鎌倉散策 引っ越し2 | 鎌倉歳時記

鎌倉歳時記

定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 翌朝、小鳥のさえずりで目が覚めた。

大阪でも自宅のマンションは公開地公園型マンションで、緑が多く小鳥のさえずりや、春になるとうぐいすの鳴き声も聞こえる。

しかし、こんなに近くで聞くことは珍しい。

これから毎朝、目覚まし時計に管理されることなく、小鳥のさえずりで目を覚ます毎日がやって来る。

心が落ち着く。窓を開けると竹林の笹の葉が風の流れを感じさせてくる。時間がゆっくりと流れていく。

妻も「いいところを見つけたね」と朝のひと時を過ごした。

妻に言わせると鳩の鳴き声は公害だが、小鳥のさえずりは心地よいとの事だ。

マンションに住むと鳩に居座られるとふん公害に悩まされる。ここでは鳩の鳴き声は聞こえない。

 

昨夜は、疲れすぎていたのか、なかなか寝付かれず2時過ぎにやっっと眠ることができた。

気候もちょうどよく、それから6時までぐっすり眠れた。大阪より日の出が15分から20分早い。

その分、冬になれば夜が長くなるだろう。

 

今日は、ニトリのインターネットで購入した物、段ボール、ギターの貨物便が届く。一日があっという間に過ぎるだろ。

簡単な朝食後、いつ来るかわからない荷物を私が待ち、妻は、歩いて10分ほどのモノレールの富士見町のスーパーまで必要なものと昼食を買いに出た。

 

10時にニトリがやって来た。テレビ台、ベッド、一人用リクライニングチェアー、食卓は作業の方に作ってもらう。

机と食器棚は私が作らなければならない。

しかし、三十数年前、妻が結婚式で持って来た、高価な家具が今では大きすぎ、時代遅れの感じだが、安価で、デザインもよく合理的な面、感心する。

使い捨ての時代に何か意義を申し出ていた自分だが、ある程度年数が来て模様替え等することを考えればやはり便利である。

作業も1時間で終わり、次は私が組み立てる番で、やはりプロはすごい。

荷入れから、3台を作り上げるまで1時間、私はデスクと食器棚を作り上げるまで1時間かかった。

 

簡単な昼食後。貨物便が届いた。ギターハードケース入り4本と120サイズ段ボール13個。

やはり私たちのように急な坂道と階段に配達の方は息を切らせていた。

運び込まれた荷物を開け、クローゼットに入れる。

CD,DVD、本は次週ニトリやホームセンターに行きカラーボックスなどで本箱、CDラック、DVDラックを購入する予定でそのままにしておいた。

 

時計を見るともう4時、疲れてへとへと状態(これって大阪弁でしょうか)。

今夜の晩御飯も鎌倉に出て食べることにした。妻が期待していた、行きつけのイタリアレストランに連絡したが土曜日でいっぱい。

どこにしようか考え、私が鎌倉で一番おいしい中華料理店の山下飯店に電話すると予約が取れた。

この店の石焼海鮮焼きそばは絶品である。コースもよいが、慣れてくると好きな前菜と一品物を選ぶのも楽しい。

昼間のシラスチャーハンも最高である。ただ、中華料理は大人数で行かないと食べられる種類が限られてくる。

 

おなかが満腹状態で、明日の朝食のパンと飲み物を買ってアパートに戻る。

道は都会のように明るくなく、家々の灯がうっすらと闇を照らし、静かに時間が漂っていた。

明日は電気製品とCATVの設定に業者が来る。そして妻は朝11時半に大阪に戻る。