記事を書くのがだいぶ遅くなりましたが、何週間か前に737-500にデカールを貼り付けました。

このキットは顔が似ていないのでポリパテを盛り付けて修正しましたが、キットに付属のコックピットのデカールはその似ていない顔に合わせて作られています。これを修正後の顔に貼ったらますますおかしいことになるので、自作デカールを使用することにしました。付属のデカールをスキャンし、これをベースにペイントソフトで形状を修正。スーパーファイン紙に印刷して機体に合わせて、形状を確認します。



デカール貼り付けが終わった胴体。ピトー管と貨物ドアを追加したことで精密さが増した気がします。





金色の四角、付属デカールは小さすぎです。これも自作デカールを貼りました。

主翼裏はコロガードを塗り分けるように指示されていますが、実機写真を見るとグレー1色なので、塗り分けはしませんでした。説明書を信じて塗り分けたら実は間違っていた…ってなったらショックですよね。残念ながら説明書は当てにできません。

胴体裏の赤いライン(14番のデカール)の貼り付け指示も間違っています。


エンジンの赤いラインは長すぎ。黄色い線で示した部分でカットし、切り継ぎする必要があります。CFMのマークはJAL機にはありますが、ANA機では不要なので切り落とします。
このキット、問題が多すぎると思います。これまでに感じた問題点は
1. パーツの合いが悪い
2. 顔が似ていない
3. アンテナの位置がおかしい
4. パイロンと主翼の接続部がおかしい
5. 塗装指示がおかしい
6. デカールの貼り付け指示がおかしい
7. デカールの図柄・サイズがおかしい
私はあまりブログで製品の批判はしませんが、さすがにこれはひどいかなと思います。説明書に従って作るだけでは737「もどき」にしかならず、ちゃんとした「ボーイング737」を作るには自分で実機を観察して手を加えないといけません。
逆に今回、問題点をいろいろと洗い出すことが出来たので、今後-400を作ったり-500を増備したりする際に役立つと思います。