トリマガイド,Bosh 10φ用に改良 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 トリマガイドは,2枚の板をずらして貼り合わせ,トリマベースを上の板に沿わせて下の板を切り進めたものです。被加工材の墨の位置に下の板に合わせ,トリマベースを上の板に沿わせて切り進むと,被加工材の墨の位置からビットの幅の溝が彫られます。トリマの種類(異なる型番,異なるメーカーなど)が変わると,トリマベースの端からビットまでの距離が変わるので,下の板を墨の位置に合わせる意味がなくなります。今回,リョービφ8用からBoshφ10用に変更することにしました。後者は前者より,トリマベースの端からビットまでの距離が長くなります。そのため,このままでは下の板を墨の位置に合わせる意味がありません。短くなるのなら,そのトリマで下の板を削ればそれ用になりますが,今回は逆です。

 

 そこで,トリマガイドの下にガイドをはみ出した形で薄合板をネジ留めしました。

 

 薄板は長めにはみ出させてあります。ここでBoshφ10のベースを上の板に沿わせて切削しました。これで,薄板の端が彫られる溝の端に一致するようになりました。