血も涙もなく <피도 눈물도 없이> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<アウトロー>

 監督:リュ・スンワン

 出演:チョン・ジェヨン、チョン・ドヨン



ネット配信中なので。観てみました。。。大分前の映画ですよ。


ジェヨンさんはさほど今と変わらないんだけど、ドヨンさんとイ・ヘヨンさんが若い!

全く印象が違うので、初めは気付かなかったもん。

2人とも声でわかったけどね。特徴的なので。


ヘヨンさんて、『ゴメン愛してる』のママだよね?ビックリ。

あちらは大げさな演技で、ねっちょりした女を演じていますが、こちらはナチュラル演技で。男勝りの女。真逆です。

『ゴメン愛してる』を見た時は、随分昭和的な、くっさい演技をなさる方だと思っていましたが。あれ、わざとだったのね。こんな、さっぱりした演技も出来るんだもん。

それにしてもあれは大げさ過ぎた。失笑もの。

反面、こちらはカッコいいよ。スマートなゲイのお姉さんみたいで。


ドヨンさんの方は、ダメ男に引っかかり、どうしても底辺から抜け出せない女。。。って意味では、『無頼漢 』と通ずる訳で。

10年以上前から、彼女のハマリ役は既に決まっていたんだな。って感じ。


クライングナッツというバンドの男の子達が出ていて。

なかなか可愛い役どころだったので、どんなバンドかと調べると。。。なぜかCNBLUEの写真が出てきてね。

なんか、著作権で揉めたらしい。解決したみたいだけど。


たまに、いったい誰の映画なんだよぉ~!って、叫びたくなる時があります。

国際市場で逢いましょう 』や『チャンス商会 』とか。

それ自体がとっても良い映画だと思うのに、事前の広告とか入場者プレゼントとかもろもろ、がっつりアイドルちゃん推し過ぎるんだもん。

どちらの作品も、ユノさん(東方神起)もチャンヨルさん(EXO)は中心人物じゃないし。実際、さほどの分量も出ていないのよ。


アイドルちゃん達こそが、日本での韓国映画興行において絶大な影響力を持っている、って事なんでしょう。

私のアイドルクリアファイルコレクションがどんどん増えていきますわ。なんて。結局嬉しいんですけどね(笑)。


映画の内容は。。。なんだか最初から最後までひたすら殴り合ってる。男も女も。

殴り、殴られ。血みどろ。

どこか、ハリウッド映画で観たようなオシャレ狙い感もあり。私の大好きなアングラ感もあり。

けど、一言で表すなら、単にアクションをムダに詰め込んだだけの薄っぺらい作品。残念。


ま。

俳優さん達の演技は楽しめたんで。良しとするか。