鎌倉散策 行合祭 | 鎌倉歳時記

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定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

  前回、前々回と、山ノ内の八雲神社と山崎の北野神社の云われについて記載させていただきました。今年は「行合祭」は7月21日に行われ、行合祭について今回、述べさせていただきます。

行合祭は出合い神事と言う神事で、御霊神社神職により出会いの神事が行われます。山ノ内の八雲神社が男の神様で山崎北野神社神輿が女の神様が、神輿渡御の例祭の最終日に、二基の神輿が山ノ内界隈をねり歩く、出合い神事です。山崎八雲神社神輿渡御のかつぎ手衆は、懐妊の兆しを表す、腹帯のさらしを巻いて出合う。

 私の住居のすぐそばの山崎集会所の横に神輿が保存されており、行程表が記載されていた。

山崎八雲神社神輿渡御 山ノ内コース

山崎集会所(13時)―台神明神社―光照寺入口―北鎌倉―天皇屋敷(出合い神事)

町内コース

北野神社―下谷戸―中谷戸―上谷戸―集会所―神殿十九時に納められ、祭禮は終了。

 山之内はもともと鎌倉時代から山ノ内荘として明記され、山崎はもともと洲崎(現在の寺分、梶原、山崎、上町)と呼ばれていたらしく、室町期に山崎郷として明記されている。いつから隣の村同士がこの様な行事をするようになったかは調べ切れていません。また、山崎八雲神社神輿渡御のかつぎ手衆の半被に山崎八雲神社神と書かれています。当日、若い神官の人にも山崎八雲神社神の事を聞いてみましたが、北野神社の場所を指され、天神山の北野神社の事ですかと質問すると、間違いに気が付かれたようで、昔に集会所の奥の方に祠があり配社になったことで神輿だけ保存されているとの事を言われました。また、台神明神社が渡御の休憩場所になるため交通整理等をされる町内会の三・四名方々にも聞きましたが、山崎八雲神社を北野神社の事を指され、よく解らないとの事でした。真実はどうであれ、このように隣の町と合同で行われるお祭りは今後も残していただきたいお祭りだと感じました。北野神社で記載させて頂いた無いようで、北野神社に岩瀬村の五所明神に祀られていた牛頭天王が合祀されたことで、八雲神社の祭神が牛頭天王で素戔嗚命であるため山崎八雲神社として行合祭が行われているようだ。

 この日の行合祭に13時から終了まで立ち会うつもりでした。しかし、その日の9時過ぎに昔からお世話になっている先生が急遽、奈良から二泊三日の行程で、そして今から鎌倉に来たいとの電話が入り、午後三時くらいに大船に着く予定で来てもらうことにしました。行合祭は台の神明神社で見送りました。また来年楽しみにさせてもらいたいと思います。またこの先生について述べさせていただきたいと思います。