鎌倉散策 令和三年五月、鎌倉の行事 | 鎌倉歳時記

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定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 新緑に包まれ始めた五月。本来ならばゴールデンウイークにより鎌倉で多くの祭礼及び催し物が開催されるが、残念ながらコロナウイルスの感染増加により、中止になる事が多い。とりあえず令和三年五月の鎌倉の行事を記載させて頂く。開催される行事への参加の際は、くれぐれも感染対策を行って自身をお守りください。また、感染症増加に伴い変更中止になる場合もありますので、行事に参加される方は、主催者先に確認していただきたくお願いします。

 

・四月二十九日から五月五日、建長寺で宝物特別公開並びに特別御朱印授与が行われる。開催時間は八時三十分から十六時三十分。宝勿展示内容は開山蘭渓道隆像、円鑑、孟宗竹林図、龍王図。特別御朱印は、開山『大覚禅師』、円鑑由来『聖観世音』二首の特別御朱印を知客寮(台玄関上がって正面にて授与される。※上記期間中は通常の御朱印も知客寮での受付となる。そして、新型コロナウイルス感染症拡大状況により変更中止になる場合もあるとしている。(建長寺ホームページより)

 

・五月一日から五月五日、円覚寺、塔頭舎利殿 国宝舎利殿特別公開 時間は九時から十三時半最終日は十五時で終了。(円覚寺ホームページより)

 

・五月五日、草鹿神事(鎌倉宮) 源頼朝が富士の巻狩(まきがり)を催した際に草を束ねて鹿の形を作り、稽古したのが起源である。烏帽子、直垂姿の射手が候言葉を交わしながら、古式にのっとり、鹿の形をした的に向かって矢を放つ。例年五月五日開催 ※2021年度は開催中止となりました。(鎌倉宮ホームページより)

  

・五月五日、菖蒲祭(鶴岡八幡宮) 「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも言われており、菖蒲には古来より不浄を払い、邪気を避ける作用があるとされる。菖蒲を門に掛けたり菖蒲湯に入ったりして邪気を払う風習があった。また、菖蒲=尚武(武士を尊ぶ)ということから、武将たちが好んで甲冑の模様に用いたことで男子の健やかな成長を願う大切な行事とされる。当日は舞殿において神事が執り行われ、舞楽の奉納があり、この日は、子供の成長を祈る日であるとともに、お年寄りに対する敬慕の念を抱いてもらう日として、鶴岡八幡宮の敬老会の日でもある。※2021年度は雅楽奉納及び敬老会は実施しません。五月五日(水曜日・祝日)十三時~  鶴岡八幡宮 舞殿(雪ノ下2丁目)Tel:0467-22-0315 (鎌倉観光協会 春の行事より)

 

・五月十六日から 鎌倉文学館 バラまつり

鎌倉文学館庭園の南側に六百平方メートル近いバラ園にて、鎌倉ゆかりの名前が付いた「鎌倉」「静の舞」「流鏑馬」「星月夜」といったバラから、フランスやドイツ、約二百種二百五十株が楽しめる。春のバラは五月中旬から六月下旬、秋のバラは十月中旬から十一月月下旬が見頃で、バラの見ごろにあわせて春はバラまつり、秋は鎌倉文学館フェスティバルを開催し、ガーデンコンサートやバラに関するイベント、朗読イベントを行なわれる。《バラまつり》令和三年五月十一日(火曜日)~六月十三日(日曜日) ※期間中、休館日はありません。鎌倉文学館 鎌倉文学館(長谷1丁目) Tel0467-23-3911(鎌倉観光協会 春の行事より)

 

 

・五月十六日、かまくら「長谷の市」

「長谷の市」は、鎌倉長谷の門前商店街が中心となる長谷地域のイベントであり、年二回、五月と十月の第三日曜日に開催している。フリーマーケットや屋台、朝市、イベントステージ、スタンプラリーなどが楽しめ、僧門と商人と住民の三位が一体となって、魅力ある現代の門前町造りを目指して取り組み、長谷・鎌倉の班絵を創造するお祭。*今年は長谷寺千三百年記念特別回のため、光則寺などでの朝市、フリーマーケット、スタンプラリーは実施しません。雨天中止 九時~十六時 長谷寺千三百年記念特別回 

