七月十四日水曜日の十四時半からコロナウイルスワクチンの接種を受けることができきた。
六月十六日、夜九時に鎌倉市のコロナ感染症ワクチンのサイトで基礎疾患患者の十八歳から五十九歳の事前受付が始まったと掲載が出て驚いた。接種スケジュールは医療従事者、高齢者、基礎疾患を有する人、高齢者施設等の従事者そして年齢順に一般の人々に移行することが決まっていたからだ。それでは六十四歳から六十歳までの基礎疾患を持つ者はどうするのか発表がない。現在十六日の掲載内容は削除されて発表経緯がわからなくされている。私も膠原病で免疫抑制剤を飲んでいるため基礎疾患を有する人間であるので一日も早く接種を希望する人間の一人であった。十七日、市の広報やワクチンの問い合わせ番号に電話を掛けるが全くつながらない。苦情連絡が多かったのだろう。そして翌十八日のサイトで六十四歳から六十歳の方は七月初旬から中旬にかけて接種券が配布されるの、もうしばらくお待ち下しと掲載された。掲載の順番が違うだろう。何か世の中から見捨てられた気分であった。その後六月六日に接種券が配送され、届き次第予約できると掲載される。
自分なりに感染症対策は、かなり注意しながら実施してきたつもりであり、ワクチン接種が待ち遠しかった。鎌倉市の人口は令和三年(2021)六月一日現在で172919人であり、年次は一年違うが令和二年数値では、総人口は172293人である。0歳から14歳までの人口が19690人、六十五歳以上の人口は53517人で高齢化が進んでいる。Googleで七月十一日ワクチンを一回以上摂取した人口比は29.8%。必要回数ワクチン接種完了人口比は17.9%である。神奈川県全体での接種率は全く同じ推移をしている。東京も大阪も接種率は全く同じ推移をしており不思議に思う。NHKニュース防災では六十五歳以上の高齢者接種の割合(一回目)神奈川79.52%で25位。東京77.18%で35位。大阪69.93%で47位の最下位であった。六十五歳以上の高齢者接種の割合(二回目)。神奈川は47.39%で36位。東京は51.91%で26位。大阪は46.27%で39位である。職域接種が進められ接種券を持参していない人が受けることにより、その人数が統計上入っているのかが不明である。ニュースで東京の区により接種の進行が速いような報道もされており接種券の若者の発送も進められているようだ。大型接種会場の利用により接種券があればモデルナのワクチンも打てるが、大型接種会場は八月中には終了するようである。また鎌倉市では六十五歳以上の高齢者は七月中に接種を完了するとしている。
現在、ワクチンが無いという状況が報道されているが、国の人口比率に応じた発送計画によりファイザー製ワクチンが地方自治体に送られており、ワクチンが供給されないというのは、その計画以上に接種が進んだとされ、開業医等の施設・かかりつけ医の接種が急激に増えた分、地方時自治体が在庫を憂慮し精査した結果、自治体自身が運営する接種会場分を優先したために、他の接種施設での供給不足になったと考える。鎌倉市の場合、高齢者の接種の予約方法の連絡不足等で当初遅れ、接種スケジュールを逸脱したようなサイト掲載などあったが、その後、順調に接種が行われているようで十月から十一月には接種者が70%に達する見込みである。
私自身、母の一周忌で大阪に帰り七月四日に鎌倉に戻ってきた。ワクチン接種券が六日発想と言う事で七日の午前中に届きスマートホンでラインによる予約をした。ラインの掲示の通り進めば接種番号を入力すると住所、氏名、生年月日を入れると予約可能日がカレンダー方式で掲載される。七月十二日、十三日、十四日と開いており、十二日が月一の膠原病の検診の日であるため、また水曜日が禁酒日なので十四日をクリックすると予約時間が表示され、午後二時半が開いていたので、その日にした。
当日、あらかじめ予診票は記載していたが当日の体温は空欄にし、測定して36.1度と記入し会場に向かった。会場は住居から徒歩で十五分ほどの鎌倉武道館、中に入るのは初めてである。二十分ほど早く着き、武道館入り口で予約時間を言うと整理券をいただいた。二階に受付の大きな部屋で十分強待つ。整理券番号が呼ばれ受付を済ませ予診票を提示し、別のワクチン接種する部屋に行く。流れ作業で、お医者さんと打ち手の看護師さんが居る急ごしらえの段ボールで区切られた所に入り、問診が始まる。注射・薬等のアレルギーは無いが、問診表に食物アレルギーの記載があったので、その欄に「桃」と記載しておいた。桃による食物アレルギーで紅潮・赤班・嘔吐と二度気道閉塞まで起こしているためである。小さいとき夏になると桃が大好きで食べ過ぎ、高校生の時に発症した。一度目は何原因なのか解らず対処療法で事なきを得たが、何を食べたのか医師に聞かれ、あれこれと言ってその中に桃が含まれていた。二度目は桃を食べた後すぐに症状が現れ這うように医院に行き治療してもらった。その後、毛のある果物のキューイなども食べるのが恐ろしい。話がずれてしまい申し訳ございません。話を元に戻します。ワクチン接種後、通常十五分の経過観察が、桃アレルギーのため三十分と言われ、看護師さんにワクチンを打ってもらった。本当にゲージ細いため(針の太さ)ほとんど蚊に刺されたようなものだった。そして、次の接種日予約が行われ、経過観察の場所に移動し三十分後に武道館を出た。待ち時間が様々だと思うので、熱中症対策として扇子や飲み物を持っていくのもいいかもしれない。鎌倉市武道館は土足禁止であるためスリッパ持参されている方が半数近くいた。
娘と妻は一様医療従事者として六月初旬にワクチンを打ったが、一回目はどうもなかったが、二回目、娘が三十八度ほど熱を出し仕事を休んだという。妻は痛みだけだったようで、若い女性の方が副反応は出やすいようだが、男性もまれにみられるとの事だ。発熱以外の他の副反応は接種部位の疼痛・倦怠感・頭痛・筋肉痛・関節痛・悪寒がみられるが一日から三日までで解消されている。副反応は年齢の低い方に出やすい傾向があり、この副反応は、免疫ができる過程で体内に確実に免疫ができる工程であると言われている。私の場合、その日は禁酒日なので酒は飲まず、シャワーを浴び寝るころに少し痛みが出てきた。就寝後寝返りの際に痛みを感じて少し辛い状態になる。朝方に悪寒を感じ、これが副反応と思いながら布団を首元までかぶり冬のようにして眠った。朝起きて、食事をして散歩に行き、ブログ配信をしている間にほとんど症状は無くなった。二回目の接種の方が副反応の発生率は高いと言われている。発熱や痛みの際、アセトアミノフェンがよいとされカロナールなどが知られているが、正直言って効果は緩やかであり妊婦さんや腎臓疾患患者さんには推奨されている。アメリカや日本においてもNSAIDs含む解熱鎮痛剤も使用してよいとされバファリン、イブプロフェン、ロキソニン、セデス等がよく知られている。慢性疾患・基礎疾患を持つ人は月に一度はかかりつけ医に行かれることが多いので事前に医師に相談されると良いと思う。
ワクチンはコロナウイルス感染症のゲームチェンジャーになると思われるが、いかに早期に人口の70%以上接種することで、コロナウイルス感染症の発症を防ぎ、感染しても重症化を防ぎ、ウイルスの発生数も減少されるというデータがある。それら事でウイルスの変異をも抑えることができる。二回の接種が終わってもすべてが解決されるわけではなく、ある程度の期間は従来の感染症対策が必要である。しかし、ゴールが見えてきたことは本当にうれしく思う。