欲しいものです(笑)。
ということで、第1週担当の玉井がお送りしました!