鎌倉散策 二回目のコロナワクチン接種 | 鎌倉歳時記

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定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 連日鎌倉は、気温三十一度から三十三度の日が続く。鎌倉市中は海からの湿度が加わり、日中の体感温度はそれ以上である。しかし夜になると海風が流れ少し涼しくなった気分になる。私の住んでいる北鎌倉の山崎周辺は、鎌倉市中より一度ぐらいは気温が低く、住居にいるときは扇風機で対応でき夕飯の二時間ぐらいクーラーをかけ、その後は扇風機で十分である。夜寝るときは、ベランダのガラス戸以外は網戸にして遮光カーテンをすれば扇風機のタイマーを一時間ぐらいで、ぐっすり眠ることができる。大阪の家では家にいる際は一日中クーラーが必要であるが、鎌倉は過ごし易い。今日五日は、大阪、京都では三十八度を超えるとの予想だった。関西の暑さは、風がない分、酷暑が連日続く。しかし、神戸は海風が入り、日中大阪より一・二度低い。六甲の山がすぐ後ろにそびえている分、夜になると涼しく感じる。少し場所を変えるだけで違う。

 

(写真:大阪 天神祭りの花火)

 八月四日水曜日は、禁酒日で、大望の二回目のコロナワクチン接種の日である。一回目の接種後副反応に接種部位の疼痛、その夜の悪寒、そして次の日まで頭痛が続いた。副反応が二回目の方が多く出る傾向があるため少し恐怖感はあるが、接種することで感染しにくくなり、感染した場合自身の重症化を防ぐこともできる。そして何より他の人へのうつすリスクを下げることができる。これはワクチンの中和抗体により感染を抑え、感染してもウイルスの増殖を抑えることができるためである。

 

(写真:鎌倉市大船 黙仙寺大船観音)

 二回目の接種は、基本的には三週間後の一回目と同じ時間である。二時半の予約接種になるので、一回目と同じように一時四十五分に出たに出た。接種会場の鎌倉武道館まで徒歩で十五分、気温三十二度の中をなるべく日陰を探して歩き、途中自販機でスポーツドリンクを買った。武道館へ向かう途中大船観音が見えることに気づきながら歩いた。武道館に着くと今回は、玄関横の屋外で屋根のあるところに椅子が並べられそこで待たされた。時間がかかるかと思ったが案外短時間で二階の受付に行くことができ、一回目より早く接種ができた。鎌倉で接種が開始されてから二か月少し経過し、無駄を省きながら関係者の人も慣れてきたのだろう。接種場所に行き問診でお医者さんから一回目の副反応の様子を聞かれ、接種部位の疼痛、その夜の悪寒、翌日までの頭痛を言うと。二回目の接種の方が副反応は多く出る傾向があるので気を付けて下さいと言われ、三十八度以上の発熱した場合は解熱鎮痛剤を飲んでくださいと言われた。今回は接種後十五分の経過観察で終わり、武道館を後にした。その日の寝るころには副反応は接種部位の痛みだけだった。翌朝、何もなく起きることができて、ほっとした。

 

(写真:鎌倉 武道館)

 二回目のワクチンを接種できたが中和抗体ができるまで十日から十四日かかる。そしてそれですべてが終わったわけではなく、継続して、今まで通り感染症対策は必要になる。自身を守り、他人も守ることだ。

 SNSで今回のワクチンは製造期間が短く何が起こるかわからないため接種したくないという若い人が多いようだが、今回のメッセンジャーRNAワクチンの技術はエイズウイルスワクチンやエボラ出血熱のワクチンとして技術開発が進んでいたため、その技術が応用された結果、短期間で開発された。欧米ではARDS、エボラ出血熱などに対し脅威を感じていたからで、従来の不活化ワクチンや生ワクチンよりも効果が期待できたのは、その技術がターゲットとしているのはウイルスの受容体のみである事を認識しなければならない。従来の不活化ワクチンや生ワクチンよりもむしろ標的が限られていると考えられるからである。