鎌倉散策 令和四年八月の鎌倉の行事 | 鎌倉歳時記

鎌倉歳時記

定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 鎌倉でも暑い日が続き、海風の湿度の高い風が吹き、より暑さを感じさせる。しかし、私の住む北鎌倉周辺では、夜八時を過ぎると気温は二十七八度ほどに下がり、扇風機で十分な温度になる。就寝時は二時間ほどのタイマーを掛けると朝まで暑さを感じることなく十分に眠ることが出来る。

 

(写真:鎌倉 鶴岡八幡宮ぼんぼり祭り)

 毎週木曜日は、鎌倉市中の行きつけの飲み屋さんに行き、毎日の自炊から解放される。鶴岡八幡宮裏でバスを降り、八幡宮を参詣して若宮大路を下り、本屋によってからお店に行く。八幡宮でも若宮大路でも何時もより人出は少ない感じがした。鎌倉駅周辺も人出は若干すくないようで、御成通のお店に夕方五時に入る。店長は、先週からかなりお客さんは減ったと言う。過去最大のコロナ感染者数が出ている中当然だと思いマスク会食をおこたらない。非常事態宣言や蔓延防止措置法が出ていれば救済金など出るが、今回は何もないため客足が減ると維持管理費や仕入れ等でかなりの負担となるとの事。本当に難しい問題であるが、感染者が増加すれば重篤者もやがて増加し使者も増加していく、また死者も増加し三日連続百人を超えた。このままの増加の推移をたどると八月は四千五百人の使者に達するかもしれない。私が一番気になる事は、感染者の増加に伴い変異ウィルスの発生である。感染力と毒性が強いウィルスが発生すれば、ワクチンの開発が間に合わず、イタチごっこになってしまう。政府は今後の対策を示せず、個人の感染対策のみを唱えているがそれでよいのだろうか。個人個人で感染症対策を行い、また熱中症には気を付けながら鎌倉の行事を楽しんでいただきたいと思う。

  

(写真:鎌倉 鶴岡八幡宮ぼんぼり祭り)

 鶴岡八幡宮では八月六日から九日に行われる行事と共に鎌倉在住、または鎌倉にゆかりのある著名人の書画がぼんぼりに仕立てられ参道に明かりが灯される。鎌倉での最大の風物詩である。

・八月六日、夏越祭が十五時から実施される (立秋の前日)。夏の邪気を祓う神事が源氏池のほとりで行われた後、参道で「茅の輪くぐり」を行い、健康を祈願する。舞殿では巫女により「夏越の舞」が奉納される。

・八月七日、立秋祭が十七時から行われる(立秋の日)。夏の無事を感謝し、実りの秋の訪れを奉告する昭和二十五年より始められたお祭りで、ご神前には神域で育まれた鈴虫が供えられる。

・八月九日、実朝祭が御前十時から実施される(場所:八幡宮境内の白幡神社)。源実朝公の誕生日に執り行うお祭りで、昭和十七年より始められた。実朝公の遺徳を偲ぶとともに、和歌、文芸に優れた実朝公にちなみ、例年、短歌会が催される。 鶴岡八幡宮 社務所 TEL:0467-22-0315

 

(写真:鎌倉 覚園寺)

・八月十日金曜日、黒地蔵縁日が覚園寺で行われる。コロナ過以前は深夜零時から行われた行事であり、暗闇の中で幻想的な明かりがともり読経が響く幽玄な行事である。昨年から十日午前六時から正午までの間となった。黒地蔵尊にこの世を旅立った生命の冥福と、今生きている私たちの幸せを祈る施餓鬼会法要が行われ、境内に絶え間なく慰霊の読経が響き、だれもが参詣できる。黒地蔵の由来は、地獄の亡者を救うため鬼に替わり火を焚いたため体が黒くすすけたと言い伝えられ、地蔵の慈悲深さを物語る。鎌倉のお盆は円応寺から始まり、覚園寺で終わると言う。拝観料の五百円が必要となる。

 

(写真:長谷寺)

・八月十日、長谷寺、安養院、杉本寺で四万六千日詣りが行われる。

観音菩薩をお参りする縁日で、この日に観音様をお参りすると、四万六千日間お参りしたのと同じご利益を授かると言われている縁日である。

【長谷寺(長谷観音)】当日のみ午前四時から午前八時まで拝観無料 TEL:0467-22-6300
【安養院(田代観音)】当日のみ午前五時から午前九時まで拝観無料 TEL:0467-22-0806

【杉本寺(杉本観音)】当日のみ午前四時から午後四時まで拝観無料 TEL:0467-22-3463

 

(写真:鎌倉 青蓮寺 )

・八月十六日 鎖大師御開帳 青蓮寺

鎖大師の名で親しまれているご本尊の弘法大師(国重文)を御開帳される。本尊木造弘法大師坐像は鎌倉末期の作で鎌倉に四体ある写実的裸形彫刻の一つである。弘仁七年(816)高野山金剛峰寺創建にあたって、弘法大師自らが等身大の像を作り嵯峨天皇に奉献したと伝わり、元々鶴岡八幡宮寺に安置されていたが明治の神仏分離令により、高野山真言宗の青蓮寺に移された。

十一時~十五時(途中法要の時間がある) TEL:0467-31-1352

 

(写真:鎌倉宮)

・八月二十日鎌倉宮宵宮祭。 鎌倉宮で最も重要な神事で御最新の護良親王の御薧去の日が八月二十日であるため例大祭が二十日に定められた。十九日、例祭前夜祭。二十一日、後鎮祭が行われる。

TEL0467-22-0318

・八月二十三日・二十四日 建長寺で開山忌が行われる開山増を報道に遷し、万人講施餓鬼が行われる。見学等詳細不明。

 

(写真:鎌倉 建長寺)