1) 長谷寺会場 九時~十六時(入山料有) 長谷寺入山料、四百円(長谷地区、坂の下地区の自治会員に無料入山券配布)。ハンドメイド・クラフトワーク物販エリア(約二十店舗出店)
2) 朝市 八時~十一時(入場無料)。長谷寺第ニ駐車場(長谷寺参道)にて地域の飲食店を中心としたお持ち帰りフードエリア(約十六店舗出店) 主催:長谷三商店会連合「長谷の市」実行委員会 Tel:090-3910-3772(田崎)(鎌倉観光協会 春の行事より)

・五月第三日曜日十六日 秋葉三尺大権現祭

光明寺で防災の神様として古くから信仰されている祭であり、今年は十一月十八日に変更。

 

・五月二十二日、徳崇大権現会・大般若経転読会(宝戒寺)

鎌倉幕府最高権力者であった北条高時公が自刃し鎌倉幕府が滅亡した五月二十二日に、北条氏鎮魂のため、徳崇大権現としてお祀りされている御神像を権現堂から本堂にお迎えして大般若経を転読し、歌舞音曲が奉納される。大般若経の正式名称は「大般若波羅蜜多経」といい、三蔵法師玄奘がインドから持ち帰った経典を翻訳したもので600巻にも及ぶ。この大般若経を流し読むことを「転読」といい、舞うように流し読みされた経典の風に当たると、大変ご功徳があるともいわれる。日時:令和三年年五月二十二日(土曜日)十三時~ 宝戒寺 鎌倉市小町3-5-22 TEL:0467-22-5512。

(鎌倉観光協会 春の行事より)

・五月二十五日、鎌倉ビーチフェスタ(由比ガ浜海岸)・鎌倉市民カーニバル 

フラダンス、ビーチライブ等のステージイベントの他、砂像の制作、お子様ゲームコーナー、模擬店・飲食店など2日間にわたって開催される。鎌倉市民カーニバルは由比ヶ浜海岸で開催される「鎌倉ビーチフェスタ」との同時開催イベントで模擬店などが中心のフェスティバルと二日目の鎌倉市役所から鎌倉海浜公園までの鎌倉の歴史と文化がテーマの仮装パレードとで構成される。
*令和3年5月開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、令和三年度の開催は昨年同様中止となりました。由比ヶ浜海岸 鎌倉ビーチフェスフェスタ実行委員会 Tel:0467-23-2561(鎌倉商工会議所内)(鎌倉観光協会 春の行事より)

 

・五月二十八日、白旗神社例祭(鶴岡八幡宮)

白旗神社は若宮の東側にあり、源頼朝公・実朝公が祭られ、御社殿は黒漆極彩色、唐破風向拝の柱は漆塗りでとても美しい建物である。白旗社については、社伝によると正治二年(1200)五月、頼朝公が白旗大明神の勅号を賜ったことを受けて妻の政子が創建し、頼家が造立したと伝えられていいる。白旗神社の例祭は、五月二十八日十時より執り行われますが、この頃は気候も良く参拝者は鎌倉市内だけではなく、遠方からも来られ、賑々しく斎行されます。鶴岡八幡宮 鶴岡八幡宮(雪ノ下二丁目) Tel:0467-22-0315(鎌倉観光協会 春の行事より)

 

・五月二十八日、建長寺 茶筅供養が行われる。安土桃山時代に千利休により侘び寂の文化を取り入れた茶道が確立されたが、日本における臨済宗の祖とされる栄西が中国から茶の種を持ち帰り日本に伝え『喫茶養生記』を記している。当初茶は薬として用いられ、鎌倉幕府三代将軍源実朝に献呈された。茶と禅は関係が深く、茶道の根源は禅ともいわれている。建長寺の修行道場の西来庵(非公開)の参道を抜けた墓地には千利休に学んだ七哲の一人織田信長の弟、織田有楽齋の墓と伝わる五輪塔がある。実際は有楽齋の孫の、織田三郎長好の墓とされる。また建長寺唐門前の一角に茶筅塚と茶碗塚がある。その塚の前で茶筅供養が行われ、供養される使い古した茶筅を燻香し、官長、和尚、参列者の順に茶筅が焚き上げられる。そして大坼(おおたく)を合図に経が読まれる。また、境内各箇所に設けられた各流派の茶席で呈茶をいただける。今年は実施されるか不明である。追補:五月一日に建長寺に行き聞くと、関係者のみで一般参加は中止との事。

 

・吉屋信子記念館 一般公開 令和三年度の一般公開はコロナウイルス感染症の拡大の為、中止。

・旧川喜多邸別邸(旧和辻邸) 一般公開 《施設(建物内部公開)》 「春」四月:一般公開中止。 五月:一日から五日(水・祝)十時~十六時。