鎌倉散策 夫婦池公園(めおといけこうえん) | 鎌倉歳時記

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定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 

 平成二十一年四月に開園された新しい公園であるが、鎌倉の西にある森の貴重な野鳥、昆虫、草花の保全を第一に木材、自然石を使用して造られた。上池、下池を有し、昔は笛田・梶原の農業用水として作られたと言う。葦の群生、イワボタン、ツリフネソウ、ハンゲショウなどが自生しカワセミ等の野鳥が生息する。

 

 

 JR鎌倉駅東口から「鎌倉山行き」「諏訪ガ谷循環」「江の島行き」鎌倉山経由大船駅行き」バスで若松又は見晴で下車、徒歩五分。鎌倉山記から入るコースは夫婦池まで徒歩十五分ほど。上池、下池を通り水辺の散歩道を歩き防空護跡を散策する園内行程は小一時間でめぐる事が出来る。また、鎌倉神社、夫婦池公園、三島神社、仏行寺と歩くハイキングもお勧めだ。

 

 

 防空壕跡は鎌倉中央図書館近代史資料収集室・CPCの会、著の公園案内板を記載させて頂きます。

「太平洋戦争当時 (1941年「昭和16年」から1945年「昭和20年」)彫られたと推定される、横穴が数か所存在しています。この横穴に関する公文書・資料などは、現在のところ確認されていませんが、当時を知る方々の話や現地調査の結果などを編集した鎌倉中央図書館・CPCの会「鎌倉・太平洋戦争の痕跡」によると、園内には数か所の防空壕が存在したようです。現在は、土砂儒ずれなどにより入り口部分の存在が確認できない状況となっています。このうち、現在地、正面(池の上にある横穴、網をかぶせてある部分)の防空壕跡については、夫婦池の下池に流れ込む貴重な水源都市整備を行いました。又、現在地、左奥のフェンス内の鎌倉山側に一箇所、防空壕の入り口が確認できるように整備を行いました。名を散策中に横穴の痕跡を発見しても、園路から外れて探索などを行うことは、大変危険なため禁止していますので、ご協力をお願いします」

 

 

 自粛に飽き、身体も動かすことも大事と思い。晴天の、散歩がてらに来てよかった。住居の近くも緑にあふれているが、葦の群生に囲まれた池の風景はまた格別であった。そして、三嶋神社に向かう。