昨年までもそうでしたが,越冬加温ケースは朝,温度が上がりすぎます。加温ケースの東側を二重ガラスにしてあります。そこに朝日が当たり,温度が上がりすぎるのです。温度が30℃近くになると換気ファンが回り,下方より外気を導入するようにしてあります。それでも間に合わず,ガラス越しに日光の当たる温度計は40℃以上にもなってしまいます(見えにくいですが,丸型の温度計が35℃を指しています)。朝起きてから前面のスタイロフォームを外しますが,日の出から外すまでの間,植物に悪影響を与える恐れがあります。
考えてみると二重ガラス面は,日光を取り入れてケース内の温度を上げるために付けたのではありません。夜間,周りをスタイロフォームで囲んでしまうため,内部が見えなくなります。夜間でも内部を観察するために付けたのです。夜間,熱が逃げないよう二重ガラスとしたのです。朝,温度が上がり過ぎる対策として,夏季に遮光ネットとして,二重ガラスパネルの代わりに付けていたパネルを使うことにしました。これまで冬季にはこれを加温ケースの横に収納していました。この遮光ネットパネルの左側に付いている蝶番(夏季に前面パネルを開くようにするために使っていた)をガラスパネルに付けました。遮光ネット越しにも内部を観察できますが,蝶番にすることで開いて内部を観察することも可能になりました。