第118回「レスピーギ好きのトランペット吹き必見!貴重な管弦楽曲が詰まったレスピーギの作品集!」 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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こちらはクラシック音楽のCDの名盤をレビューするブログです!
年間500枚以上クラシック音楽のCDを購入します。
好きな作曲家はマーラー、ストラヴィンスキー、ブルックナー、三善晃、ショスタコーヴィチなど
吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。


みなさんおはようございます☀
私自身トランペットを長年やっていますが、こう長く吹奏楽、オーケストラを交互にやっているとある作曲家の曲を度々演奏することが多いです。
その作曲家はオットリーノ・レスピーギ。
トランペット奏者でこの名前を知らない人はいないくらいにトランペットがよく目立つ曲を非常に多く作曲した近現代の作曲家の一人です。
今回はそんな吹奏楽、オーケストラで両方のジャンルで人気を博すレスピーギの管弦楽曲を集めたCDを一枚ご紹介したいと思います。

「ジェフリー・サイモン、ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮/フィルハーモニア管弦楽団」

レスピーギ作曲:4つの交響的印象「教会のステンドグラス」、管弦楽のための主題と変奏「変容」、交響詩「ローマの祭」、交響詩「ローマの噴水」、交響詩「ローマの松」、バレエ組曲「シバの女王ベルキス」、組曲「ブラジルの印象」


レスピーギといえば当ブログでも何度か取り上げましたが「ローマ三部作」の「祭」、「噴水」、「松」の三つが代表格として筆頭にあがりますが、そのほかに忘れてならない曲ほとんどの管弦楽曲がこのCDに収録されています。

すでにこのCDだけあればそのほかのCDはいらないという気さえも考えてしまいますが、全体的に煌びやかで迫力満点の神々しさを良く感じる作品が多いレスピーギ。
「ローマ三部作」も良いですが忘れてはならないのが「シバの女王ベルキス」。
吹奏楽コンクールでは強豪校が昔こぞって演奏した名曲中の名曲で今回指揮しているサイモンとフィルハーモニア管の録音は長らく「ベルキス」の主要な録音として中心の位置に属する名演です。
そもそもこの曲自体オーケストラではマイナーな扱いにあるので録音自体が少ないという点でもあります。私でも多いのかわかりませんが、「ベルキス」の録音はサイモンのもの含めて4種類しか持ち合わせていません。

またもう一つ忘れてはならないレスピーギの名曲といえば「教会のステンドグラス」。
元はピアノ曲でしたが、それを管弦楽に編曲。今に至ります。
この曲も「ベルキス」と同じように頻繁に演奏される曲ではないです。サイモンが指揮振るこの録音は「ベルキス」の2つと合わせて決定盤として位置される名演。
単体では中々手に入れることが難しいためこの管弦楽集に入っているのは非常にありがたいことです。

今回のレスピーギ管弦楽曲集は有名な「ローマ三部作」のほかにあまり知られていないレスピーギの名曲も聴くことができ、非常にお得なCDになっています。
値段もそこまで高くはないので一つでも棚に置いておくのも良いんじゃないでしょうか。