6月14日にANAの737-500 スーパードルフィンが退役してから約2ヶ月半、退役を記念した限定キットがハセガワから発売されました。
1995年に導入された初号機と、2020年の退役記念機の2機セットです。タムタムのオンラインショップで予約していました。
1995年の写真は羽田空港で撮影されたもののようです。後ろに羽田スカイアーチと思しき構造物が見えます。
エアーニッポンのロゴが懐かしいですね~
2020年の写真は福島空港ですね。滑走路横の斜面に描かれた「うつくしま ふくしま」の最後の「ま」が写っています。
自分の地元の空港がパッケージ写真に使われるのは嬉しいです。撮影者はいずれもHAJIME ISHIHARA氏。
2機分のパーツが入っていますが、パーツ点数が少ないので箱の中のボリューム感は少ないです。パーツは既存の737-500キットと全く同じで、顔が似ていないという致命的な欠点もそのままなので、パテを盛りつけて整形する必要があります。
デカール。レジは初号機のJA8404と、最後まで現役だったJA305K、JA306K、JA307Kが収録されています。
このデカールは単に2機分の内容が収録されているというだけでなく、従来のキットと比べてあちこち改善されています。
左右のドアの大きさの違いが再現されるようになりました。前後ともに左側のドアのほうが大きいです。しかし客窓がちょっと角ばりすぎているように感じます。
個人的に嬉しかったのが、エンジンのコーションマーク(32番)が適切な寸法になっている点。従来品のデカールは赤いラインが長すぎるのでカットして長さを調整しなければなりませんでした。ピトー管周りの枠(54番、55番)が収録されているのも良いですね。
主翼上の黄色い四角(53番)は相変わらず小さすぎるので、こちらは自作デカールを使う必要があります。
垂直尾翼のロゴがANKからANAに変更された後から、ANAウイングス発足までに見られたAIR NEXT、AIR NIPPONのロゴも収録されているので、パッケージ写真の1995年と2020年に限らず好きな時代設定を選んで作ることができます。
デカールの改良は嬉しいですが、残念な点も。それは、オモリが入っておらず自分で用意しなければならないことです。自作Nゲージ用に買った板オモリを使おうと思います。
ANAウイングス提供の退役記念ステッカーも同封されています。マニア心をくすぐるサービスですね。
好きな機種なので2箱買ってしまいました。組み立てるのが楽しみです。(また積みプラが増えてしまった)