鎌倉散策 小暑 鷹乃学をならう | 鎌倉歳時記

鎌倉歳時記

定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

  鷹のひなが、飛び方を覚えるころ。巣立ちし獲物を捕らえ一人前になっていきます。

今年は七月十七日から二十一日で、本来なら梅雨も明けておかしくない時期ですが、毎日が曇りと雨。もうとっくに飽き飽きしていた頃、行合祭を楽しみにすごしていました。行合祭当日、午前九時に奈良の先生から、「二泊三日で鎌倉に行ってもいいか」と電話が入った。すでに七十三歳で妻の勤める医療法人の前理事長で、お医者さんです。現在はその職を辞して、週三回で半日の診療をされて、あとは自分の好きな花いじり(耳鼻咽喉科の先生です)や旅行をして楽しんでおられます。

私が大学を卒業し、製薬会社に入って、2年目で開院されました。当初は仕事がらみのお付き合い。それから先生は医院の従業員を大切にされ、年四回ほどリクリエーションで一泊二日の季節に応じた旅行を企画され、そのほとんど私が企画立案し、手配することで弟のように可愛がっていただいた先生でした。開院二年目の秋に栗拾いを企画し、私は栗の変わりに妻を拾って結婚し、その後は親戚のような家族付き合いになりました。

 私は漱石が好きで「こころ」はその中でも一番好きな作品です。高校時代に人生の先生に巡り合うことに憧れを持ち、熱望していました。しかし、この先生は少し「こころ」の先生とは違い、いつもみんなを楽しませてくれました。大阪の繁華街の北新地ではすごくご馳走になり、飲み食いの楽しみも教えてもらい、一緒に数十回海外旅行にも行きました。社会人なり立ての私に、たくさん学ばせていただき、また、私の人生の中で一番存在感が大きい方です。その先生から電話があれば、断れるはずがなく、大船に午後三時に来てもらい、迎えに行くことになりました。

 鎌倉には一度来たことがあるとの事でしたが、昔で鶴岡八幡宮と高徳院の大仏様ぐらいしか記憶にないとの事です。さて、本日三時から二泊三日の行程をどうするか、皆さまでしたらどこに食べに連れていき、どこを案内されるでしょうか。いろいろ考えた末、私は、本日の夕食は小町通りの雰囲気を少し味わうことができるので、小町通りの行きつけの割烹居酒屋、そしてBar。次の日は朝九時過ぎに住居を出車で二階堂の覚園寺と大塔宮。そして雷亭に行こうと考えましたが一週間の休みの期間で、由比ヶ浜の松原庵にしました。その後疲れないようにドライブ感覚で国道123号を走り、住居に帰り休憩、夜は若宮大路の中華、山下飯店に決めました。最終日の昼には稲村ケ崎のタベルナ・ロンディーノに行く予定で調整。

 今の私の鎌倉での生活を見て頂きました。次回は二泊三日のお話しを続けさせていただきます。