みなさんこんにちは😃
続々とベートーヴェンの交響曲全集が販売されています。
私も最近エソテリック盤のケンペとミュンヘンフィルのベートーヴェン交響曲全集を購入しました!そして13日に発売されたばかりのタワーレコード限定盤でもケンペとミュンヘンフィルのベートーヴェン交響曲全集が発売されたようなのでそちらも購入する予定です!
双方がどのように変化を遂げるのか楽しみに聞いていきたいと思います。
そんな本日はベートーヴェン交響曲全集、序曲集をご紹介していきます。
そして今回は満を辞しての登場です。
アンドレ・クリュイタンスとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団!
人気の高いこの全集を今回ご紹介していきます!
「アンドレ・クリュイタンス指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」
ベートーヴェン交響曲全集、序曲集
しかし今回それが再び再販され5年の年月を経てSACDハイブリッド盤のものを手に入れることができるようになりました。
交響曲が録音されたのは1957年から1960年。
序曲もその中で同時に録音されました。
序曲集の曲目は以下の通り
1. 《レオノーレ》 序曲 第3番 作品72b
2. 《コリオラン》 序曲 作品62
3. バレエ音楽《プロメテウスの創造物》 序曲 Op.43
4. 劇音楽《エグモント》 序曲 作品84
5. 劇音楽《アテネの廃墟》 序曲 作品113
6. 歌劇《フィデリオ》 序曲 作品72c
2. 《コリオラン》 序曲 作品62
3. バレエ音楽《プロメテウスの創造物》 序曲 Op.43
4. 劇音楽《エグモント》 序曲 作品84
5. 劇音楽《アテネの廃墟》 序曲 作品113
6. 歌劇《フィデリオ》 序曲 作品72c
また、交響曲全集に関していえばセッション録音として1人の指揮者によるベルリンフィルとの録音は今回のクリュイタンスが初という点も記念すべき点と同時にフルトヴェングラーからカラヤンに芸術監督が変わってからの録音となりますが、サウンド的にはまだフルトヴェングラー時代のものが残っているとのことで当初より話題を呼んでいたものでもあります。
特にクリュイタンスといえば手兵であるパリ音楽院管弦楽団と共に数多くのフランス音楽を演奏してきました。特にラヴェル管弦楽作品集(ピアノ協奏曲等も含む)は今でもなお根強い人気があります。
演奏としてカラヤン時代の響きとはまた違う形の演奏を聴くことができる貴重なもの。
特にこの時期はタワーレコードの紹介文に
「フルートのニコレ(1959年退団)をはじめ、オーボエのシュタインス、クラリネットのシュテールといったいわゆる伝説の奏者たちが主体となった木管セクションが弦楽器と並んでかつての重厚な響きを堅持しており(ほぼこの時期にコッホやライスターも入団)、後のカラヤン時代とは異なる、前時代の響きを聴くことができます。」
という記載があり、これを踏まえた上で聴いてみると確かに木管セッションが重要な役割を担う形で響きなどを作っていることがよくわかります。
ここまで芯がはっきりとしている、美しい音を持つ木管セッションはこれまで数少なかったですが、その中でも頂点に君臨すると言っても良いくらいに素晴らしい。素晴らしすぎます。
最近ようやくクリュイタンスのラヴェル管弦楽作品集を購入したところで今聴いていますが、
曲ごとに特徴をよく捉えている。
そういった点を持ってしてベートーヴェン交響曲全集、序曲集も今回演奏されている気がする。
今回の演奏は全体的に明るく親しみやすい演奏という点も踏まえているので、フルトヴェングラー時代の名残が残るベルリンフィルのサウンドとクリュイタンスの感性がまさに一致したのだろうと思える。
近年ベートーヴェンの交響曲は徐々に変化しているけれども古臭い考えになるかもしれないが、今回のような響きを持つベートーヴェンの演奏の方が個人的には好きなところ。
強靭で筋肉質な演奏もいいのだがどこか疲労感を覚えてしまう。
その点今回の演奏はどこかリラックスを与えてくれるヒーリング効果が強いものとなっているので全くと言っていいくらい疲れないのだ。
ネルソンスとウィーンフィルの全集も近年の傾向とは違いクリュイタンスらと同じ側の演奏のため非常に聴きやすかった。
個人的にはこのコンビの演奏する序曲も聴いてみたいところ。
カラヤンがベルリンフィルとの交響曲全集を作ったのは1961年。
今回の1年後にはあの録音が生まれるわけだが、改めてカラヤンの全集を聴いてみると「同じオーケストラでもこうも違うものか」と考えさせられる。
とはいえカラヤンの演奏もベートーヴェン交響曲全集の中でもトップに君臨する名盤ですから主要な3種類の交響曲全集は必ず聴かなければならない。
また、1966年に東京文化会館で演奏されたベートーヴェン交響曲全集も今回SACDハイブリッドとなり益々ベートーヴェン・イヤーが盛り上がることは間違いない。
コロナの影響でどうなっているかわからないが、交響曲第10番のAIによる補筆がどうなったのか気になるところだ。