鎌倉散策 令和三年六月の鎌倉の行事 | 鎌倉歳時記

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定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 

 関東甲信越地方は、まだ梅雨入り宣言が出されず、中部、近畿地方以南は、すでに五月に梅雨入り宣言が出された。鎌倉は梅雨っぽい曇天の天気が続き、一日の間に雨が一時的に降る日も多く、また空に晴れ間が見える日もある。関東の気象庁が梅雨入りを出しそびれた模様だ。例年は六月十日前後に梅雨入りする。焦る必要もないが、やはり落ち着かず、一番よい季節を逃したようで、もったいなく思ってしまう。これも異常気象が原因だろう。

 

 六月の鎌倉の行事は、それほど多くない。蔓延防止等予防措置法が鎌倉に出ており、延長されている。鎌倉のお店は時短とアルコール等の提供ができない状態であり、また、例年の行事も中止が多い。とりあえず例年の行事を記載させていただく。

・六月一日から十二日まで金沢街道の十二所の稱名寺でホタル観賞会が行われる。境内が解放され蛍が鑑賞できる。雨天中止、午後九時まで開門。称名寺(今泉四丁目)☏0464-45-1774

 

・六月六日、葛原岡神社で葛原岡神社例祭が行われる。由比ガ浜一帯の鎮守社であり、葛原岡神社は、明治になり創建されたため、起源は新しい。明治以前は、まだ海岸線で、共同墓地等も存在し、明治に入り、海水浴が健康に良いという理由で、避暑を過ごすためこの辺りに別荘が立ち並んだ。そして、由比ガ浜一帯の鎮守社として定められた。第一日曜日に神輿が出て氏子が由比ガ浜、佐助一帯を回る。葛原岡神社での例祭は関係者のみ行われるようで、神輿の行幸は中止との事である。

 

・六月上旬に鶴岡八幡宮で蛍北条祭が行われ、境内の柳原池の畔で神職により蛍が放生される。「蛍北条祭は蛍の生育と放生を通じて豊かなと生命の尊とを思い、その中で生きる私たちをお護りくださる神々の感謝の気持ちを伝えるお祭りである。本年は蛍の一般公開は行われない。

・六月十三日、五社神社例祭、材木座の氏神である五社神社は町内の五社が合祀されたことから五社神社とされる。前日の土曜日には神楽一基で、トラックで行幸。十三日午前十時から例祭を執り行われる。令和三年は関係者のみで、執り行われる。御朱印等は、密を避けるため、五月二十九日から頂ける。

・六月二十八日、由比ガ浜海岸ほかで、海開きが行われ海岸に祭壇を設け、神職によりお祓いの後、巫女による米が奉納される。今年度も中止。

 

・六月三十日、鶴岡八幡宮・鎌倉宮で大祓式が行われる。半年の罪や汚れを祓い清め無病息災を祈念する。鶴岡八幡宮では十一時、十三時、十五時、十七時に行われ、十七時の大祓いが主体である。

鶴岡八幡宮 ☏0467-22-0315

 

 コロナ感染症の影響及び蔓延防止等予防措置法により行事の開催の変更があるため、ご容赦ください。五月二十九日、に久しぶりに鎌倉市中を散策しました。鎌倉駅や小町通は、あいにく人出が多く、バスでは大きな声で話す人が目立ちました。市中の寺院等は人が少なく散策には、よいと思われます。しかし移動手段による電車・バス等の感染対策は十分気を付けてください。ワクチン接種まで、後もう少しです。日常生活がもとに戻るよう願いたいものです。